【陶のぐい呑や】店長の日記

全国やきものの窯里で創られるぐい呑にこだわった通販専門店【陶のぐい呑や」
店長が見聞したことや新着ぐい呑を紹介します!

秋田でたどりついた幸炎窯 !!

2011年09月29日 | 酒器 ぐい呑
8月に巡った東北出張での目標の一つは、秋田県の窯元さん探索でした。 先回、紹介した倉田窯に続いて秋田市雄和にある幸炎窯にたどり着くことが出来ました。 地図を見る限りは、大した距離では無いように思いましたが、探しながらの運転ですから、大変でした。 

この窯元さんは、幸炎窯(こうえんがま)さんで、高橋和起さんにより運営されています。 穴窯専門で窯変が楽しめる焼き物を焼いています。 長さ10mと6mの2っの穴窯で作品作りをしていますが、塩釉などにも挑戦しています。 最近は、陶芸教室などもやっている窯元さんが多いですが、高橋さんは、作陶だけに集中しているようでした。 とはいっても遊び心がある方で、写真の右下に貼りつけましたが、駐車場の脇には、「見学の方はは、なべを思いきりたたいて」との呼び出しが設置してあります。 この裏の丘に工房と展示場があります。 私も、思いっきり叩いてみました!! 秋田での焼き物は、大変と云っていましたが、何か生活を楽しんでいるような余裕を感じる方でした。 秋田市近辺の窯元さんは、後継者問題などで廃窯するところが多いようです・・・・窯元を巡っていると何時も感じますが、焼き物は、作っても売れない悪循環に陥っています。 伝統工芸品の焼き物にもっと関心を持って使ってほしいですネ・・・

【陶のぐい呑や】では、「・・・焼」に拘っていますので、倉田窯さんと幸炎窯さんのような窯元名で活躍している窯元さんは、「東北諸窯」のカテゴリーの中で紹介しています。 秋田県湯沢で見つけた窯元さんがもう一軒ありますので、別の機会に紹介したいと思います。 


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スポーツ吹き矢埼玉県大会が開催されました!!

2011年09月24日 | 酒器 ぐい呑
「スポーツ吹き矢」と云う健康を意識したスポーツをご存じでしょうか・・・最近、テレビなどで紹介されていますので認知度が上がっきている手軽なスポーツです。 年齢の高い会員が多いのが実態ですが、小さな子供でも楽しめるように工夫されていますので、どんどん年齢層に広がっています。 吹き矢ですから、筒にいれた矢を自分の息で吹きだし的に当てて点数を競うスポーツです。 腹式の呼吸が必要ですから、健康面、特に、呼吸器系の健康維持改善には、良いとされています。 私が始めたのも、軽微ですが持病のぜんそくの改善が動機の一つでした。 基本動作も決まっていて「心技体」も重要視しますので、武道にも通ずるものがあります。 全県別に支部があり2.5万人ほどの会員が楽しんでいます。

9月23日(金)に埼玉県大会に参加してきました。 競技参加者は、600名で役員を含めて1,100名の参加者となる大きな大会でした。 日本最高気温で知られている熊谷にある「彩の国くまがやドーム」で開催されましたが、初めてこの会場での大会に参加でしたが、明るく広々としていまして、快適な会場でした。 先回全国大会もここでの開催でした・・・私は、10mの距離に参加できる段位ですが、権利のある8mに挑戦しました。 最終順位は、まだ分かりませんが、目標の上位1/3グループには、入れたと思いますが・・・1ラウンド5本吹き4ラウンドの総点数で競いますが、驚いたことに的の真中に5本当てるパーフェクトを、55名程の方が達成しました。 中には、2回達成したすごいツワモノもかなりいらっしゃいました。 実力者が多い中、まだまだ練習が足りないと感じましたが、競技を楽しむ余裕が出来たのが最大の収穫でした・・・

全国にサークルがありますから、お近くのサークルを「スポーツ吹き矢」で検索して体験してみてはどうですか・・・

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野趣あふれる秋田の窯元・・・倉田窯

2011年09月21日 | 酒器 ぐい呑
東北各県の窯元さん巡りをしてきましたが、秋田県では、角館付近にある白岩焼と楢岡焼くらいしか知りませんので、事前に調査をして先月意を決して秋田県窯元訪問を実行して見ました。 情報が少なく窯元さんを探すのが大変でしたが、「秋田やきもの好き」(庄内昭男著)を参考書として計画しました。 夫々の窯元は、かなり広い地区に散在していましたので、あまり効率的に巡れなかったのが実状でしたネ・・・ まず最初に訪問したのは、倉田窯です。 山形から日本海側の由利本庄市へ山越えしましたが、崖崩れのため迂回の山路を走る結果となり大変不安になりました。 電話で連絡を取りながらなんとか窯元の倉田鉄也さんとお会いできまして、これだけでも達成感を感じました・・・・

倉田さんは、芸術家の風貌ですが、寡黙な方でしたが、大変ご親切に対応して頂きました。 手作りと思われる住居兼仕事場がある家屋には、沢山の焼き物が目に付きましたが、次から次へと酒器ぐい呑を出して頂きまして恐縮いたしました。 穴窯での焼締めによる焼き物ですが、自然味のある豪快なぐい呑を見ることができ、満足感いっぱいになりました。 この穴窯は、1997年に倉田さんご自身が作られたものですが、幅2.4m長さ10mにも及ぶ大型の半地下式の立派なものです。 実際に焼成しているのを見たい衝動にかられましたネ・・・

とにかく豪快な窯元さんですが、40種程の蓮の栽培もしていまして、毎年「花蓮を観る会」を開催し一般公開しています。 優しい人柄も感じる窯元さんでした。 
 
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山形県の四大古窯の一つ・・・新庄東山焼

2011年09月16日 | 酒器 ぐい呑
山形県には、色々な焼き物がありますが、その中で歴史のある窯里として、米沢の成島焼、 山形の平清水焼、 先回紹介した尾花沢の上の畑焼と今回の新庄東山焼が山形県の四大古窯と云われています。 新庄東山焼は、天保十二年(1841)に開窯し今日まで長い伝統を継承しています。 当時は、新庄藩御用窯でしたが、当代は六代目弥瓶窯となっています。 東北の代表的な釉である「海鼠釉」をはじめ、「鉄釉」や「そば釉」の釉薬と敷地内の陶土を使い登り窯で焼く素朴な美しさがある陶器です。次世代を継ぐ息子さん達も、新しく時代に合うものも作っています。 楽しみですネ・・・

平成六年に山下清の【裸の大将】で、当窯に弟子入りした清が「たぬき」をつくる場面がありますが、清役の芦屋雁之助がつくったものが、展示場前に鎮座して出迎えてくれます。 何故、「たぬき」の置物なのか次回聞いてみたいですネ・・・恐らく、新庄公園の丘に実際に「たぬき」が顔を出すのかもしれません。


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東北では珍しい磁器の焼き物・・・・上の畑焼!!

2011年09月11日 | 酒器 ぐい呑
東北では、陶器(いわゆる、粘土での焼き物)が一般的ですが、歴史のある磁器(陶石を原料とする焼き物)も数か所あります。 その一つが、山形県の尾花沢市に上の畑焼です。 その歴史は、幕末にさかのぼりますが、関西の陶工を招へいして地元の陶石を使って上の畑焼が始まったとされています。 その後、廃窯となり幻の焼き物となりましたが、近年、陶芸家の伊藤瓢堂氏によって再興されました。 今は、伊藤瓢堂氏の都山窯と高橋美山氏の美山窯が、上の畑焼の伝統を受け継ぎながら、其々、独自に新しい作品づくりをしています。 写真は、美山窯さんのギャラリーですが、呉須絵付け(染付)を中心にかなり大ぶりの花生など多彩な焼き物が展示されていました。 幾分、肉厚な印象でした・・・・ 
東北での磁器は、伝統的工芸品に指定されている福島の会津本郷焼、宮城の切込焼、そして上の畑焼が磁器の産地として有名ですが、岩手の台焼も磁器を焼いていますネ・・・
さて、この窯元は、大正ロマンの雰囲気で有名な銀山温泉の入口の分かりやすい場所にありますので、是非、立ち寄って見ては如何でしょうか!! 東北の新しい発見がありますヨ・・・


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山形の焼き物碁点焼(ごてんやき)へ・・・・

2011年09月02日 | 酒器 ぐい呑
山形には、たくさんの焼き物があります。 昨年、東北を出張した時に、村山の駅の道で偶然見つけた焼き物の一つが「碁点焼」でした。 山形には、こんな焼き物もあるのかという印象を持ちました。 今年、東北の酒器ぐい呑を積極的に紹介するため、丹念に窯元を巡る計画を立てましたが、この碁点焼を訪ねることにもしました。 販売店などでは、一部の商品しか見ることができませんので、「象の足を見て象の全体と理解する」のと同じことになりがちです。 そのため、実際に訪問することを信条として、愚直に新しい窯元に会うようにしています。 まさに、想像していた焼き物と違い面白いものを発見しました。 碁点焼陶修窯という窯元さんです。 鈴木秀行さんといく子さんの夫婦揃って「いつもの暮らしに、ちょっと贅沢なアクセントを。」をテーマにして創作活動をしています。

最上川の三大難所の一つ碁点であり景勝地であるとことから碁点焼と名付けられました。 大変良質な陶土を使い京焼の技法を活かし現代的な感覚の焼き物を造っています。 見事な藍色の釉は、印象的でした。 藍華三島(象嵌)は、上品で豪華な雅を感じさせますネ・・・穏やかなご主人と奥様の人柄が滲み出た、想像とは全く違う作品を発見できて感激でした。 このような出会いは、楽しいですネ!!!

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