実業団初のウガンダ人選手

今月のひとつ大きな話題

コニカミノルタ陸上部に新たにロジャース・キベト選手が加入しました。キベト選手はウガンダ出身。これまで実業団の外国人選手といえばその大部分はケニア人選手。そしてエチオピア人選手が少しいるという程度でしたが、今回同部が実業団初となるウガンダ人選手を採用しました。同部のプレスリリース。


元を辿れば2年前にスタートした同部・宇賀地強コーチがオランダ陸上マネジメント会社GSCの下で海外コーチ研修を行い、その間にウガンダを訪問（研修は今も継続中）。一緒に同行したGSC社在籍のウガンダ人選手マネージャーの勧めもあり、またちょうどその頃、新外国人選手を探していたコニカミノルタ陸上部のニーズとも相まって今回同部への加入が実現。同部も私も初のウガンダ人選手採用業務ということで、これまで手掛けたケニア人選手業務とはちがい多少戸惑うこともありましたが、長年付き合いのあるGSC社マネージャーの協力もあり先月下旬に無事来日、全ての入社手続きが完了しました。社内広報用の写真撮影もバッチリ。


ウガンダでは同国陸上界のヒーロー・Jチェプテゲイ選手（5000m＆10000mの現世界記録保持者。五輪・世界陸上で計4個の金メダルを獲得）と同じトレーニンググループに属しているキベト選手。昨年はU20世界選手権で3000m&5000mの2種目で5位。今年のブダペスト世界陸上10000mにも出場した実力の持ち主。今回来日期間中に私も数日間時間を共にしましたが、性格も明るくとてもフレンドリー。日本食も初めてにしてはまずまず大丈夫そう。何人かの選手とはすぐに仲良くなっていました。写真下は練習後、柏優吾選手と。



日本滞在期間中には同行したウガンダ人コーチのデニス・オキロ氏と八王子ロングディスタンス（11/25）、翌日の日体大記録会も見学。日本に沢山のケニア人がいること、そしてそのレベルの高さにはかなり驚いていました。


入社手続き後はいったんウガンダに帰国。年明け以降欧州のクロカンやロードレースに出場。来春再来日後に日本での競技活動が本格的にスタートします（よって年明けの2024ニューイヤー駅伝は登録ルールの関係もあり不参加）。写真は最終日の都内観光。あれこれあった入社手続き業務無事終わり安堵の表情。一緒にスカイツリーに上りました。実は私も初めてでした。。笑


ロジャース・キベト選手の競技実績はこちら（WA世界陸連プロフィールより）

📷（株）インプレスランニング

柳原　元のTwitter
柳原　元のInstagram