【陶のぐい呑や】店長の日記

全国やきものの窯里で創られるぐい呑にこだわった通販専門店【陶のぐい呑や」
店長が見聞したことや新着ぐい呑を紹介します!

仙台にある伝統の堤焼! 大震災の影響がありました!

2011年08月30日 | 酒器 ぐい呑
宮城に堤焼と云う伝統ある陶器の焼き物があります。 開窯は、300年程前と云われていますが、伊達藩の御用窯として発展しました。 現在は、針生家の4代目乾馬(けんば)が、伝統の技を継承していますが、その息子さんの久馬と和馬さんも陶芸の道を歩んでいます。 継承が問題化している窯元が多い中ですが、理想的な窯元と思います・・・野趣あふれる海鼠釉(なまこゆう)が特徴で、掛け流しで生ずる発色する斑紋や流紋が美しい景色を造り出します。 

今回の東北大震災では、大きな登り窯とガス窯が、影響を受けました。 写真の登り窯は、耐火レンガが崩れ落ちたり割れが出来ていました。 焼き物は、1300度程の高温で焼成されますので、致命的な破損となるようです。 全て壊してレンガを積み上げる必要があるようですが、時間とお金が掛かるようですネ・・・幸い、使える窯が残りましたので、製作活動は、継続出来るようです。 当店に載せてある海鼠釉のぐい呑は、震災後の初窯の物とのことでした。 東北で活動している陶芸家の中には、この堤焼さんで修行された方もたくさんいらっしゃるようです・・・・


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福島県相馬市の小さな七夕まつり!!

2011年08月27日 | 酒器 ぐい呑
8月の東北各地は、夏祭りでにぎわいます。 この時期は、仕事で出張で東北に出かけることが多いのですが、お祭りの地区での宿を探すのに苦労します。 従って、お祭りを避けるように出張計画を立てます。 何時かは、お祭りを見るために旅行をしたいと願っていますが、まだまだ先のことでしょうネ  でも、お祭り前後の雰囲気だけは感じることはできますが・・・

福島県の相馬市にある「相馬駒焼」の窯元を訪問した時に、七夕まつりの飾りを見ることができす。 窯元の前の新たに整備された商店街の通りが飾り付けされていました。 今年は、震災の影響で、有名な「相馬馬追い」も縮小した規模で実施されましたが、一時は、中止の話もあったようです。 やはり、地元の人にとっては、伝統を継続したい気持ちと復興への連帯を強めたいとの思いがあるのでしょう。 

「相馬駒焼」は、原発の影響で避難をしている浪江町の「大堀相馬焼」とは、区別されいます。 歴史的な背景があり、藩窯と民窯の違いです。しかしながら、非常に残念なことですが、相馬駒焼15代窯元が、この7月に亡くなられました。 今回、気丈な奥様に、対応して頂きましたが、伝統の焼き物を継続する強い意志を感じました。 応援したいですネ・・・



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”東北応援購入”の輪を広げています!

2011年08月24日 | 酒器 ぐい呑
先日、東北六県の焼き物の里を巡ってきました。 目的は、色々ありましたが、
1.東北の酒器ぐい呑の仕入れ
2.東日本大震災での焼き物産地の被害状況の見聞
3.新しい焼き物の探索    などです・・・

福島県と宮城県窯元には、大きな被害がでていました。 特に、福島県の大堀相馬焼は、原発に近いために窯元は、避難生活しています。 国の”伝統的工芸品”に指定されている焼き物ですが、どのように復興出来るのか先が見えない状況ですネ たまたま、会津本郷焼の陶器まつりで大堀相馬焼の松永窯さんとお会いできましたが、とても直ぐに戻れる状況ではないとの認識でした。 また、メールでの連絡をいただける陶徳窯さんの話では、郡山で借用できた工房で、持ち出したロクロを使い製作活動を始めたとのことです。 10月頃には、初窯が焼けそうとの明るい話もありました。 仙台の堤焼さんでは、登り窯と大きなガス窯が被害を受けていました。 幸い、複数の窯を持っていますので、震災後の初窯は、焼けたようです。 岩手県の小久慈焼さんの登り窯が心配でしたが、2005年の宮城沖地震では、登り窯に被害がでましたが、今回は、無事だったようです。 その他の県の窯元さんでは、幸いにも顕著な被害の話は、出ませんでした。 

新しい窯元さんにもお会いできましたので、順次、このブログで紹介していきます。 覗いてください。

大堀相馬焼を除けば、徐々に3.11前の生活が戻ってきているように感じますが、窯元さんは、異口同音に「売れない」と言います。売れないと作れませんネ 東北には、沢山の焼き物がありますが、残念なことに認知度が低いことに加え震災の影響があり大変苦労をしています。 緊急の支援には、「義援金」は、必要ですが、長期的には、東北産の物産の消費を増やすことが裾野の広い自律的な復興支援になると思います・・・ 生産~消費の循環を活発にすることにより東北の経済活動を活性化できます。 

【陶のぐい呑や】では、東北六県の酒器ぐい呑を積極的に紹介し「東北応援購入」の輪を広げていきます!!


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福島の二本松万古焼・・・

2011年08月22日 | 酒器 ぐい呑
萬古焼(ばんこやき・・万古焼とも表示します。)と呼ばれる焼き物をご存知ですか  18世紀中に桑名の陶工により始められたとされる四日市萬古焼が知られています。 この焼き物は、国指定の「伝統的工芸品」に指定されています。面白いことに東北には、同じ呼び名の焼き物があります。 福島県の二本松萬古焼、同じく田島萬古焼、そして秋田県の秋田萬古焼です。 いずれも、四日市萬古焼とは、直接的な関係は無いようです。 色々な様式があるようですが、現時点では、いずれも紫泥の色合いの焼き物であり急須など木型を使うなど共通点があることは不思議なことです。

二本松万古焼は、二本松藩主が京都の陶工を呼び寄せて開窯されたとされていますが、現在は、井上窯さん一軒だけですが、伝統技法を研究しながら発展させています。 写真は、お店の様子ですが、「亀甲紋」と呼ばれる装飾を施した焼き物が特徴の一つです。 質感のある上質なぐい呑は、大変気に入っています・・・・

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福島の伝統焼き物を楽しむ会津本郷せと市・・・

2011年08月16日 | 酒器 ぐい呑
8月7日(日)に会津本郷焼の美里で「会津本郷せと市」が開催されましたが、朝の4時から正午までの大変珍しい陶器まつりです。 ここには、16軒の窯元が産地を形成していますが、陶器と磁器が共存する東北では最古の伝統ある窯里です。 この祭りは、昔、瀬戸焼の陶工が移り住んで名付けられた瀬戸町通り沿いで行われます。一昔は、夜中の12時からの開催されていたとのことですが、意図を知りたいですネ。  明治後期に近くのお寺の例祭に参拝する方へのお土産として窯元の弟子たちが販売したのが始まりと言われています・・・

非常に開かれた陶器まつりで、震災で被害を受けた大堀相馬焼、益子焼、笠間焼の窯元さんも数軒テントを出していました。 大堀相馬焼の窯元さんの話では、避難地区になっているため、製作活動が出来ないので苦労しているようです。 伝統的工芸品の火を絶やさないために、国の支援は勿論ですが、我々も何かしたいですネ・・・


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松尾芭蕉の生誕の地 伊賀!!

2011年08月05日 | 酒器 ぐい呑
伊賀市は、2004/11の大規模市町村合併で上野市から名前が変わりました。 何故か、伊賀市の方が馴染みがあるように感じます・・・私の年代では、時代劇映画の伊賀忍者の記憶が強烈に残っています。 実際、市の中央部位置する公園には、伊賀忍者が使った武器や歴史を展示した「伊賀流忍者博物館」があります。 忍者の実演ショーは、、今の子供はもちろん昔の子供も楽しめますネ・・・

この伊賀市は、松尾芭蕉の生誕の地でもあり、生家も残っています。 公園内には、芭蕉生誕300年を記念して建てられた「俳聖殿」があります。 木造檜皮葺き二層建築で、一層は八角、二層は丸型の特殊な構造です。 これは、芭蕉の旅姿をイメージしていて、二階の屋根は、旅傘、一階の六角型の屋根は、着ていた衣服の肩から腰を表しているそうです。 なかなか面白い建物です・・・・中には、伊賀焼の芭蕉の座像があります。


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伊賀焼陶器まつりで新しい窯元に会えました!!!

2011年08月01日 | 酒器 ぐい呑
昨日まで伊賀市川合にある「すぱーく阿山」で第31回伊賀焼陶器まつりがあり、行ってきました。 たくさんの伊賀焼の窯元さんとは、すでに面識がありますが、新しい窯元さんに出会えることを期待して、出向いてみました。 春にも丸柱地区で伊賀焼のまつりがありますが、この陶器まつりは、初めての体験でした。 お陰さまで、今まで取引のないたくさんの窯元さんと合うことが出来ましたので、想定以上の収穫がありました!!! どこの窯里も同じですが、意外と知らない窯元さんを探すのは手間が掛かりますネ。最近は、にたくさんの窯元さんが一堂に集まるイベントに出かけることにしています。 非常に効率が良く面白い作風のぐい呑に出会えることがあります。 報道によると37の窯元が参加して2万点程の作品が並んでいるとのこと・・・7月29日の金曜日に行きましたので、混雑はしていませんでしたが、3日間で3万人の人出を見込んでいるとのことです。 夏に開催するのは、珍しい陶器まつりです。

「陶のぐい呑や」の特徴である全国の酒器ぐい呑の品揃え充実するためにどんどんイベントへ顔を出します。 焼き物産地の状況・情報も詳しくなります・・・


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