kouheiのへそ曲がり日記

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資本主義に殺される

2004-11-11 08:33:00 | 日記
僕は生きたい。
なんとしてでも生きたい。
だが無理だ。
なぜなら日本が資本主義社会だからだ。

資本主義社会では、思想の自由は認められない。
それは僕にとって「死」を意味する。
思想の自由がないところでは、僕は生きていけない。

僕の親父は、資本家である義兄を肥え太らせることに生涯を捧げた。
親父の献身的な労働によって義兄は随分とおいしい思いをした。

だが親父は言う、「お前も会長に感謝しなければイケナイぞ」と。
なんでも、僕が今日まで食ってこれたのも、全て会長のおかげだそうだ。

親父、あんたは乞食か?
あんたが何もしないで給料だけ貰ってきたというのであれば、僕も亡き会長に感謝せずばなるまい。
だが、あんたは倒産した会社を本社が買い取り、その再興を果たさんがためにこの地まで派遣させられて、見事潰れた会社を「一流企業」と呼ばれるほどの会社にしたのではないのか?

親父、あんたは資本主義の下、利潤を追求する毎日を正当化するために、ある宗教の教義を用い、自分の活動をデコレイトしているのだ。

自分自身の血の滲むような努力も、ダレソレのおかげだと思い、感謝しなければならない。
「士農工商」ではないが、商売に何か後ろめたいものを感じているからだ。

幼稚園児の作文のような社是をありがたがるような無知蒙昧な精神構造の持ち主だけが、日本の企業人となれるのだ。

あるデパートの新入社員は、研修後の1時間、剣道をしなければならない。
専務が剣道の選手だったからだ。

日本の会社では、労働力のみならず、心も会社に売り渡さなければならない。
それに僕は耐えられない。
だが多くの若者がそれに耐えられなくなってきているのではないだろうか?

感受性豊かな若者たちよ、このままでは日本的資本主義に殺されるよ。
死ぬつもりで、この社会を変えよう。
社会主義革命は、その輝きを失ってしまったが、ワーク・シェアリングなど、考え様によっては、まだまだ色々あるよ!

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