「俺の命令は天皇陛下の大御心と心得よ!」
私はしたたかに殴られ
地面に倒れ込み
気を失った
ふと気づくと
眼前に
小さな紅い花が咲いていた
それは「いのち」ということ
何十億年前から連綿と受け継がれてきた「いのち」ということ
胸が熱くなり
私は泣いた
だが突然声が聞こえた
「やっと気がついたか?」
私は力なく肯いた
「もう一度言う、核ミサイルの発射ボタンを押せ!」
私は思った
「これは・・・夢だ」と
我が国に核ミサイルなどある訳がない
「私には出来ません!」
そう叫んだ瞬間
幕が開いた
無数の観客たち
彼らが一斉に笑った
「世間知らず!わははは」
娘たちは皆裸だ
私は彼女たちに言い聞かせた
「事実とは、概念図式を用いてなされた、現象に関する、経験的に検証可能な言明です」
娘たちは大笑いした
私はかっとなり
客席にガソリンを撒き散らし
火の点いたマッチ棒を投げ入れた
地響きのように湧き起こる怒号と罵声
私は時間の逆方向へ逃げた
気づくとあの懐かしい駅のプラットホームに立っていた
・・・・・・・・・・・・
(未完)
私はしたたかに殴られ
地面に倒れ込み
気を失った
ふと気づくと
眼前に
小さな紅い花が咲いていた
それは「いのち」ということ
何十億年前から連綿と受け継がれてきた「いのち」ということ
胸が熱くなり
私は泣いた
だが突然声が聞こえた
「やっと気がついたか?」
私は力なく肯いた
「もう一度言う、核ミサイルの発射ボタンを押せ!」
私は思った
「これは・・・夢だ」と
我が国に核ミサイルなどある訳がない
「私には出来ません!」
そう叫んだ瞬間
幕が開いた
無数の観客たち
彼らが一斉に笑った
「世間知らず!わははは」
娘たちは皆裸だ
私は彼女たちに言い聞かせた
「事実とは、概念図式を用いてなされた、現象に関する、経験的に検証可能な言明です」
娘たちは大笑いした
私はかっとなり
客席にガソリンを撒き散らし
火の点いたマッチ棒を投げ入れた
地響きのように湧き起こる怒号と罵声
私は時間の逆方向へ逃げた
気づくとあの懐かしい駅のプラットホームに立っていた
・・・・・・・・・・・・
(未完)
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