静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

しらす漁体験実習

2020年09月24日 21時40分16秒 | 実習

静岡県はしらす漁が盛んで、中~西部を中心に県内各地の地先で行われています。

しらす漁の操業形態は、1隻の漁船で網を曳く1そう曳と、2隻の漁船で網を曳く2そう曳がありますが、今回体験乗船をお願いした用宗地区のしらす漁は、2そう曳です。

最近数年のしらす漁は、夏場になると漁獲量が減少し、通称「夏枯れ」とも言われていましたが、今年の夏場の漁はまずまずのようです。

このような漁模様の中、生徒全員が数隻の漁船に分乗して、シラス漁を体験しました。

漁場は港から近く、船酔いで苦しむ生徒はいませんでした。
漁場に向かう船のスピードは思ったよりも早く、それに驚いた生徒もいました。

体験の内容としては、操舵室の魚探を見せていただいたほか、しらすの入った網を引き上げて、船上のかごに入れる作業などを体験させていただきました。

また、とれたてのシラスを船上で試食させていただくとともに、昼食時にはおすそ分けをいただきました。

これだけ鮮度抜群のしらすを食べるには、産地に来るしかありません。
地元の沿岸漁業を知る、よい機会となったことと思います。

午後には、当学園を卒業し、しらす漁師として活躍している先輩漁師との歓談も行われました。
生徒からは、真剣な質問が飛んでいました。

 

※ 学園の見学説明会の申し込みをお待ちしております。
  詳しくはホームページ https://gyogaku.com/setsumei/
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網実習 その3

2020年09月15日 12時35分39秒 | 実習

今回からは、実際に漁網を作っていく工程です。

まずは、「ケタ」という小道具を利用して、同じ目合(網の幅)で網(網目)を作っていきます。
これを使うと同じ目合できれいに網ができていきます。

5段目までできた生徒から、次に「けた」を使わないで網を作っていきます。
この時、頼りになるのは自分の指先の感覚です。

初めのうちは、だんだんと網の目合が広がっていってしまいます。
時々、チェックして同じ目合になっているか、確認が必要です。
早さより、確実にできることが大切です。

 

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網実習 その2

2020年09月14日 22時03分55秒 | 実習

先週から始まった網実習、少しずつ難しくなってきますが、まだ序の口

網の切り方、網への糸の止め方を勉強しました。

網の構造を理解して、間違ったところを切らないように・・・

当然ですが、網の切り方にも決まりがあります。

 

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滑車の仕組みとフェンダーの取付け

2020年09月12日 18時43分08秒 | 実習

先週の実習の時間、漁船でも使う機会が多い滑車の仕組みと、船を衝撃から守るフェンダー(防舷材)の取り付け方を学びました。

滑車を使えば、重いものを軽々と持ち上げることができます。

船上では限られた人数で仕事をするため、滑車が活躍します。
実際に使ってみると、その効果がよくわかります。

フェンダーとは、船を岸壁やさん橋に接岸する場合などにおいて、船を損傷から守る資材のことです。


普段は、航行の邪魔にならないよう船内に格納しておきますが、接岸の際は船の外側に配置して衝撃から守ります。

大きさや形はさまざまですが、今回実習に使ったのは、比較的大きなものです。
しっかり素早く確実に固定しないと、船が守れません。

こういう場面でも、基本的なロープワークが活躍します。

 

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卒業生(遠洋まぐろはえ縄船に乗船)の講和

2020年09月08日 22時32分32秒 | 授業・講演

今日は、当学園を卒業し、今は同じ遠洋マグロはえ縄漁船に乗っている卒業生2名に学園にきていただき、講和をお願いしました。

1人は、50期生として今年3月に卒業したばかりの新人漁師の朝比奈君、もう一人は8年前に卒業した43期生で、すでに機関長という責任ある仕事についている、若き漁師のリーダー中村君です。

今の自分の仕事の話はもとより、学園生活で学んだことがどのように役に立っているかなどの話を聞いて、今苦労している勉強や実習が将来役に立つということがわかったでしょうか。
現場で活躍している具体的な先輩の話は、説得力があります。
自分のためということを理解しつつ、漁師になるという夢に突き進んでほしいです。

今日の話を聞いた生徒の中には、来年の今頃はマグロ船に乗っている自分の姿を思い描いている者もいたようです。
今後もさまざまな漁業に就職した卒業生の話をお願いしていきます。

 

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