YASUKOの人生珍道中

2006年秋、新しく始まるYASUKOの人生はブリスベン!この先どうなることやら…珍道中

ミャンマーへの旅 9

2012-03-28 22:07:30 | Weblog
控え室で、新郎新婦、お手伝いの女の子たち、男の子たちの写真撮影が続くのを楽しんでいると、
タンのお父さんがお迎えに来てくれた。

「プリーズ!」って言って、私の手を引いて…
下の階のパーティー会場へ!

そして、一歩会場に入ったら、
あまりの人の多さにビックリ

そして、もう既にみんなは集まっていて…
みんなの目がタンのお父さんに手を引かれた私に!

「日本人だ!」 「キモノ着てるぞ!」 みたいなざわめきが起こる 

(うっひゃ~っ!! これ、キモノ…じゃ無くて…ユカタ…なんです! こんなところに来て出ちゃ、とっても失礼なんです!
けど…
持ち運びも、着付けも楽なんで…ミャンマーの人には…
大丈夫かな?…
なんて…思って…
う~、あんまり…見ないでよ~


私が席に付くと、お隣に昨日ガイドをしてくれたジミーさんが奥さんと一緒に座っていた。

…(ふ~、知ってる人がいた~! 日本語が話せる~!!)と、一安心する間もなく、

新郎新婦の入場 


ステージの上で待っているのが牧師さんみたいな役割の人。
ジミーさん曰く
「この役を、できるだけ偉い(地位の高い)人に頼むのがいいのです。」

ステージの左下では、綺麗な女の人や、かっこいい男の人が歌を歌っていた。

「あそこで歌っているのは、有名な歌手さんです。」 


お客様の人数は…500人近いと思う。

…私って…
とんでもない所に来てしまったのかも…



パーティーはお食事ではなく、“お茶” のパーティー。

ハイティーのようなトレイに乗った、ケーキ、菓子パン、プリン…サンドイッチ…
そしてコーヒー。

みんながお茶をしている間に、ステージの上では、新郎新婦の簡単な紹介があり。
ジャスミンのレイをかけてもらい。
指輪の交換をして…

と、どんどん式が進んでいる 

やはり、所変われば、
結婚式も…変わる!


ケーキカット!

ステージのタンを見ていると…
ハナイチに初めてタンが来た日を思い出す。
あんなに可愛い子供だったのに…

こんなにたくましく、素敵になって、お嫁さんを貰うなんて!!!

そして、その姿を私に見せてくれるなんて!!!

嬉しくて嬉しくて…
涙が出てきて…
ひとり泣いてた。

でも…泣いてるのは私だけで…

ミャンマーの人達は、本当に嬉しく、楽しそうだった。
日本みたいに、 『結婚=親との別れ』 とか、 『家を出る』 『嫁ぐ』 なんて考え方はしないのかな~?


これで、式はおしまいらしい。
結構スッキリして良い感じ 



その後は、また写真撮影 

大好きなおばあちゃんと!


左からタンのお父さん、お母さん、タン、奥さん、奥さんのお母さん、お父さん。





私も!!






まだ写真撮影の続いている新郎新婦をおいて、みんなで控え室に戻る。

控え室前で、みんながいきなり妙な事を始めた!

ネックレスを外して、それを両側から2人で持って廊下に並ぶ。
“鎖の通行止め”が何重にも出来た。

そこに新郎新婦が現れて…
手には小さな封筒をいっぱい持ってる!

最初の通行止めをしていた私と、タンのお父さん。
お父さんが私に5本指を出して 「5と言え!」って言ってるらしい…
私が片手を開いてタン夫婦に見せると…

二人が笑いながら封筒を5枚くれた 

そうしたら、タンのお父さんが 「OK!」って言って、鎖の通行止め手を離して、二人を通した。

するとまた次の通行止め!

今度の人達には 「3」 「駄目!」「4」 「駄目!」 「5!」 「OK!」 なんて言いあってた(笑)


封筒の中には、ご祝儀(500チャット札)が入っていた。
なるほど~!
ミャンマーではこんな楽しい風習があるんだ~

本当に、所変われば…だね 


最後は、お母さんと、いとこの子(だと思う)


タン!!
  おめでとう 

ミャンマーでもみんなに愛されているタンを見る事が出来て、本当に幸せだった 




 

ミャンマーへの旅 8 (結婚式当日)

2012-03-28 21:03:34 | Weblog
3月17日、嬉しくて6時前に起きちゃいました。
ちょっとカーテンを開けてみると…

綺麗な空のかけらが見えた!
(朝焼け?)

嬉しくて、思いっきりカーテンを開けて…


お日様が顔を出すのを待っていたのですが…
ちょっと! と思って本を読み出して…
気が付いたら、こんなに出ちゃってた 

今日は、晴れ! なのですが…
こっちの空は排気ガスで曇っています。(昔の東京のスモッグみたいに)

ミャンマー=真っ青な青空 をイメージしたいたので、ちょっと悲しい 

でも…綺麗 


8時に呼びに来てくれて、このまま朝ごはんを食べに連れて行ってくれました。
「昨夜、いっぱい食べて、まだお腹がすいてないから…」
って言ってたら…
私のお気に入りの “豆ご飯” が出てきた 

「お昼が食べれるかどうか分からないから、食べておかないと駄目だよ!」って言われるよりも先に
「いっただきま~す 

小皿の辛いふりかけ(左)や玉ねぎのピクルス(右)を混ぜながらスプーンとフォークで食べる!
これに目玉焼きを崩して混ぜながら食べる人もいる。

結局、別添えの豆までペロッと平らげてしまった(笑)


デザートにはもち米に多分サフランを入れて甘く炊いたものが出てきた!

お腹いっぱいなのに、これにも手を出す私 


それからタンの家に行って。
 これはタンのおばあちゃん。
物凄く元気で綺麗な素敵なおばあちゃん 

いつもこのイスに座って、お茶を飲んでいる。


お手伝いの女の子に、私用のカップを持ってくるように言ったらしいんだけど、なかなか出てこなくて…
自分の飲んでいたカップのお茶を飲み干して、そのカップにお茶を注いで私にくれた。

これって、親子(親戚?)の杯?(笑)

写真のバスケットの中に、


お茶の入ったポットが入ってて…
飲み頃の熱さが保たれている 


おばあちゃん好きの私は、もう完全におばあちゃんの虜です 

私が着てるのは、タンがアウンサンマーケットで買ってくれたロンジン(すそにシルバー、グリーン、グレー…の模様が入ってる。)
と、ブラウス。




みんな混ぜこぜに車に乗ってホテルの控え室に行きました。
日本みたいに『新郎側』 『新婦側』 なんてのはなく、これまた混ぜこぜ 

まずお嫁さんがメイクをはじめました。

大きなケースを抱えた美容師さんが3人も来ていました 




次はタンのお母さん、新婦のお母さん、式のお手伝いをする女の子たち…
と、どんどんメイクして綺麗になっていく!

タンのお母さんは、ピンクが良く似合う。

「オカアサンもして貰ったら?」
「い、いいです。私…


どれすに着替えて、髪飾りをい~っぱい!!


これが新郎の正式な衣装。
帽子も、新郎だけがかぶります。


男性は錦織のロンジンに白いシャツ。そして白いスタンドカラーの上着が正装です。

綺麗な奥さんに、タンのお父さんも、惚れ直した! 



結婚指輪。


ブーケとコサージ。

なぜかここに、私がオーストラリアからお土産に持ってきたトイレットペーパーが 

ティッシュペーパー代わりに使ってくれていました(笑)


ジャスミンのレイ。
勿論生花です。

ここに、二つのレイが乗っていて、式の時に牧師さんみたいな人に新郎新婦が掛けてもらいます。


お嫁さん、出来上がり~~!! 


綺麗なお嫁さんに見とれる、殿方達。

みんな正装!
なのに履物はビーサン! じゃなくて、日本の “ぞうり”になるのかな?


そして、みんなぞろぞろとパーティー会場に降りていきました。