藪蘭(やぶらん)の花が、ちょうど見頃に。
我が家の藪蘭、2株を日陰の場所に地植、1株は鉢に。
秋の、一人もの想いに耽る寂しい心に似たような、花の色や形。
葉が蘭の葉に似ていることから、蘭の名前が付き、藪のような日陰の場所を好むことから、藪蘭と言うらしい。しかし、よく考えてみると、自分がどんなふうなのかまったく分からない、おまけに藪が付くとは、一寸気の毒にさえ思える名前。
春4月末頃、1冬を越した前の年の葉をみんな鋏みで切り採る。1週間もすると若草色の新しい葉が真直ぐに芽吹いてくる。
あれから4ヶ月・・・・・・・・・・・・気がつくと立派な藪蘭に成長していた。
紫色に咲いている花、秋遅く黒い小さな実に。
今日は大陸から届いた澄み切った秋の空が、1日中高く広がっていた。
空気が乾燥し、木陰に入ると少しヒンヤリと。
ススキに囲まれた線路の彼方、久し振りに月山が。
まだ3~4ヶ所白い塊の雪渓、ここからはっきりと見えた。