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スクラッチ木造帆船製作日記と映画、スタトレなどあれこれです。

Fubbs DAY75;船体の製作

2007年07月31日 | Fubbs 建造日誌
●船体の整形 船体中央から艦尾のキール接合部の整形終了。  艦尾デッドウッドとライジングウッドを作り直したので、それに合わせて、船体中央部から艦尾にかけてのキール接合部を整形した。表題写真をみてわかるように、隙間の空いたフレーム部分から船底にかけて磨いた。トップティンバー部は、外板を張るので、磨いてしまうと接着力が落ちるので、800番のペーパーをかけて状態で止めてある。  今回、フレームを磨いて . . . 本文を読む

ボックス・ウッド Boxwood

2007年07月31日 | 材木
木目 まっすぐ 特徴 均一なストロー・イエロー色 木質 非常に細かく均質 性質 目が詰まっていて硬く、磨き仕上げ。機械加工に優れる。クリーンで鋭いエッジを維持する。木が硬いので、手工具や彫刻刀の作業には時間がかかる。 用途 細かい旋盤加工品から船体部品まで、全てに使用できる。曲げにくいが、手をかけると美しい条板になる。 以上は、ランバーヤードのカタログページに記載されている要目です。 . . . 本文を読む

Fubbs DAY74;船体の製作

2007年07月30日 | Fubbs 建造日誌
●船体の整形 キール接合部を別にして、船体外側の整形がほぼ終了。  外側に関しては、このあと、キール接合部の整形、艦首、艦尾カウンターが付いたのちの二段階で整形が完了する予定。露出部分の外側を試しに磨いてみた。キール接合部の整形がまだなので、仕上げというわけではないが、どの程度磨けるか確認するために磨いたところ、外側に関しては、全く問題なく作業ができることを確認。  内側のベベルつけ、ほぼ完了。艦 . . . 本文を読む

ホリー Holly

2007年07月30日 | 材木
モチノキ(アオハダ、ウメモドキを含む)アメリカヒイラギ(American holly)やセイヨウヒイラギ(English holly)など。 木目 まっすぐ 特徴 木目のパターンや色はほとんどない。ホリーの色は、灰白色からライトグレーで、青い筋がはいる。 木質 非常に細かく均質 性質 加工しやすい木材。手工具やパワーツールの切断面は滑らかでクリーン。非常に滑らかで強い表面を作れる。柔軟 . . . 本文を読む

Fubbs DAY73;船体の組み立て

2007年07月29日 | Fubbs 建造日誌
●フレームの接合 1~37A番まで全て接合完了。    表題写真のように全てのフレームの接着が終了した。艦尾側は、大まかにベベルが付いているだけで、まだ整形は終了していない。また、フレームの上端は一切整形していない。 フロアティンバーも概ねカーブを描いて並んでいる。また、トップティンバーの下端も一応、カーブを描いて並んでいる。しかし、全通フレームの下端は、補強のため、艦首と艦尾側から船体中央 . . . 本文を読む

オセージ・オレンジ Osage orange

2007年07月29日 | 材木
Maclura promifera クワ科アメリカアリグワ属 木目 真っすぐでやや波打つ 特徴 カットしたてはブライト・イエロー。経年変化で、ゴールデン・タンや茶色がかった黄褐色に冷めた暗めの線が出る。 木質 細かく均一 性質 非常に重く、硬く頑丈で弾力がある。しなやかで弾力があるので弓作りにも使われる。工作は難しいが、非常に美しい表面になる。非常に安定した木で高い強度が特徴。釘を打ち . . . 本文を読む

Fubbs DAY72;キールの製作

2007年07月28日 | Fubbs 建造日誌
●フレームの接合 1~31番フレームまでの外側下磨き終了。  基本的に、外側のほとんどの部分の下地磨きが終了した。キール接合部の整形と磨きはまだ。キールに合わせて行う。また、32~37番フレームの接合とベベルつけは、デッドウッドとの噛み合わせの関係上、船体のキールとの接合部の整形が終了してから行う。  船体内側の磨きだしは、明日の予定。 ●キールの製作 終了。  表題写真は、工作中のキール。ルー . . . 本文を読む

ユー YEW

2007年07月28日 | 材木
木目 真っすぐで若干波打つ。一般的なユーには、小さな節がある。 特徴 切りたては、明るいオレンジ色だが、空気や太陽にさらすとアンバーになる。細かい茶色の筋が木目に出る。 木質 木目が詰まっていて均質 性質 常緑樹のユーは、重く硬い。手工具とパワー・ツール両方に向く。工作表面は磨いたようになる。強度と弾力があり、英国のロング・ボウや米国のアーチェリー・ボウに使用される。カビや虫食いに抵抗力 . . . 本文を読む

Fubbs DAY71;フレームの製作

2007年07月27日 | Fubbs 建造日誌
●フレームの製作 フレーム31Aまで完了。全体の83.7パーセント接合。  これで、デッドウッドに絡まない部分はすべて完了。ここからは、デッドウッドとかみ合わせが発生する部分。何かと調整が厄介な部分。デッドウッドにはテーパーも付くし、フレームのベベルもきついところ。特にデッドウッドとのかみ合わせ部分は薄いので折れやすい。  今までは、フレームのみの製作と組み立てだったが、ここからは、キールやケルソ . . . 本文を読む

バスウッド Basswood

2007年07月26日 | 材木
木目 真っすぐ 特徴 クリーム色で、木目はないか、あっても非常に僅か 木質 柔らかい木で、非常にスムーズで均質 性質 彫刻刀による彫刻に最適。カッティング・ツールの圧力で、裂けたりつぶれたりする傾向があるので機械加工には不向き。弱く、細かい部分をカットしようとすると破損しやすい。のこ引きにはけば立つが、サンディングは容易。仕上げにはシーラーが必要 用途 基本的な用途はソリッド・ハルの . . . 本文を読む

Fubbs DAY70;フレームの製作

2007年07月26日 | Fubbs 建造日誌
●フレームの製作 28Aまで完了。75.6%終了。  そろそろキールから離れ始めるあたりに差し掛かった。フレーミングダイアグラムと船体側面図で、相違点があった。まあ、こんなものなのかもしれない。やはり、線図から作業図を起こす能力は必要なようだ。どうしても一旦三次元になってからはじめて不具合が判明することが多くて、帳尻合わせに追われてしまう。  いよいよデッドウッドが絡むエリアに入るので、大きな不具 . . . 本文を読む

Fubbs DAY69;フレームの製作

2007年07月25日 | Fubbs 建造日誌
●フレームの組み立て 16番から25番フレームまで完了  船体中央部は、以前にほとんど仕上げが完了していたので、作業が捗った。作業が船体下部の開口部つけだけなので、かなりの数がこなせたが、本日作業分で、大きなバベルのつかない部分は完了。  あと5組のフレームはまだキールに接するが、その後はデッドウッドに跨る。  30番フレームまでは、艦首同様、ベベルをつけながら固定してゆくが、その後ろをどう作業 . . . 本文を読む

チェリー Cherry

2007年07月25日 | 材木
木目 真っすぐだが、カールしている部分も見られる 特徴 ライトレッドからピンク。経年変化で暗くなる。辺材は、黄色がかったクリーム色。木目に際立った特徴はない。 木質 詰まっていて均質 性質 非常に安定していて、歪みはない。スムーズな表面にできる。手工具でもパワーツールでも加工は容易。彫刻にも向き、シャープなエッジが作れる。曲げにも柔軟 用途 船体部材とフレーム。細かい艤装品や条板 . . . 本文を読む

アップルウッド Applewood

2007年07月24日 | 材木
木目 小さい節やイレギュラーな捩じれや折れ渦がある。節を避ければ真っすぐ。 特徴 芯材は、レッドブラウンの渦で、目はマルーン、ブルー・グレイ、イエロー、レッド・ゴールド。辺材は、クリーミー・イエローと薄いピンク。 木質 細かく均一 性質 彫刻、旋盤加工、ミーリングに向く。鋭い切り口、スムーズで磨いたような切断面を保つ。強くて柔軟、曲げに向く。 用途 色や木目が多様で、万能なので多くのモ . . . 本文を読む

Fubbs DAY68;フレームの製作

2007年07月24日 | Fubbs 建造日誌
●フレームの組み立て 8~15Aフレームまで。全体の40パーセント接合。 表題写真のように、艦首部1~15Aフレームまでにベベルをつけて接合した。艦底部分の接合方法だが、テストしてみたところ、強度が持ちそうだったので、例の偽ケルソンに接合する方法をやめ、実物どおり、全通フレームはフロアティンバーにのみ接合して、艦底には隙間ができるようにすることにした。ここまで来て大幅な製作方針の変更である。 . . . 本文を読む