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ワイルド・スピード MEGA MAX

2011-05-04 19:48:27 | レビュー

Fast Five (邦題:ワイルド・スピード MEGA MAX )は Fast and Furious シリーズ8作中5作目だ。
結論から言うと、これまでの5作中では飛び抜けて傑作と言える。

ポール・ウォーカー演じるブライアン・オコナーとミア(ジョーダナ・ブリュースター)がドム(ビン・ディーゼル)を前作「ワイルド・スピード MAX 」で刑務所から救出してお尋ね者となる。
そこで、南米に渡って一仕事するわけだが、迫力満点のカーアクションが全編を通じて満喫できるだけでなく、怒り、悲しみ、失望、野望、希望、幸福といった様々な感情が上手く織り込まれている。
仲間同士の軋轢も、敵対する人間の間に築き上げられる信頼関係も無理なく描写されている。
会話もウィットに富み、行間で多くのことを伝える美意識を持っている。

例えば、"I thought nobody would ever understand how much." というドムの台詞は一人の登場人物が抱えていたもやもやを吹き飛ばし、内面の流れを一気に逆流させる強い力を持っていた。
それが見るものにきっちりと伝わってくる。
近年公開されたアクションものの中では最高の一作だ。

ちなみに、最後のタイトルロールはしっかりと見届ける必要がある。
次回作(ビン・ディーゼルによるとドイツのアウトバーンで撮影するそうだ)の種が蒔かれている。

★★★★★

 


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