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スクラッチ木造帆船製作日記と映画、スタトレなどあれこれです。

作業用船台の製作 その3

2008年01月15日 | 工具箱

   連休が明けたので、病院へいてみたところ骨折でした^^; 一ヶ月くらいは痛みが続くそうです。参った参った・・・。
 と言うようなわけで、一応、作業用船台が完成しました。船底支持用のウレタンが予定より厚めだったので、少し位置が高めになってしまいましたが、今のところ問題はないので、当面これで完成とします。

  

 側面のグリップを増やすため、外側に付けるパッドを、当初予定していたより少し大きめの径にしました。砂浜を四駆で走る時に空気圧を下げるようにパイプが潰れて接触面積を増やすわけです。一応、中心部にはエアキャップを巻いて、あまり大きな落差が付かないようにしています。このあたりは、使いながら適切なあたりを見つけてゆく予定です。



 この写真である程度分かると思いますが、側面のパッドが、船体中央部で、船体に沿って変形して押さえています。しかし、力はほとんどかかかっていないので、船体を傷める心配がありません。表面がかなりグリップを持っているので、左右から力をほとんどかけなくても、船体がローリングしないので、作業をしても船体が動くことはありません。この状態で、逆さまにしても船体が台から離れて落下しません。

     

 こちらが完成した作業用船台の全景です。艤装作業には細長い部品を使うことが多いので、中の仕切は、横長になっています。また仕切は取り外し式で、作業段階に応じて調整できるようにしました。表面は、サンディングシーラーを塗布して磨いた後、ニスを塗りました。テーブル面が映り込んでいるので、仕上がりの光沢が分かると思います。

 

 こちらは、ニス仕上げをする前の段階です。側面押さえ用の外側のパッドを付ける前の状態なので、先ほどの船体を押さえた状態の際、この丸棒が船体に接触せず、ウレタンのパイプだけで押さえていることが、多少はわかってもらえるかもしれません。また、側面の写真で分かるように、シーラーを磨いた状態では、光沢はありません。趣味としては、ニスはあまり好きではなく、オイルやワックスで仕上げるほうが好みです。時間経過と共に、色合いが変わって、味が出てくるからです。今回、ニス仕上げにしたのは、索具を張る作業をする際には、マスキングテープで索具を仮止めしたりする事が多く、ワックスやオイル仕上げの表面には、マスキングテープが付きにくいからです。

 
 
 こちらは側面です。側壁の高いほうが手前になる引き出しの付いている側です。引き出し幅に適した板が手元になかったので、側板の余りと、船底支持架の余りの板を足して幅を稼いでいます。木目がかなり異なるので接合部がはっきり分かると思います。採っては邪魔になるので付けず、引き出しを開けるには両上隅を手がかりにします。



 こちらは底部です。作業時に安定するようにゴム足をつけています。また、ステイを取り付ける側板は、底板に足の長い木螺子で固定しました。

 今年最初の製作物が、また工具だったので、今年も船よりは工具関係を作る事が多くなりそうです^^;

 


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