関連ブログ記事・・・2023/6/26付「茨城交通が、ICカード・タッチ決済両用のカードリーダーを設置」、2023/12/1付「茨城県日立市の非互換なバスICカードは終幕しましたが・・・」
関東運輸局は、茨城交通による「道路運送高度化実施計画」が2023/11/30付で国土交通省から認定されたと発表しました。全国初となる、地域交通法に基づく道路運送高度化実施計画の認定案件となります。
https://wwwtb.mlit.go.jp/kanto/content/000307664.pdf
同社の「道路運送高度化実施計画」のポイントは以下の2点で、いずれも計画実施時期は2023年12月予定、総事業費は7億6000万円となっています。
1.キャッシュレス決済の導入・拡充
(1)現行ICカードシステムにキャッシュレス決済システム(クレジットカードタッチ決済、QR コード決済)を導入
(2)水戸・日立エリアのシステムを統合し、ICカードを「いばっピ」に統一
2.定期券等の利用者 Web 決済サービスの導入・拡充
定期券の新規申込・継続購入、IC カードのオートチャージ登録等について、利用者 Web 決済サービスを導入
この認定により、公的融資や固定資産税の減免措置が受けられる可能性があるとのことで、経営が楽ではないバス事業者にとっては朗報ですね。
ただ、茨城交通公式サイトにはこのブログ記事を書いている時点でもタッチ決済・QRコード決済の開始日に関するアナウンスは未掲載です。おそらく、システム自体の対応は終わっているものの、(現時点では現金のみの対応になっている茨城空港連絡バスの扱いなど)細部の詰めに時間がかかっているものと思われますが・・・