【陶のぐい呑や】店長の日記

全国やきものの窯里で創られるぐい呑にこだわった通販専門店【陶のぐい呑や」
店長が見聞したことや新着ぐい呑を紹介します!

国の天然記念物”玄武洞”

2012年08月11日 | 酒器 ぐい呑
兵庫県豊岡市の北方に「玄武洞」があります。 約160万年前に噴出したマグマが冷却され岩塊ができ、約6,000年前に波の浸食作用によりむき出しになった地形です。 壮大な地球変動が感じられる断層・絶壁が現れています。 この「玄武洞」の近くには「青龍洞」、「白虎洞」など複数の洞窟がありますが、実は、この洞窟は、自然のものではなく、昔、石を採掘した跡とのことですが、なかなか雄大な景色を作っています。 江戸時代後期に幕府の学者・柴野栗山が伝説の動物玄武にみえることからこの名を付けたとされています。 岩石の種類の一つである玄武岩は、この「玄武洞」の名に因んで名付けたそうです。 

豊岡市は、コウノトリの繁殖・保護で有名なところでバードウオッチングができる施設も整備されています。 また、近くの出石町には、但馬の小京都と呼ばれる雰囲気のある町並みが残っています。 国の伝統的苦芸品に指定されている白磁の「出石焼」も有名です。 


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美濃焼最古の「元屋敷陶器窯跡」

2012年08月04日 | 酒器 ぐい呑
美濃焼は、現在の土岐市と多治見市の近郊で焼かれている焼き物ですが、桃山時代(400年ほど前)には、日本最大の施釉陶器の生産地でした。 ここで生産された代表的な織部、黄瀬戸、志野、瀬戸黒、御深井などが全国へ出荷されました。この地区には、当時の姿が創造できる遺跡や遺物の展示をする施設がたくさんありますので、「焼き物好き」には、大変、興味深い土地でもあります。 
その中に、「織部の里」と呼ばれる美濃桃山陶の理解を深めることができる史跡があります。 当時の大窯(3基)や登り窯(1基)の遺跡が保存・再現されている国指定史跡「元屋敷窯」は、美濃焼の源流を知る上で、大変、貴重です。写真は、1958年に発掘された14房の連房式登り窯(全長約24.7m、幅2.2m)の階段状の床ですが、一つの床ごとにレンガが積み上げられ一つの燃焼室(房)がありました。 建物の中に保存されていますので、分り難いかもしれませんが、イメージは、前回の「牛ノ戸焼の登り窯」で想像して下さい。 この登り窯の構造は、九州の唐津から導入されたと考えられています。
(JR中央本線「土岐駅」から北へ1.2Km) 

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