kouheiのへそ曲がり日記

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生産諸関係に基づかない精神論は無意味

2005-08-19 11:09:00 | 日記
一般的に信仰をもつ人は、マルクス主義を目の敵にする。
なぜならマルクスが「宗教は民衆のアヘンである」と言ったからだ。

だが、この言説は誤った言辞である。
宗教がイデオロギーであるのは、それがマヤカシだからではなく、それが非弁証法的な意識だからである。

宗教は、宇宙とはこんなものである、人間とはこんなものである、真理とはこんなものである等々と、決めつけてしまう。
時間とともに万物は流転する、という弁証法的意識が欠落している。

そこで重要なのは、万物が流転することの根本は、土台(生産諸関係)の変化にあるということである。
土台の変化に伴って、上部構造および社会意識諸形態が変遷していくのである。

土台を無視した精神論は無意味である。
このことは、バブル景気に浮かれていた頃の企業の「文化的言辞や活動」と、現在の家族主義的経営の放棄、リストラの断行等々を比較検討してみれば、誰の目にも明らかであろう。

若人の諸君、土台を無視した精神論など、耳を傾ける必要はありませんぞ。
そんな暇があったら、屁でもこいて、昼寝でもした方がよっぽど有意義である。
P○P研究所とやらがありますな、まったくバカバカしい(笑)