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2022年文化の日の六甲ケーブル代行バスは大賑わい

関連ブログ記事・・・2022/10/12付六甲ケーブルの運休、2022年秋も長引きそう

10月2日以来運休中の六甲ケーブルは、1か月経過しても運行再開のめどは立っていません。

一方、紅葉シーズンを迎えた六甲山を目指す観光客は多く、11月3日の11時頃の六甲ケーブル下駅は大賑わいでした。

代行バスはこれまで一般的な大型観光バスでしたが、世間で需要が多いため確保できなかったのか、同じグループの阪神バスの空港連絡バス(コロナ禍の減便はまだ続いています)用の車両が充てられていました。ただ、補助席まで使っても53人が上限で、1便あたり2台ぽっきりなので既に積み残しが出ていました。ましてや、夕方の下山便は相当待たされたかも・・・

夏の運休時は道路事情から遠回りを余儀なくされていました(2022/7/30付ブログ記事参照)が、道路管理者と話がついたのか、大型バスでもそのまま旧道を上っていきます。

普段は伊丹・関空両空港の利用客を乗せているバスの方も、まさか六甲山上に行くとは思ってなかったかも。

ちなみに、運休理由は「車両の不具合」ですが、夏の運休の時と異なり車両を修理している様子はありません。

ということで乗客案内中の社員に聞いてみたところ、真相は以下の通りでした。

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運転再開後しばらくして、夏の運休の理由となった「車体の一部(台枠フレーム部分)への亀裂」が別の場所で再発した。既に亀裂そのものへの対処は終わっており、お客さんを乗せない状態での運転は何度か行っている。しかし監督官庁の近畿運輸局から「三度目の発生はまかりならん」という意味合いの指導がなされており、現在社員が各方面と調整を続けているが、最終的に近畿運輸局からのOKが出るまではお客さんを乗せての運転再開はできないため、再開時期を明言することはできない

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根本的な再発防止策は「台枠自体を作り直す」ですが、当然巨額の費用が掛かり、代わりの台枠が完成するまで相当期間運休を余儀なくされます。そこをどこまで折り合いをつけるかの「調整」は確かに大変かもしれませんね。

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