関連ブログ記事・・・2022/5/18付「金沢市内のバスICカードは、互換性のない2種類が併存」、2022/10/18付「「城下まち金沢周遊バス」の交通系ICカード導入で・・・」
新年早々、石川県に行ってきました。
金沢市内を走るバスのうちもっともメジャーな北陸鉄道グループの一般路線バスでは独自ICカード「ICa」しか使えないので、乗車口脇にその旨を明記しています。
土日祝のみ運行の金沢駅と中心市街地を結ぶ100円バス「まちバス」は、西日本JRバスの運行なので全国交通系ICカードが使えます。
コミュニティバス「ふらっと」のうち唯一金沢駅に乗り入れる「此花ルート」は、独自ICカード「ICa」しか使えません。見た目の似た他ルート運行のバスでは、西日本JRバスの運行故に全国交通系ICカードが使えるケースもあるのですが。
そして、 「城下まち金沢周遊バス」では、全国交通系ICカード対応であることが晴れやかにアピールされています。
こちらのバスは、10月16日までの「ICカードは一切使えません」のステッカーの上に重ねて貼ったことが丸わかりですね。
乗車口脇のICカード処理機でもアピール中。
運賃箱では、独自ICカード「ICa」が使えないことをアピールしています。ちなみに、一般路線バスが経由しない区間も一部走るので、地元民も少なからず利用しています。
見た限りでは、半数以上の利用者がモバイルSuicaを含む全国交通系ICカードを使っており、残りの多くが一日フリー乗車券(紙券とデジタル乗車券の両方あり)で、現金客は僅かでした。
ちなみに、現地では特段の案内はありませんが、このICカードのシステムは名鉄グループの「manaca」のものを使わせてもらっています。北陸鉄道グループ自体が名鉄傘下のためです。
http://www.hokutetsu.co.jp/tourism-bus/ten-card
<おまけ>
金沢21世紀美術館最寄りのバス停に設置されている除雪用のスコップ。「思いやりの雪すかし」という雅な名称がついています。