YASUKOの人生珍道中

2006年秋、新しく始まるYASUKOの人生はブリスベン!この先どうなることやら…珍道中

言葉使い

2012-03-07 19:24:42 | Weblog
お客様や、ナオのお友達の中に、ウチと同じように日本人とオージーのご夫婦が何組かいらっしゃいます。

当然、子供さんたちは英語と日本語の二ヶ国語で育ちます。
でもその比率は家庭家庭での考え方の違いで違ってきます。
ウチの場合は私がいなければほとんど英語なので 9:1 くらい。

先日、お店にオージーのお父さんと3歳くらいの子供さんがいらした時に、
お父さんが英語で、
「○○ちゃん、日本語でギョウザをオーダーする時になんて言うの?」
「あのね、『ギョウザ、ちょうだい!』って言うんだよ。」
って会話が聞こえてきた。

その時に(?)って思ったのね。
子供が話すんだったら「チョウダイ」でいいんだけど…
お父さんがそれをそのまま覚えて 「チョウダイ」って言うのは…ないよね~?

外国語を学ぶのは本当に難しいと、日々痛感している私なので、言葉に関してはちょっと敏感になってる 

子供に新しい言葉を教える時には、赤ちゃん言葉とかフレンドリーな言葉は可愛くていいんだけど、
先ず初めには、正しくてどんな場面でもOKな言葉を教えてあげたほうがいいと思う。
だって、教えて貰う方は、知らないんだから、その言葉が赤ちゃん語だとか、失礼に感じる言葉だなんて事は分からないんだもの。
さっきの親子の会話に戻ると、子供には、日本語を教える立場のお母さんが、
「ギョウザをください。」と教えたほうがいいと思う。

逆に、英語を教える時には、
「Can I have …」よりも
「Could I have…」の方が、ウチで使うには堅苦しいかもしれないけどいいんじゃないかな~?

どの国の言葉にも、1つの意味でも、いろいろな言い方がある。
でも、学ぶ側としては1つの動作(意味合いは)一種類の表現だけ覚えて、2つめは違う意味の言葉を覚えたい。
そしてその一種類は誰にでも、どんな場面でも使える、失礼でない言葉が良い。

だって、日本で外国人に 「ゴメン」って言われるより「スミマセン」
「コレ クレ」よりも「コレクダサイ」の方が、カタコトにしても感じが良くない?

ウチの孫たちの日本語を考えてみる。
「Ba~ba、コレクダサイ」 「Ba~ba,タスケテクダサイ」 「アリガトウ」 「ドウイタシマシテ」
と、まあまあ かな(笑)

ちょっと逸れるけど、
私は自分の娘たちを育てる時に、ほとんど赤ちゃん言葉を使わなかった。
だって、娘たちが社会に出る時(一番初めは、幼稚園)に、普通の言葉に直さないといけないんだもの…
幼稚園での新しい生活やルールを覚えるだけでも大変なのに、言葉使いまで覚えないといけないなんて、大変でしょ?

でも、ウチは旦那様の親兄弟と同居だったので、
それは、とっても大変な事だった 
逆に子供たちの方が賢くて、
私の前と、祖父母の前では言葉を使い分けてたりしていた。
私の前では標準語。 祖父母の前ではどろどろの方言。お友達と一緒の時にはその真ん中、ってね(笑)

と、まあ、私の経験から、
新しく言葉を教える立場に立った時には、正しく、失礼のない言葉を教えてあげてください。


それで思い出した事。
私がティムにチャイニーズを教えて貰っている時に、
ティムはいつも私の質問に対して、少し考えてから言葉を選んで教えてくれていた。
今は挨拶ぐらいしか覚えてないけど、ティムが教えてくれた言葉は短い挨拶だけでも、相手がビックリする事がある 

そして、ある時 「『バ~カ』ってなんて言うの?」
って聞いた事がある。
ティムは「う~ん…」ってちょっと考えて、
「教えると、何かの時に使っちゃうから…教えてあげない。」って。
これって、本当に “親心”だと思う。


もうひとつ、思い出した事。
この間、ナオと私がお茶しながらおしゃべりしている時に、カイが通り過ぎて、
その時に私たちの会話を耳に挟んで、
「わ~!ステキ~!」って言ったの 
「??? なんで、カイがそんな言葉知ってるの?」
って聞いたら
「だって、ママもBa~baも、いつも言ってるから…」だって。

お~、怖い怖い、言葉使い、気をつけなくっちゃ