例によってドーバーの復刻シリーズです。これは、安くていい本が多いので助かります。この本もオリジナルは19世紀の本で、20世紀初頭に一度復刻されていますが、底本はスティールのもので18世紀末です。
艤装関係の本は、大きく分けて、帆船が現役だった時代の参考書か、20世紀の研究書の二系統ですが、参考書系も有名どころは復刻されるケースも多く、今でも現役の参考書として通用しています。
現代の研究書の方が、文章も読みやすく図版も多く、編年記述のものが多いので発達を俯瞰して理解できるところがメリットですが、帆船現役時代の書籍は、何といっても活用を前提とした参考書なので、その運用が理解しやすいメリットがあります。
この本は、五部構成の参考書で、第一部は、艤装にかかわる海事用語の概説が図版入りで38ページにわたっており、第二部が、22ページにわたって、艤装関係の機能解説。第三部は、(当時の)先端の艤装法が16ページ、第四部は、20ページにわたって、動索関係と、艤装の種類。最後の第五部が、38ページにわたって、艤装関係の本でおなじみの諸元の表が掲載されています。
第一部と第二部は、肝要を抑えた簡潔な記述で、艤装に必要な用語を図版を交えて解説してくれているので、他の艤装関係の本を読む際に、安価で格好の参考書になります。
艤装関係の本を読む前に、この本を手に入れていたら、読むのがかなり楽だったでしょう…。
そのうち時間ができたら、この本の沙訳を掲載したいものです。
艤装関係の本は、大きく分けて、帆船が現役だった時代の参考書か、20世紀の研究書の二系統ですが、参考書系も有名どころは復刻されるケースも多く、今でも現役の参考書として通用しています。
現代の研究書の方が、文章も読みやすく図版も多く、編年記述のものが多いので発達を俯瞰して理解できるところがメリットですが、帆船現役時代の書籍は、何といっても活用を前提とした参考書なので、その運用が理解しやすいメリットがあります。
この本は、五部構成の参考書で、第一部は、艤装にかかわる海事用語の概説が図版入りで38ページにわたっており、第二部が、22ページにわたって、艤装関係の機能解説。第三部は、(当時の)先端の艤装法が16ページ、第四部は、20ページにわたって、動索関係と、艤装の種類。最後の第五部が、38ページにわたって、艤装関係の本でおなじみの諸元の表が掲載されています。
第一部と第二部は、肝要を抑えた簡潔な記述で、艤装に必要な用語を図版を交えて解説してくれているので、他の艤装関係の本を読む際に、安価で格好の参考書になります。
艤装関係の本を読む前に、この本を手に入れていたら、読むのがかなり楽だったでしょう…。
そのうち時間ができたら、この本の沙訳を掲載したいものです。
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