大地の金神様を金勝要(きんかつかね)の神様と申すぞよ。
今度艮の金神が表になるに就いて、
この神様を陸地表面(あげ)へお上げ申して、
結構にお祭り申さなこの世は治まらんぞよ。
昔から結構な霊魂の高い神様ほど、
世に落ちて御座るぞよ、、皆々改心。
大本神諭
長らく世に落ちて居た神人神々様を世にお上げせねば世はよくならんのぞ。
ひふみ
邪神は妨害の悪あがきを改心。
艮の金神の分霊神
金勝要(きんかつかね)の神様は、
便所の神様、縁結びの神様
不思議に堪へずして、
自分は金色燦爛(きんしよくさんらん)たる珍玉の明光を拝して、
何となく力強く感じられ、眺めてゐた。
次第々々に玉は大きくなるとともに、水晶のごとくに澄みきり、
たちまち美はしき女神の御姿と変化した。
全身金色にして黄金の肌、
愛情あふるるばかりの女神であつた。
女神は、自分の手をとり笑(ゑみ)を含んで、
『われは大便所(かはや)の神なり。汝(なんぢ)に之(これ)を捧(ささ)げむ』
と言下に御懐中より、
八寸ばかりの比礼(ひれ)を自分の左手(ゆんで)に握らせたまひ、
再会を約して、また元のごとく金色の玉となりて中空に舞ひ上り、
電光石火のごとく、九重の雲深く天上に帰らせたまうた。
その当時は、いかなる神様なるや、また自分にたいして何ゆゑに、
かくのごとき珍宝を、かかる寂寥(せきれう)の境域に降りて、
授けたまひしやが疑問であつた。
しかし参綾(さんれう)後はじめて氷解ができた。
教祖の御話に、
『金勝要神(きんかつかねのかみ)は、全身黄金色であつて、
大便所に永年のあひだ落され、苦労艱難の修行を積んだ大地の金神様(こんじんさま)である。
その修業が積んで、今度は世に出て、結構な御用を遊ばすやうになりたのであるから、
人間は大便所の掃除(さうぢ)から、
歓(よろこ)んで致すやうな精神にならぬと、誠の神の御用はできぬ
それに今の人民さんは、高い処へ上つて、高い役をしたがるが、
神の御用をいたすものは、
汚穢所(きたないところ)を、美しくするのを楽んで致すものでないと、
三千世界の大洗濯、大掃除の御用は、到底勤め上りませぬ。
との御言葉を承(うけたま)はり、かつ神諭の何処(いづこ)にも記されたるを拝して、
奇異の感に打たれ、神界の深遠微妙なる御経綸(ごけいりん)に驚いた。
女神に別れ、ただ一人、太陽も月も星も見えぬ山野を深く進みゆく。
山深く分け入る吾は日も月も/星さへも見ぬ狼の声
金勝要(きんかつかね)の神様を畏れよ。
今度艮の金神が表になるに就いて、
この神様を陸地表面(あげ)へお上げ申して、
結構にお祭り申さなこの世は治まらんぞよ。
昔から結構な霊魂の高い神様ほど、
世に落ちて御座るぞよ、、皆々改心。
大本神諭
長らく世に落ちて居た神人神々様を世にお上げせねば世はよくならんのぞ。
ひふみ
邪神は妨害の悪あがきを改心。
艮の金神の分霊神
金勝要(きんかつかね)の神様は、
便所の神様、縁結びの神様
不思議に堪へずして、
自分は金色燦爛(きんしよくさんらん)たる珍玉の明光を拝して、
何となく力強く感じられ、眺めてゐた。
次第々々に玉は大きくなるとともに、水晶のごとくに澄みきり、
たちまち美はしき女神の御姿と変化した。
全身金色にして黄金の肌、
愛情あふるるばかりの女神であつた。
女神は、自分の手をとり笑(ゑみ)を含んで、
『われは大便所(かはや)の神なり。汝(なんぢ)に之(これ)を捧(ささ)げむ』
と言下に御懐中より、
八寸ばかりの比礼(ひれ)を自分の左手(ゆんで)に握らせたまひ、
再会を約して、また元のごとく金色の玉となりて中空に舞ひ上り、
電光石火のごとく、九重の雲深く天上に帰らせたまうた。
その当時は、いかなる神様なるや、また自分にたいして何ゆゑに、
かくのごとき珍宝を、かかる寂寥(せきれう)の境域に降りて、
授けたまひしやが疑問であつた。
しかし参綾(さんれう)後はじめて氷解ができた。
教祖の御話に、
『金勝要神(きんかつかねのかみ)は、全身黄金色であつて、
大便所に永年のあひだ落され、苦労艱難の修行を積んだ大地の金神様(こんじんさま)である。
その修業が積んで、今度は世に出て、結構な御用を遊ばすやうになりたのであるから、
人間は大便所の掃除(さうぢ)から、
歓(よろこ)んで致すやうな精神にならぬと、誠の神の御用はできぬ
それに今の人民さんは、高い処へ上つて、高い役をしたがるが、
神の御用をいたすものは、
汚穢所(きたないところ)を、美しくするのを楽んで致すものでないと、
三千世界の大洗濯、大掃除の御用は、到底勤め上りませぬ。
との御言葉を承(うけたま)はり、かつ神諭の何処(いづこ)にも記されたるを拝して、
奇異の感に打たれ、神界の深遠微妙なる御経綸(ごけいりん)に驚いた。
女神に別れ、ただ一人、太陽も月も星も見えぬ山野を深く進みゆく。
山深く分け入る吾は日も月も/星さへも見ぬ狼の声
金勝要(きんかつかね)の神様を畏れよ。