iPad/iPhone で zip ファイルを扱う方法をいくつか比較してみよう。 多くのアプリがZIPファイルを扱えると謳っているが、安定して使用できるソフトは限られている。 比較的評判が良く、実際に使ってみて気に入ったアプリを3種類紹介する。 それぞれ主目的が他にあるので、どれが最適かは各人によって異なると思う。 いずれも、Dropbox や iDisk, WebDAV などのクラウドに対応している。
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まず、iPad 専用の GoodReader 3.5.0 から見てみよう。 これを使うと、PDF、マイクロソフトのオフィス、アップルの iWork、ウェブページ、サファリ、画像、映像、音声の表示・再生が可能だ。 特にPDFファイルのサポートに優れており、文書を開くだけでなく、リンクやズーム、パスワード、ブックマークや検索機能等も対応している。 メールに添付されたファイルも容易に開くことができる。 iPad を使ってPDFファイルを読むには最適なソフトだといえる。 欲を言えば、PDF文書内からのコピー・貼り付けができればさらによい。 もちろん、ファイルやフォルダーをまとめて zip ファイルに圧縮したり、逆に解凍できるのは言うまでもない。 留意点は、iPad 用と iPhone 用が別だという点(それぞれ $4.99)。
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次に Filer 2.1 ($3.99) を見てみよう。 このソフトは zip だけでなく、RAR, TAR, Gzip も解凍する。 multi-part RAR やパスワードで保護された圧縮ファイルにも対応している。 圧縮文書は zip ファイルのみ作製可能だ。 解凍した文書を開くのは iOS 内の他のソフトに依存している。 Filer は圧縮された文書をやりとりする際には威力を発揮するだろう。
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最後に FTP on The Go Pro ($9.99) を紹介したい。 このアプリは、ftp や ftps を通じてファイルを管理するのに最適なソフトで、 プログラム用に最適化されたキーボードも用意している。 マルチメディアファイルにも対応しており、ウェブページの管理には最適な ソフトだ。 Zip ファイルに関しては、解凍と圧縮の両方が可能だ。
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