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国道165号香芝柏原改良、ついに現地で工事着手!

関連ブログ記事・・・2022/11/14付国道165号の大阪・奈良府県境の拡幅が進まない理由

近畿地方整備局では、公共事業の効率性及び実施過程の透明性の一層の向上を図るため、個別の公共事業について「事業評価監視委員会」を設置した上で評価を行っています。

https://www.kkr.mlit.go.jp/plan/ippan/zigyohyoka/index.html

国道165号香芝柏原改良については、令和2年度の第2回事業評価監視委員会において再評価の対象となっており、資料が公開されています。

https://www.kkr.mlit.go.jp/plan/ippan/zigyohyoka/ol9a8v000003irad.html

https://www.kkr.mlit.go.jp/plan/ippan/zigyohyoka/ol9a8v000003irad-att/no.5-2.pdf

こちらによると、2020年3月末の段階で「事業進捗率約35%、用地取得率約75%(面積ベース)」となっており、上記ブログ記事内で参照している香芝市議会の議事録の内容と比較すると、2020年4月~2022年3月の間に事業進捗率が10ポイント・用地取得率が13ポイント上昇した計算になります。

結論は「事業継続」ですが、実は最大のネックになっているはずの遺跡発掘調査に関しては、国土交通省としては手出しのしようがないため華麗にスルーされています。

しかし・・・

沿道の府県境近くにある智辯学園奈良カレッジの公式サイトで、2022年11月から現地での工事が着手された旨の案内がなされていました。

https://www.chiben.ac.jp/naracollege/news/50666/

「現在、国土交通省が施工する国道165号線香芝柏原改良(拡幅)事業に伴い、本校第2駐車場の入口部分において工事が実施されております。工事期間は11月7日から来年1月中旬を予定し、その間本校第2駐車場は利用できなくなっております」(カギカッコ内引用)とのことです。

ストリートビューによれば、第2駐車場はキャンパス正門の西側にあり、国道165号に直接面しています。智辯学園の所有地については、2004年の開校前のキャンパス造成時点で同学園が専門業者に委託する形で遺跡発掘調査が行われているはずで、国土交通省としては安心して工事を実施できるわけです。

 

ちなみに、智辯学園奈良カレッジの第2駐車場前からキャンパス正門・近鉄大阪線の踏切前を経て関屋駅に通じる道の交差点の間だけは、国道165号香芝柏原改良の対象区間としては例外的に歩道が整備されています。「通学路だから」でしょうが、実際には安全面からか同カレッジと関屋駅の間のごく短区間(1km未満)でもスクールバスが運行されており、徒歩の生徒はあまりいないようです。スクールバスは他にJR大和路線高井田駅や近鉄南大阪線上ノ太子駅発着もあります。

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