ありがとうございました。
新しい年のはじまりは、1月5日(水)からです。
一所懸命、ハンバーグを焼きますので、食べに来て下さいませ。
【本日の余談】わしが大学2回生の時のお話し。
京都の田舎の学校じゃった。
ウイークリーコンサート部と云う部活をしていて、校内は勿論、秋の学園祭の時分には、よその大学へ呼ばれて演奏活動をしたりする。
1回生や2回生の時は、上級生のバンドの荷物運びや手伝いが主な仕事だが、可愛がってくれていた※5回生の先輩のバンドで唄わせてもらえることになって、京都市内の女子大の文化祭へ初出演した。
そのステージの音がカセットテープに残った。
その時代に、6回生のイノウエさんと云う大先輩が居て、当時のポップコンや合歓の里でのコンテストやコンサートのYAMAHA専従のバックミュージシャンで巨匠であった。
正に雲の上の人である。
何を思うたか、19歳のわしは、そのカセットテープを握りしめ、Dax HONDAに跨り、雲の上の人のアパートのドアをたたいた。
「聴いてもらいたいのですが」と手渡したカセットをデッキに入れて、巨匠は再生ボタンを押した。
前奏が始まる。一番の歌が聞こえて来た。二番に入る…、直前に巨匠は、stopボタンを押した。
そうして、カセットを取り出し、わしの手に返しておっしゃった。
「ええか多賀、物事には上手い下手があるやろ?」
「はい」
「お前のは、下手以下なんや」
それから、どうやってDaxで自分のアパートへ帰ったんか、覚えていない。
その次の日から晩の9時までのバイトの後、学校の部室で一人毎晩なんやかんやと練習したのは覚えとるが。
しかし、あの19歳の小僧に云うてくれちゃった雲の上の人のことばは、ずっと忘れてないし、今もこれからも、わしの肚の底で息をしている。
「ライブもやる峠の食堂 すけあくろう」が始まったのも、この言葉が礎となっている。 つづく
新しい年のはじまりは、1月5日(水)からです。
一所懸命、ハンバーグを焼きますので、食べに来て下さいませ。
【本日の余談】わしが大学2回生の時のお話し。
京都の田舎の学校じゃった。
ウイークリーコンサート部と云う部活をしていて、校内は勿論、秋の学園祭の時分には、よその大学へ呼ばれて演奏活動をしたりする。
1回生や2回生の時は、上級生のバンドの荷物運びや手伝いが主な仕事だが、可愛がってくれていた※5回生の先輩のバンドで唄わせてもらえることになって、京都市内の女子大の文化祭へ初出演した。
そのステージの音がカセットテープに残った。
その時代に、6回生のイノウエさんと云う大先輩が居て、当時のポップコンや合歓の里でのコンテストやコンサートのYAMAHA専従のバックミュージシャンで巨匠であった。
正に雲の上の人である。
何を思うたか、19歳のわしは、そのカセットテープを握りしめ、Dax HONDAに跨り、雲の上の人のアパートのドアをたたいた。
「聴いてもらいたいのですが」と手渡したカセットをデッキに入れて、巨匠は再生ボタンを押した。
前奏が始まる。一番の歌が聞こえて来た。二番に入る…、直前に巨匠は、stopボタンを押した。
そうして、カセットを取り出し、わしの手に返しておっしゃった。
「ええか多賀、物事には上手い下手があるやろ?」
「はい」
「お前のは、下手以下なんや」
それから、どうやってDaxで自分のアパートへ帰ったんか、覚えていない。
その次の日から晩の9時までのバイトの後、学校の部室で一人毎晩なんやかんやと練習したのは覚えとるが。
しかし、あの19歳の小僧に云うてくれちゃった雲の上の人のことばは、ずっと忘れてないし、今もこれからも、わしの肚の底で息をしている。
「ライブもやる峠の食堂 すけあくろう」が始まったのも、この言葉が礎となっている。 つづく