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スクラッチ木造帆船製作日記と映画、スタトレなどあれこれです。

ディスクサンダーの改良

2008年02月24日 | 工具箱
 普通のベルトサンダーとディスク・サンダーの複合機は持っているのですが、結構嵩張るので、今の工作室のほうには持ってきていません。大昔に買ったドレメルの喧しいだけで非力なマシンのほうがすっと小さいので、こちらを使用しています。ただ、このマシン、ベルトサンダーのバックボードがヘロヘロで、工作物をベルトに押し付けると、後ろにグネるので90度に削れません。また、ディスクの方は、テーブルの固定がガタガタで、こちらも90度は出ません。そういった事情で、全く役に立たない、喧しいだけの機械なのですが、やはりディスク・サンダーがないと、何かと不便なので、買うか自作するか悩んでいました。
 ベルトサンダーの複合機もあるので、作ったり買ったりするとなれば、かなり精度の高い工作が出来るようなしっかりしたテーブルとフェンスがあり、パワーも十分なものが欲しいわけですが、それなりに値も張ります。それだけ投資するほど良く使うものでも無いので、今のドレメルをにちょっと手を入れて、少なくとも90度だけは決めれるようにして、当面お茶を濁すことにしました。それがこの表題写真のマシンです。



 まず、角度が決まらないテーブルを取り外して、ディスク面と90度をなすテーブルを端材で作りました。ディスクサンダー本体への取り付けは、裏から螺子止めしています。
 出来れば、テーブル面をティルトしたいところなのですが、先にも述べたように、喧しいわ非力だわなので、余り労職をかけても、空しい気がするので、90度だけで良しとしました。



 ご覧のように、一応90度にはなりました。精度はそれほどではありませんが、一応は役に立ちそうです。当面、これで作業して、いずれ自作するか、買うかを考える事にします。



こちらは、ベルトサンダーの方の改良(?)です。ベルとの後ろのブリキ板でベルトが下がらないように後ろから押さえる構造ですが、ほとんどものの役に立ちません。平たい面にサンダーをかけるのであれば、プロクソンのベルトサンダーで済むので、余り必要ないと言えば必要ないものですが、せっかくついているので、一応、こちらもつかえるようにしました。筐体の後ろのアームとブリキ板の間につっかえ棒を入れただけです。落ちたりずれたりしないように、ずれ止めを前後に貼り付けました。



しかし、こうしたいい加減な構造ですので、92度くらいの角度になっています。まあ、角度出しに使うと言うよりは、平らな面を磨くのにつかえるようになったと言うべきでしょう。

キャントフレームなど、角度を付けた部材の仕上げには、やはりきっちりしたテーブルのディスク・サンダーがある方が楽なので、いずれは、ディスクサンダーを購入するか、自作するか考えるつもりですが、当面はこの付け焼刃なマシンで何とか乗り切る事になりそうです。

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