42フィート武装ロングボートの翻訳が終わりました。僅かに40ページですし、写真も多いので正味量は知れています。
内容はほぼ100パーセント、1/36スケールの模型の製作法でしたが、前半には1/18の模型の写真などが多数載せられています。1/36だとフレームは2ミリ角程度になるので、通常のプランク・オン・フレーム形式で製作するには、フレームが弱すぎると言う理由で、木型を作り、フレームは . . . 本文を読む
表題写真は、マイクロ・テーブル・ソウで試しに加工してみた木片です。このように、ホゾを切る加工には実に向いていて、この木片の加工には1分もかかっていません。同じことを彫刻刀でやろうとすると、流石に1分では不可能です^^;
刃の高さを、切りたいホゾの長さに合わせて調節し、ホゾの幅を木の幅から引いた数字を二分割して、刃の左側からその長さだけ取った位置にフェンスを固定します。あとは、木を走らせるだけで . . . 本文を読む
艦尾プレートを制作してみました。対比物がないとサイズが分かりにくいですが、下の写真でわかるように、1.8センチほどの長さの中にJACINTHEと8文字も入れなくてはならないので、かなり緊張しました^^;
例によって、図面のプリントアウトをペーパーボンドで貼り付け、それをガイドに製作しています。素材は2ミリ厚の柘植です。これだけ細かい文字になると、割れたり取れたりしないか、少し心配でしたが、 . . . 本文を読む
ヒヤシンスの工作は、今のところひたすらリングボルトを作っている状況なので、ほとんど進展していません。あと、船体関係で作る必要があるのは、艦尾の彫刻と、艦載艇、ストーブが残っています。
カロネードが、小さい割にそこそこできたので、以前プラ板で作ったストーブはやめにして、真鍮板で作りなおそうかと考えています。(相変わらず設置位置が判然としませんが・・・)
艦尾彫刻は、周囲の枠の切り抜きがあるので . . . 本文を読む
カロネード砲が一応できました。砲身に関しては、次回の課題ということで、照星は省略しました。今回は、昇降ボルト受けの部分と、ブリーチロープ用のリングも削りだしていますが、これは、別に作って半田付けした方がうまくゆきそうなので、次にカロネードが必要になった時には、それで作ってみるつもりです。砲架は、上下別パーツにしていますが、スライドするようにはしませんでした。一応は旋回します。
砲架後方に、 . . . 本文を読む
しばらく木工が続いたので、ちょっと気分転換に錨を作ってみました。この船は、19世紀の船なので、初期の蒸気艦などに見られるような、ストック(錨上部の横木の部分)が鉄製で折りたためるようになった形式の錨を装備しています。
フランス艦の資料がないので、裏は取れませんでしたが、ブードリオ氏の本によると、バウワー一基とケッジ・アンカー二基を装備しているそうです。ケッジの保管場所は、メインマスト両側の甲板 . . . 本文を読む
彫刻とリングボルト類はまだ付いていませんが、一通りの部品が船体につきました。舵板の図面が、側面図と拡大図で形状が違っていたので、そのままでは、舵柄が正常につかず、ちゃんとつくような舵柄を削ってみたら、かなり妙な形状になってしまいました(:_;)
舵板に舵柄が取りつく穴の角度が図面では誤りがあるようです。(つまり拡大図に穴の位置があって船体側面図にはありませんので、拡大図の方は、完全に異な . . . 本文を読む
船体外形も出来上がったので、甲板の上の構造物の工作を行いました。図面通につくって、取り付けてみましたが、これまた、模型写真と、図面の形状が異なります。図面の解説には、簡略化して描いてあると書かれていて、バリバリに気合が抜けています^^;
図面通りに作ってみたところ、艦尾周りが、なんとも気の抜けた感じなんです。模型写真の方は、屋根状の盛り上がりになっているので、作り直したほうがいいかも知れません . . . 本文を読む
船体が一応完成しました。
甲板張りまで終了していますが、この艦は、甲板がウエールの外側まで広がっているので、その部分の外形の仕上げはまだです。これは、支柱を取り付けて、甲板から上の工作を行う際に整えます。張り出し部分の基部になる甲板下張りは、図面の位置で仕上がっていますが、化粧貼りを広めに取っていて、上部の作業をして、仕上げのペーパーをかけてから、この化粧張りの上に、更に仕上げの化粧張りを張っ . . . 本文を読む
一応、ウエールまで張り込みが終了し、カウンターの取り付けも終了しました。船らしい形状になってきました。
甲板の下張りも張り込んだので、大掛かりな作業はほぼ終了し、これから、いよいよ細部の製作に入ってゆくことになります。
この船は、全通デッキの上の舷側は、看守の一部を除いて、細いレールだけなので、板を奇麗に曲げてやり、磨いたうえで取り付けないといけません。支柱も、フレームと一体ではないので、レ . . . 本文を読む
先日のマストヤード用の簡易旋盤で、削ってみました。材料を銜える部分は、ドリルシャンクの先端を平たく削っただけのものなので、どの程度確実に保持してくれるかに不安があったのですが、相当反っていた円材を削ってみても、確実に回転してくれました。
テストなので、そのあたりの屑材を挟んで反った円材をまっすぐに削りだしてみたところ、ちゃんときれいな円材になったので、そのまま、テーパーをつけて、バウスプリット . . . 本文を読む
長らく埃を被っていたLa jacinteの船体張りが終了しました。ウエールは、カウンターを取り付けてからはるので、仮のものを仮止めしています。また、艦尾一番下で船体後半にだけつくプランクは、キールの化粧張りをする前後に調整して張るので、これも張っていません。つまり、完全な船体張りからは合計6枚足りない状態です。
こちらは、板張りの最後から二枚目を押さえているところです。以前ご紹介した自作の . . . 本文を読む
ミニターのドリル台は、他のルーター用のドリル台と違って、写真のように質実剛健な作りで、重量もあり、保持もがっちりしています。
フライス加工は、専ら旋盤のミーリングマシンで行っていますが、刃物台に取り付けるテーブルでは、面積が狭いのが扱い辛いところです。一方で、模型工作などの小さい作業に使用するには、大きいので取り回しが厄介です。そこで、ミニターのドリル台でもXYテーブルを使用できるようにしてみ . . . 本文を読む
先日、コート掛けを何とかしたいと書きましたが、週末に、ちょこっと作ってみました。板の縁をルーターで削って、丸棒を少し離して固定しただけの簡単な細工です。
板と丸棒の間は、丸棒で2センチほど隙間を空けています。丸棒との接合部分はドラムサンダーで、丸棒の径にあわせて削り、板、スペーサー、丸棒と貫通ボルトで固定しています。壁には4本の螺子で固定しています。壁への固定には、石膏ボード専用の木螺子を使用 . . . 本文を読む
ミズンマストを取り付けたこれらの船は、一般的に1 1/2マスト船として知られている。ミズン・スルは、ガフか横帆またはスプリット・スルである。
横帆のミズンをセットする場合、マストヘッドの綱車穴を通したハリヤードで吊ったヤードにベンドし、クリューは、シートで展張する。スプリットミズンを取り付ける場合、マストにグロメットでベンドし、スプリットでピークを吊る。シートは、小型ブームアウトリガーの後ろの . . . 本文を読む