フランス滞在日記

我が家のフランス滞在は今年12月までとなりました。
残りのフランス生活楽しみます。日本との違いなど紹介します。

至れり尽くせり、フランスの幼稚園

2014-09-08 11:24:22 | フランス
ずいぶんお久しぶりです。
日本に帰ってから引っ越しを2度しまして。いや、なかなか日本は忙しいです。


では、ざっとフランスの教育を。

フランスでは、3歳になる年の9月から幼稚園が始まります。(9月~12月生まれの子は3歳になる前から始まることになります。)
幼稚園は、Ecole Maternelle エコールマテルネル と言って、一応?学校です。Ecole が学校の意味。

Ecole Maternnelle PS Petit Section 年少・3歳 
   幼稚園    MS Moyen Section 年中・4歳
          GS Grand Section 年長・5歳

Ecole Primaire CP  Cours préparatoireの略       1年生・6歳
  小学    CE1 Cours élémentaire 1re annéeの略 2年生・7歳
        CE2  Cours élémentaire 2e année   3年生・8歳
        CM1  Cours moyen 1re année     4年生・9歳 
        CM2 Cours moyen 2e année      5年生・10歳

Collège Sixième (6番目という意味)中学1年・11歳
        Cinquième (5番目という意味)中学2年・12歳
        Quatrième (4番目)     中学3年・13歳
        Troisième (3番目)     中学4年・14歳

Lycée     Seconde  (2番目)     高校1年・15歳
        Première (1番目)     高校2年・16歳
    Terminale  (最終学年)   高校3年・17歳

幼稚園3年、小学校5年、中学4年、高校3年 です。
高校卒業時に、バカロレアという各教科における資格(自由に選択できる)の試験があります。
この資格が将来就職する時にとても重要なので、皆頑張って取得します。
上級の資格であればあるほど、就職後の給料に関係してくるのです。
卒業後は、大学に行く人は少なく、だいたいが専門学校に進みます。職業のその道のプロになるには、専門学校です!
政府の官僚になるための学校もあるんですよ。(日本にもあるのかな?)
ちょっと話が飛びましたが。

幼稚園では、上で書いている通り、学校なので、遊びの時間ももちろんありますが、しっかり勉強もします。
年少でアルファベットを習い始め(まず母音から)、年中で自分の名前は書けるようになります。
年長では全てのアルファベットを書けるようになります。(1号君は途中までだったのでほとんどのアルファベットを読めますが書けません。)
成績表もありますし、(日本の小学校の通知表よりも細かくチェック項目がありますよ!幼稚園の間にできればいいかんじです。丸が増えていくタイプ)、飛び級も落第(進級できないってこと)もあります。でも私の周りで進級できなかった幼稚園児は見たことはありません。

落第っていうと悪い印象ですが、フランスの人たちにはそうでもないんです。本人はどう感じるかわかんないですけど。
というのは、先生側からみれば、学力は少々差はあるでしょうけど、学年でまぁそろっているから授業やりやすいでしょ。わかってなかったら進級しないんだから、本人にとってもいいことだと思いますよ? 
飛び級もありますからね。早く学業が終わる子もいるわけです。早く就職すれば、早く年金がもらえるってことか。(フランスでは40年働かないともらえない。また話ずれました)

義務教育は小学校からなので、日本と同じですが、幼稚園から数や字の勉強をするので、けっこう長い間勉強するんだなぁと思います。
しかし、17歳で高校が終わる子もいるので、学年末(6月末~7月初め)までに18歳になっている子は半分くらいかな。日本より1年ほど早く学校が終わる印象があります。(6月末って日本だとまだ1学期も終わってないですからね。)卒業と書かずに学校が終わるって書いたのは、フランスには卒業式はないからです。(単語自体ない。)入学式もないけど。


で、タイトル。
なにが至れり尽くせりなのかって言うと。
簡単に言うと、いろいろ足りない子につくサポート体制です。

例えば、うちの1号君は、フランス語が上手に話せませんでした。フランスは移民が多いので、両親ともフランス人でない家庭もまれではありません。しかもフランス社会においてフランス語習得は重要。日本の国語の授業、比じゃありませんよ!
そういう子につくサポートが、週1回ないし2回のフランス語の補修授業?
各クラスに1~2名いるので、放課後その子たちを集めて、1時間先生が見てくれます。(だから17時にお迎えにいけばいいの)
年少の時はカードで遊びながら語彙を増やす感じでした。テントウムシの絵を見て「これ何?」とか、そんな感じ。
年中では、先生の指示に答える感じ、「黄色だけ集めて」とか。あと、正しい発音。確かシラブって言ってたけど、音節?(日本語にはないね)で区切って読む。
musique [mu/ sique ] みゅ/じっく
intelligent [in/ tel/ li/ gent ] あん/てる/り/じょん 
こんな感じ?この練習をしてたので、1号君はある時「にんじん」を「にん/じん」と区切って言ってた。「に・ん・じ・ん」だよって言っても分かってなかった。
年長では、正しい発音、正しいフランス語で受け答えができるよう練習してました。例えば、日本語で言うと「貸して」じゃなくて「貸してくれますか?」的な。
幼稚園時代のこれがあるとないとでは小学校に行ってからのフランス語の授業についていけるかどうか、ずいぶん変わると思います。
しかもどの国籍の子に対してもあるサポートなのでねぇ。
日本でも日本語を大事と考えるなら、幼稚園からこういうのあってもいいと思いますけどね。日本語はしゃべれればいいんですかね。何が正しくて何が正しくないのかさえ曖昧になってきてますしね。。。

他にもあるんですよ。

1号くん、ちょっとハサミを使うのが上手じゃありませんでした。
すると、そういう子だけ集めて、放課後に工作の補修授業です。(これまた17時にお迎えにいけばいいの)切ったり糊で貼ったりします。

とても恥ずかしがり屋でうまく挨拶とかできない子がいました。
そういう子だけ集めて、なんかあるんですよー。(実際見てないので何をするか分からないんですが。)
でもフランスでは、人前でうまくしゃべれないのは、前で述べたバカロレアにも影響しますから(口頭試験もあり)サポートがあるんでしょうねぇ。
「劇をさせるといいのよ」とおばちゃんたちが言っていたのを聞いたことがあります。

すごいでしょー!フランスの幼稚園!
幼稚園から「正しいフランス語で自分の意見をしっかり言える」人を育てているんですよ。

すばらしいなぁ。あー。またフランスに帰りたくなってきた。

ザルツブルグへ

2013-11-15 00:30:19 | 旅行
前の記事からまたずいぶんと経ってしまった。。。

旅行の最後はザルツブルグ。ここに3泊しました。
観光名所に行っただけなので、写真と説明で済まそうと思います。(すみません、手抜きで。)

小学校の時に、サウンドオブミュージックを学校で見せてもらってから、すごく好きで、今回それにちなんだ場所へも行ってきました。


ザルツブルグの宿にチェックインして荷物を置いた後は、、、
まず、ホーエンザルツブルグ城へ。
宿は旧市街の南側トンネルをくぐった先だったので、トンネルをくぐって旧市街へ入ります。

トンネル。
街中に大きな岩&トンネルがあるなんて不思議ですよね。
この大きな岩の上に、お城があります。

お城の中のマリオネット展示室

この日は観光はこれだけ。目当てのレストランで食事しました。
パンに付けるパテがおいしかった。

翌日は、ミラベル宮廷公園。

トラップ家の子供達とマリアがドレミの歌を歌いながら通過する公園です。



その中にある子供の遊び場。
大きな滑り台、網のブランコ、喜んで遊んでました。

午後は、マリオネット劇場で人形劇を見ました。
この演目は、白雪姫。ドイツ語です。
1時間半ほど。2号はつまらなかったようです。(まぁ、2歳じゃね。。)

中は撮影禁止なので、玄関ホールで流れていた映像を撮りました。

翌日は、午前中ヘルブルン宮殿へ。

水の仕掛けの庭園があって、、、

これも水の力で動く。

金の王冠も、この通り。

午後は、音楽祭会場見学。
内部を無料で見られるツアーがあります。
コンサートの予定によってはツアーがない時間帯もあるので、直接会場に聞きに行ってください。

ここは、トラップ一家が最後に音楽祭に出て歌を歌った場所。
実はこの後ろ側の壁、最初に書いたトンネルの壁と同じです。お城の下の方に、コンサートホールを掘っちゃったという。。。
すごいなぁ。

別のホールではこの日の夜あるオペラの準備がされていました。おけぴにコントラバスが。。楽譜もおいてありました。



マリアがいた修道院の門。おくに見えている扉は教会で、修道院は入って右手の方にありました。
教会は入れますが、修道院は見学できません。


この日の夕食のデザートに、ザルツブルグ名物のザルツブルガーノッケルン。アルプスの山を見立てているそうな。

超甘いメレンゲと甘酸っぱいフランボワーズのソース。興味で頼んでみましたが、決しておいしい物ではありませんでした。。。


最終日は、

トラップ家の住まいのモデル(湖の方)となったレオポルツクロン城。現在はホテル。

反対側湖畔からホテルをのぞむ。
トラップ家の建物は別の建物で、この湖と合成したそう。湖に落ちたマリアと旅行から戻ってきた大佐が言い合うシーンは別々に撮ったんだって。

これで夏のバカンスは終了~
一路ストラスブールの我が家へ。





ハルシュタットへ

2013-10-18 14:37:00 | 旅行
夜中に雨が降って、朝起きたら、山に雲がかかっていました。

街のすぐ北と南は山。なんだか不思議な光景でした。

一路ハルシュタットをめざします。世界遺産の街だそうで。心配はお天気。
途中ザルツカマングートの街と湖を通りすぎ、(どこも寄らなかった)13時頃到着しました。

宿をハルシュタット湖の対岸の方にとっていたので、まず宿に荷物を置かせてもらおうと行ったらチェックイン前で置けず、結局また車でハルシュタットの街に戻り、駐車場に停めました。
この町、旧市街は車の乗り入れが禁止で、駐車場がけっこう遠いところにあります。3箇所あり、一番近いところでも歩いて10分くらい。
車を降りると、心配していた雨が降ってきました。。。けっこう、ひどい。
ストラスブールでは強い雨はしばらくすると通り過ぎるんですが、この雨は一向に止む気配がない。
雨宿りしながら、とりあえず旧市街の方へ歩いていきました。

ホテルのカフェで一休みし、もう14時すぎてたので、大人は軽く、(私はケーキ)子供達はパスタを2人で分けて食べさせました。
雨が止んできたので、船でクルージングをすることに。
湖の南側のクルージングは50分間、私達の宿のある対岸の駅(鉄道がある)やその隣の駅に寄りながら一周します。
北側も全部行くのもあるんだけど、それは80分らしいです。

晴れていたらとてもいい景色だったんだろうけど、、、。

四方を山に囲まれた湖の村で、通りが面白いことになってます。
平地は湖側のごくわずか。そこにメインストリートやホテル、教会があります。

ちょっと小径に入るともう階段。その階段の途中にドアがあってそれぞれのお宅。
そして急斜面に家が建っているので、屋根裏部屋から家の裏手の通りに出られたり、、、。

狭い村なので一番の問題は墓場。
土地を広げることができないので、埋葬されてから10~20年たつと掘り起こされ、その空いたスペースに別の方を埋葬する方法がとられてきたそうです。
その掘り出された頭蓋骨にその人の名前、生まれ年亡くなった年を書いて一箇所に集めておかれています。
日本人観光客も意外と多く、日本語の説明書きもおいてありました。
最近では火葬を行うようになったので、埋葬希望者は減っているそうですが、それでも熱心な信者はまだこの墓地に埋葬を希望される方もおられ、今年亡くなった方のお墓もありました。

そして夕食は、ネットで調べていたホテルレストランへ。サイトはココ
魚料理がおいしいと評判で、このハルシュタット湖でとれるお魚を頂きました。おいしかったです。日本語メニューもあります。
ホテルもココにすればよかったなぁとちょっと後悔。

また雨の中駐車場まで戻り、宿へ。ズブヌレですた。。。

インスブルック 3日目

2013-09-27 22:18:34 | 旅行
3日目は、子供達がお疲れ、、、ということで、当初予定していたゼーフェルトでのハイキングはやめにして、市内観光をしました。

午前中はアンブラス城というお城に行きました。


泊まってるホテルから車で10分ほど。

お庭にはくじゃくがいました。雄と雌1羽ずつ。
城内はいろいろ展示されてましたが、なかでも1号くんは展示されてる鎧兜を見て「chevalier」 シュバリエ(騎士)と喜んでいました。

室内を見終えたらお庭を散歩。ここ、お庭が広いんですよー。
池がありました。

黒鳥がいましてね。珍しいと思い、写真をパチリ。
鳥の餌の販売機があり、(これもフランスにはないので珍しいのですが)子供達、餌をあげて喜んでました。
この販売機というのが!日本のがちゃぽんのように、まわすと一定量出てくるタイプで、下で受け止めるための容器があるわけでもなく、どうやって受け止めようか、悩みました。。。

そのまま、スキーのジャンプ台へ行きました。
インスブルックは冬季オリンピックが開催された都市で、ジャンプ台があるのです。
この上にはレストランと展望台になっており、ここで昼食をとりました。
展望台、よかったですよ。インスブルックの街が見渡せて、気持ちよかったです。
列車や車が通るのがジオラマをみているようでした。

ジャンプ台、上からの眺め。ジャンプの選手になった気持ちで。

さぁ、帰ろうとしたら、なんと上から選手がジャンプしてくるではありませんか!
飛んでましたよ~~
この日はけっこう暑かったんですが(29℃くらい)、ユニフォームは夏用はないようで(転んだら危ないもんね)下に降りてつなぎの上だけ脱いだ選手は汗だくでした。
その選手、少し休んでからまた上に上がったので、次降りてくる時はジャンプの写真を撮ろうと、待ってたんですが、なかなか降りてこないので、もう暑いし、ホテルに帰りました。

ホテルに帰って少し休憩して、また宮廷公園へ。
しばらく遊ばせた後、夕食へ。
1日目に見かけた Fêteがあってた広場へ行きました。ストラスブールなら、お店で売ってる食べ物は、タルトフランベ、バゲットフランベ、ジャガイモのガレット、などですが、ここは、魚のフライ、魚のコロッケ、魚のコロッケバーガー、エビのグリル、イカリングのフリット、など~魚介類系~~♪ 他にフリット、ソーセージはストラスブールと共通ですね。

私はフィッシュアンドフリットとエビを頼みました。主人はイカリングのフリットとエビフライ!とビール
おいしかったです。
意外とこういう地元のお祭りっていうのもいいものですね。

帰りは雨が降りそうだったので急いで帰りました。

インスブルック 2日目

2013-09-18 21:40:55 | 旅行
2日目は、1号くん希望のSLに乗りに行きました。
オーストリアには、登山鉄道が多くあります。
目的は、夏ならハイキングやトレッキング、湖を見に行ったり。氷河が見られるところもあります。
冬ならスキーでしょう。


今回は、イェンバッハからマイヤーホーフェンまでSLに乗りました。
イェンバッハまでは車で移動。インスブルックから30分くらいです。
10時半出発だったのですが、早く着きすぎて、1時間くらい駅にいました。
だって人気で早く行かないとチケットが買えなかったらどうしようと思ったから、早く行ったんですが、全然余裕でした。
イェンバッハからは、アーヘン湖行きの別のSLが出てまして、そっちの方が人気でした。日本人団体客もいました。

これがアーヘン湖行きの登山鉄道。すこし斜めってるでしょ?


私達が乗ったのは、コレ。こんな「ザ・SL」って感じのにのりたかったんですって。

マイヤーホーフェンまでは1時間半。
乗ってしまえば、はっきりいって中では暇です。。。

壁のない車両もありまして。この日は晴れて暑かったので、窓を開けるとみんなすすだらけになりました。
車内にクーラーの効いたバー車両がありまして、おばちゃんが「何か飲み物いりませんか~?」と聞きに来ます。そして一度戻って持ってきます。
シュナップスという度数の高いアルコールがあるんですが、(フランスのオードヴィと同じ)それを飲んでる若者達もいましたねぇ。


オーストリアの家はこんな感じで、必ず2つテラスがあり、花で飾られてます。かわいいです。

ここもやはり2つテラスあり。


前の方の車両に乗ったので、カーブの時に後ろの方をパチリ。
こんな感じで山に向かって走っていきます。

マイヤーホーフェンの街では、お昼を食べ、ロープウェイで山に登ってみることにしました。
2000メートルくらいの山なんですが、景色はスイスで登った時のほうが、すごかったですね。
山の上にウシがいました。カウベルが鳴るんですよ。放牧の季節。
30分くらい歩いて、またロープウェイで降りました。別の街に降りるロープウェイもあるんですけど、詳しく調べてなかったんで、来た道を戻りました。
ハイキングコースもあって、その別の街まで歩く人たちもいます。

帰りはディーゼルで、帰りました。(ディーゼルの方が安い。)
駅では、SLの方が先発でしたが、途中で追い抜くので、後に出発するディーゼルの方が到着が早いのです。ディーゼルではイェンバッハまで50分です。
SLの出発を見送りました。

帰りはこうです。SLの顔?の方に客車がつながれて、後ろ向きで帰ります。
2号くんもはりきって「バイバ~イ、バイバ~イ」と言っておりました。

夏のバカンス オーストリア

2013-08-28 22:09:27 | 旅行
夏のバカンスで、オーストリアに1週間、旅行に行ってきました。

インスブルックに3泊、ハルシュタットに1泊、ザルツブルグに3泊です。
ハルシュタットだけ大雨。。。でしたが、他の日は晴れて、よかったです。



ストラスブールからインスブルックまで、途中休憩を入れながら車で6時間半でした。
(ノンストップで行けばおそらく4時間半くらい)
朝9時に出発して、15時半にホテル着。1時間くらい休憩して、旧市街散策へ。


旧市街の入り口、大きな凱旋門。神聖ローマ帝国皇帝レオポルト2世(1747~1792年)の結婚を記念して、1765年に建設されたそうです。


黄金の小屋根と呼ばれるバルコニー。マクシミリアン1世がここから祭りを見物したそうです。瓦には本物の金が使われているそうですよ。
この日は、演奏が行われていました。


王宮公園。こんな子供の遊び場があります。木で出来たお城風のアスレチック。ハシゴを登ったり綱を渡ったりして、最後は右側の滑り台から降ります。1号2号も見るなり、大はしゃぎで遊び始めました。車での移動は退屈だったのでしょう。

このあと、街で夕飯を食べ、ホテルに戻りました。

お預かり保育

2013-08-09 19:44:02 | フランス生活まとめ
働いているママは16時にお迎えに来られませんよね~?

そう言う場合は、日本で言うお預かり保育があります。garderieといいます。
学校内にgarderieの部屋があります。放課後にgarderieの人がクラスに子供達を迎えに来ます。そしてみんなで移動。
ここはママも働いていないと入れません。労働契約書が必要になります。(ストラスブール市の場合)
行かない日があっても一律月37.10ユーロだそうです。兄弟がいる場合、2人目からは18.55ユーロ。


朝7時45分~始業前、と夕方放課後~18時までです。
お迎えに遅れたらペナルティがあります。1回目と2回目は11.15ユーロ、3回目からは22.45ユーロ。

他に、水曜日(も幼稚園と小学校はお休み)とバカンス中預かってくれる、périscolaire というのがあります。
これも申し込みが必要で、料金は各家庭の収入別です。我が家の場合、半日7€、一日10€くらいです。


あと、急にお迎えに来られないときは、友人に頼んだりできます。
少し遅れるとクラスの担任から電話がかかってきて、「1階の校長室の前にいるから」などと言われ、迎えに行くと担任とそこで待っています。
もし、この時すぐにお迎えに行かれない時は、校長室に校長先生と一緒にいるか、garderieに入れられます。
(その場合、料金はどうなるのでしょうか?? 1回くらいならたぶん払わなくてもいいんじゃないかな。)


幼稚園の給食

2013-08-09 18:33:42 | フランス生活まとめ
前回、幼稚園の給食について書くのを忘れていました。

幼稚園は、各幼稚園によって多少異なりますが、1号が行っているところは、朝8時半~16時までです。
(幼稚園は、フランス語で école maternelle というので、ついつい学校と言ってしまいます。。。)

お昼は、学校で食べても家に連れて帰っても構いません。
ですので、午前のお迎えが11時半、午後の登校が14時、と決まっています。
不審者が入ってこないよう、この送り迎えの時間以外は門は通常閉まっています。用がある人はインターホンを鳴らします。

お昼は以前は一律4ユーロでしたが、2011年9月から各家庭の収入別になりました。
(これはストラスブール市の場合です。隣の市は一律5ユーロだそうです。。。)
収入別というのはいいことですね。

ただし、年度が始まる前に登録しておかないと、最高額を支払わなければならなくなります。
少々面倒くさいのですが、市役所に行って、もしくはネットでダウンロードして、所定の申し込み用紙に記入し、家族指数(QF)の証明書を添付して提出します。2年目からは市の方から、すでに家族指数が印刷された申し込み用紙が届くので記入して提出するだけです。
しかし、今年(2013年9月からの分)は来なかったので!自分で用意しました。来ないこともあるので注意です。。。

そして、登録内容は、契約制かチケット制か選べます。
契約制にした場合、チケット制よりも1回の値段が少し安いです。しかし、食べなくても払わなければなりません。食べる曜日が選べます。
チケット制にした場合、市役所または町役場でチケットをあらかじめ買っておいて、給食を食べる日の朝に、教室に置いてある所定の箱にチケットを入れておきます。
このシステムだと、給食費の取り漏れがありませんね。
たまにチケット忘れたとか急にお昼迎えに行かれなくなったなどで、チケットなしで食べることも出来ますが、教室の入り口に張り出しされてます。「○○さん、○月×日分、○ユーロまだ支払われてません。」

給食と言っていますが、実際は教室で食べるのではなく、カンティンヌ cantine(直訳すると食堂)に行ってそこで食べます。
お昼になるとcantineの人が子供達を教室に迎えに来て、みんなで食堂に行きます。
(お昼休みは先生達も休みなので、労働時間には含まれてない計算です。公務員は週35時間労働。。。)
cantineがない学校もあるらしく、そこではお昼のお迎えが必須になります。。。

市で一括して業者に頼んでいるので、給食は朝cantineに届けられます。
市内どこでも同じメニューです。(私立は別。そこの学校で作っているところもあります。)
でもクリスマスにはクリスマスメニューになるんですよ。
詳しくは以前のブログ記事以前のブログ記事で。

子供のこと

2013-08-08 15:25:35 | フランス生活まとめ
やっぱり、一番は子供のことでしょうか。

まず、金銭的なことを。。。

フランスの周産期における医療費は保険負担です。しかも6ヶ月以降~産後健診(約1ヶ月後)までは自己負担なし!
そして妊娠8ヶ月には、出産準備金として約10万円もらえます。(収入の上限があり、高所得者はもらえません。)

子供手当は、ベース(基礎)となるのが、約2万円。3才までもらえます。
子供が3才になる前に2人目が生まれたら、2人目が3才になるまで、子供2人分の金額、ベース+α=約3万5千円もらえます。(倍ではない)
2人目が3才を過ぎたら、、、またこのベースの金額が、下の子が16才になるまで、もらえるんですね~。
だから、子供の数が多ければ多いほど、長い期間たくさん手当金をもらえるわけです。


フランス女性は出産後も早くから職場復帰します。(もちろん男性も育児休暇とれます。でも職場によるみたいです。)
そうすると、子供をあずける場所が必要になりますね。
フランスにはたくさんの種類があり、自分のライフスタイルによって選ぶことが可能です。
クレッシュと呼ばれる保育園、ガルドリーと呼ばれる託児所、ヌヌーと呼ばれるベビーシッター、などなど。
クレッシュも3種類あります。そして公立と私立があるので、本当にたくさんあるのです。
そしてこれらにかかった費用は、所得申告(日本で言う確定申告)の時に、領収書を出せば控除の対象になります。

子供が2才になれば、jardin d'enfant ジャルダンダンファン (日本語にすれば子供園とでも言うのでしょうか。)といって、保育園と幼稚園の中間のようなもの、に行くことも出来ます。公立は4才まで。私立は6才まで行けます。

幼稚園は3才からです。正確に言うと、3才になる年の9月からデス。
2009年1月生まれ~2009年12月生まれの子は、2012年の9月から幼稚園に入れます。12月生まれの子は入園児はまだ2才ということになります。
もちろん、幼稚園も公立と私立があるわけですが、公立は無料です。
制服はありません。入園セットも要りません。
準備する物はありますが、クラスによって違います。
去年の1号のクラスは、フェルトペンセット、ティッシュ1箱、ウェットティッシュ1袋(お尻拭きくらいのサイズ)、クリアファイル2冊、キッチンタオル1巻、上履き。でした。全部で50ユーロもしないと思います。クリアファイルと上履き以外は、共用の備品になります。
PTA会費みたいなのを年度の初めに15ユーロ払います。子供が2人いたら、2人で20ユーロに割引されます。

あとはクラスのアクティビティで、映画に行くから、とか遠足に行くからとかで、その都度2~5ユーロ程徴収されます。
各季節に1回、おやつ会があって、放課後おやつを持ち寄って、先生と親の交流がありますが、自由参加です。

今日は、金銭的なことについてのみ書くので、
幼稚園のくわしいことはまた次の機会に。


小、中、高校、公立は無料です。大学も登録費が300ユーロくらいかかるらしいですが、公立は基本無料です。
と、こんな感じで、教育費がかかりません。

これなら、出生率もあがりますよね。

日本とフランス、いいところ悪いところ

2013-08-08 15:18:44 | Weblog
我が家のフランス滞在も残すところあと5ヶ月となりました。
まとめとして、日本とフランスの違い、特に、フランスの良いところ、日本も見直して欲しいと思うことを書いていきたいと思います。

フランスの生活は、非常に良かったです。
ここがパリでなくストラスブールという地方都市だったからかもしれません。
どこが良かったかを紹介していきたいと思います。

でも、たくさんありすぎて、何から書こうか。。。