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スクラッチ木造帆船製作日記と映画、スタトレなどあれこれです。

バイスの嵩上げ

2008年02月01日 | 工具箱
ボール盤の土台にXYテーブルをつけると、取り外しが厄介なので、なるべく外したくありません。一方で、うちのバイスはセンターバイス(バイスの両側が移動する構造で、開口部を広げても掴むものの中心位置は変わらない)ではないので、材料に応じてバイスの位置を変えねばなりません。それが邪魔くさいので、XYテーブルに取り付けていたわけですが、ボール盤の土台に付けたXYテーブルにバイスを付けても、全くドリルが届きません。そこで、バイスに下駄を履かせて嵩上げする事にしました。これで、大抵の作業はこなせます。これでうまく行かない高さや組み合わせの場合、中間テーブルにバイスを固定しても使えますし、XYテーブルそのものを中間テーブルに固定する事もできます。
 一応、ミーリング的な横に力のかかる作業をしても大丈夫なほど頑丈ではありますが、そうした作業にはミーリング・マシンを使用しないと、このボール盤の精度では木工と言えども避けたほうが無難でしょう^^;「手持ちのドリルで90度の穴を開けるより遥かに90度に近い」程度の精度では、あまりちゃんとした作業には使えません。
 そういうわけで、上から力がかかるだけですから、これで全く問題はありませんでした。
 この下駄の隙間に掃除機のホースを突っ込むだけでも、かなり集塵してくれたので、この台専用の集塵アタッチメントを作る事にしました。^^;



 こちらは下駄のクローズアップです。縦の板はビス止めです。ちなみに、特価で買ったこの小さなバイスの方が、さっきの巨大なアングルバイスよりは高価です^^;
 下駄を履かせて、ボール盤の土台に固定したXYテーブルで使用するようにした事により、中間テーブルをボール盤作業に使用する頻度が減少したため、サンディング用の作業テーブルを固定したままにして置けるので、セッティング替えが格段に楽になりました。

 ここまでくると、この役立たずのチャックも取り替えたくなりますが、どうせなら、ボール盤ごとまともなものに取り替えたほうが、結果的に安上がりな気もします。その場合、このボール盤は、サンディング専用にするか、モーターを外してサンダーを製作するか、テーブルソウに使用することにしたほうがいいかもしれません。
 

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