ライブもやる峠の食堂すけあくろう

 県道61号ひとつぎ峠からの風景

 2021 丑年 すけあくろう営業終了しました

2021-12-30 | 日記
 ありがとうございました。

 新しい年のはじまりは、1月5日(水)からです。
 一所懸命、ハンバーグを焼きますので、食べに来て下さいませ。


 【本日の余談】わしが大学2回生の時のお話し。
 京都の田舎の学校じゃった。
 ウイークリーコンサート部と云う部活をしていて、校内は勿論、秋の学園祭の時分には、よその大学へ呼ばれて演奏活動をしたりする。
 1回生や2回生の時は、上級生のバンドの荷物運びや手伝いが主な仕事だが、可愛がってくれていた※5回生の先輩のバンドで唄わせてもらえることになって、京都市内の女子大の文化祭へ初出演した。
 そのステージの音がカセットテープに残った。

 その時代に、6回生のイノウエさんと云う大先輩が居て、当時のポップコンや合歓の里でのコンテストやコンサートのYAMAHA専従のバックミュージシャンで巨匠であった。
 正に雲の上の人である。

 何を思うたか、19歳のわしは、そのカセットテープを握りしめ、Dax HONDAに跨り、雲の上の人のアパートのドアをたたいた。
 「聴いてもらいたいのですが」と手渡したカセットをデッキに入れて、巨匠は再生ボタンを押した。
 前奏が始まる。一番の歌が聞こえて来た。二番に入る…、直前に巨匠は、stopボタンを押した。
 そうして、カセットを取り出し、わしの手に返しておっしゃった。

 「ええか多賀、物事には上手い下手があるやろ?」
 「はい」
 「お前のは、下手以下なんや」

 それから、どうやってDaxで自分のアパートへ帰ったんか、覚えていない。
 その次の日から晩の9時までのバイトの後、学校の部室で一人毎晩なんやかんやと練習したのは覚えとるが。

 しかし、あの19歳の小僧に云うてくれちゃった雲の上の人のことばは、ずっと忘れてないし、今もこれからも、わしの肚の底で息をしている。

 「ライブもやる峠の食堂 すけあくろう」が始まったのも、この言葉が礎となっている。 つづく
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 雪国から こんにちは

2021-12-26 | 日記
  こんな感じ。
 今からまだまだ降るんじゃそうな。

 もう、ええです。


 【本日のお話し】60の還暦を迎えてから、ギターとの付き合いが始まったと云う。
 マツムラさんと云う御仁。
 この辺じゃあ珍種の巨人ファン。
 仕事も趣味もカメラ撮影。
 何年か前に一羽のコウノトリが庄原に飛来した時、その姿を見事に撮られた。
 その内の一枚が、当店にも飾られている。

 65か66の歳で亡くなった。
 7月19日。
 抗がん剤治療を受けていた頃、「おっさんの歌」と云う曲を書いた。
 自分みずからを唄ったオリヂナルソング。
 ”女房には頭が上がらない、娘らには臭いと嫌われる、云々と”
 しかし、最後は、家族を想う広く深い愛を弾き語る。

 前出のほうぼうさんの娘さんが、なんとケアマネージャー。
 えにしを感じたものだ。
 
 晩期は、第二土曜日も最後の土曜日のライブにも出て来られないほど弱ってらっしゃった。

 で、

 「調子のええ時、いつでもええけぇ電話して下さい。その日にライブの準備するけぇ」と云うたが、叶えられんかった。

 マツムラさんも此処でしか、唄う場所が無かった御仁。
 チィと、こ慣れて来たら、あっちの箱こっちの箱へと唄える場所を増やせるが、そうじゃないミュージシャン達が居る。

 そんな彼らがこの場所を使やあええと、コロナと十数年前の芸予地震の時以外は、ずっとライブを続けて来た。
 27年になる。
 これからも元気で、この箱をつづけて行きたいのうと思うんじゃが、、、  つづく
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 年末年始の営業のお知らせ

2021-12-24 | 日記
 丑年の千秋楽は、12月30日(木)の昼営業のみ。
 初仕事は、1月5日(水)からです。

 今年も一年大変お世話様になりました。
 ありがとうございました。
 新種のコロナが接近中とのこと。
 気を緩めずに参りましょう。

 わしが知っている人全員が、ええ年を迎えれますように。


 【本日のお話し】かつて、ほうぼうさんと云う御仁が居られた。
 高校で英語を教えておられた教師で、この御仁が部類の音楽好きと来た。
 普段はギターを弾いて唄うのだが、好きが高じて、ウクレレのようなマンドリンのような膝に抱えて弾ける弦楽器を制作した。
 それを持ってきては、弾き語る。
 アメリカのブルースやフォークソングやカントリーが好きで、原曲に自分なりに訳した日本語を枯れた声を絞って唄いこむ。

 みんな慕っていた。
 確か64歳で亡くなったはず。
 1月17日だったと思う。
 亡くなる前、入院中の庄原の総合病院から息子と娘に連れられて、多楽祭へ出演された。
 それが最後のライブとなる。
 当店のピアノの上に、最後の雄姿を飾っている。

 わしは決めた。
 こう云う御仁が、こう云う心底音楽を愛する御仁が居る限り、決まった日は必ずライブをしようと。
 わしは決めた。
 その為には、チィとでも長生きして、この箱を続けて行こうと。

 そんな方を裏切っちゃあいけんと。

      つづく
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 風の丘便り…2021冬

2021-12-21 | 日記
 今週の末にも又寒波襲来との事。
 雪道運転大の苦手なわしには、プレッシャーそのもの。 チィとずつコロナ感染が増えとる気ぃがするし、今一度気を引き締めての日常を営みましょう。

 風の丘に最近、イノシシ来てません。

 【本日のお知らせ】すけあくろう名物の※参加型ライブ(毎月第二土曜日の♪フォーク・フォーク&フォーク、毎月最後の土曜日の多楽祭、毎年春と秋の「風の丘まつり」)は、当分の間、開催しません。

 尚、「何故」とか、「その理由」とか疑問をお持ちの方があると思います。
 メール、電話での問い合わせには、お応え出来ないことをご了承願います。

              すけあくろう ライブ主宰者 多賀祐司
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 2021 丑年 すけあくろう ラストライブ

2021-12-10 | 日記
 12月11日(土)※19:00~

 色んなことがあった2021年。
 全員、同じ一つ歳取った。
 ええのが唄えましたか?
 思い通りの歌声は響きましたか?
 自分の歌が唄えましたか?

 自分を表現出来ましたか?

 ラストライブ、12月11日(土)19:00スタートです!

 【本日のプライベート】当店のトイレは、和式から洋式へと変わりました。 その工事の間の休業中、のんき師匠のご指導の下、二人用のテーブルを作りました。 味噌バンドのvo.卓ちゃんが描いた絵が、ど真ん中に飾られて居ります。  そうして、浪速の壱さんと悠くんに会いに行きました。 更に、さくらのもとへと江戸に上って来ました。 

 じいちゃんは庄原に帰って、孫の絵を描きました。  続いて、年賀状の準備も始めました。 嗚呼、いそがし。
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