早川版のオーブリー・シリーズの新刊が出ました。今回の乗艦は50門艦のHMSレパードです。さすがオブライエン。50門艦のように、現在の印象としては64門艦同様、中途半端で傍流の艦種と見られがちでありながら、その実、その特質を生かした任務についていた、知られざる名艦ともいえる艦種をもってくるとは。
例によって、詳細な船内風景の描写、航海、戦闘の描写が素晴らしいです。以前御紹介したThe 50 Gun-Shipが、テーマにしている艦種であり、同書でその中心に取り上げている艦がHMSレパードです。同書の内部図などを傍らにおいて、本書を読むと、オブライエンの知識と描写、舞台設定の巧妙さが、より一層身近に感じられるでしょう。
後にご紹介する予定ですが、このオーブリー・シリーズの全巻の舞台となった地域や背景を解説した書籍もあり、両方を読むと、味わいが深まります。
このシリーズは、著者のこの時代および船などに対する深い造詣に基づいてかかれているのみならず、人間模様やドラマとしてもよい出来で、このジャンルの他の名作とは、また違った味わいがあります。
例によって、詳細な船内風景の描写、航海、戦闘の描写が素晴らしいです。以前御紹介したThe 50 Gun-Shipが、テーマにしている艦種であり、同書でその中心に取り上げている艦がHMSレパードです。同書の内部図などを傍らにおいて、本書を読むと、オブライエンの知識と描写、舞台設定の巧妙さが、より一層身近に感じられるでしょう。
後にご紹介する予定ですが、このオーブリー・シリーズの全巻の舞台となった地域や背景を解説した書籍もあり、両方を読むと、味わいが深まります。
このシリーズは、著者のこの時代および船などに対する深い造詣に基づいてかかれているのみならず、人間模様やドラマとしてもよい出来で、このジャンルの他の名作とは、また違った味わいがあります。
囚人護送艦、流刑大陸へ (上)早川書房このアイテムの詳細を見る |