サクソフォン国際コンクール 日本人が1位と2位の快挙
奈良)経常収支比率98・4% 県内市町村昨年度決算
根本晃 2019年11月9日03時00分
昨年度の県内39市町村の普通会計決算を奈良県がまとめ、6日発表した。財政の硬直度を示す経常収支比率は平均98・4%(前年度比0・8ポイント増、全国平均93・0%)で、3年連続の上昇。2007年度の98・6%に続いて過去2番目に高い水準といい、県の担当者は「早急に改善が必要」と警鐘を鳴らしている。
経常収支比率は人件費や扶助費、公債費のように毎年度経常的に支出される経費の割合を示し、自治体の財政の弾力性を表す。数値が高いほど新規事業などに投資する余裕がなく、財政が硬直しているとされる。
県内では11市町村が前年度より改善した一方、28市町村が悪化した。県市町村振興課によると、収入面で国が配分する普通交付税などが減少し、支出面で公共施設の管理費や学校給食の委託費など物件費が上昇したことが要因とみられる。
経常収支比率が100%を超え、「重症」と指摘されたのは御所市(105・9%)▽黒滝村(同)▽天理市(104・5%)▽河合町(103・4%)▽五條市(103・2%)▽桜井市(102・6%)▽奈良市(100・8%)▽宇陀市(100・4%)▽大淀町(100・1%)の9市町村。最も低かったのは川西町(84・6%)▽御杖村(85・9%)▽山添村(86・2%)の順。(根本晃)
今週天気 季節は進み そろそろ冬の足音が
2019年11月10日19:22

13日(水)は、日本付近は広く高気圧に覆われるでしょう。全国的に穏やかに晴れる見込みです。西日本や東日本では、日中は20度くらいまで上がる所が多く、カラッとした陽気になるでしょう。洗濯物やお布団を干すのに最適です。ただ、朝晩は冷えますので、お出かけする時間帯に合わせて、服装を選ぶようにしましょう。北日本は、最高気温は15度以下になる所が多くなりそうです。日中、日差しがあっても上着が欠かせないくらいでしょう。
14日(木)から15日(金) 関東では木枯らしに 北日本は気温の変化に注意
木枯らし1号とは?
晩秋から初冬にかけて吹く、強く冷たい風を木枯らしと呼びます。特徴は西高東低の冬型の気圧配置になることです。定義は、東京は10月半ばから11月末にかけてで、風向は西北西から北、最大風速はおおむね8メートル以上。大阪はおおむね霜降から冬至で、風向は西北西から東北東、最大風速8メートル以上で、大阪、神戸、京都、舞鶴、彦根、和歌山、奈良のうち3地点以上で観測した場合です。
≪ 東京の最早記録10月13日 ≫
木枯らし1号の早い記録は東京は1988年の10月13日、大阪(近畿地方として発表)は1981年と1993年の10月23日です。(但し、発表がなかった年もあります。)
≪ 発表は東京と大阪だけ ≫
木枯らし1号を発表しているのは、全国で東京と大阪だけです。東京と大阪は定義に合う風が吹きやすく、人口が多いため、そこに住む人々の話題になりやすいのが大きな理由です。また、日本海側の地方は、木枯らしが吹く冬型の気圧配置になると、風が強いだけでなく雨や雪が降り、かなり荒れた天気となります。木の葉は雨に濡れ、枯れ葉が舞う状況ではない、木枯らしという言葉に当てはまらない状況になります。
日本人が1、2位=ベルギーのサックス国際大会
【ディナン(ベルギー)時事】サクソフォンを発明したアドルフ・サックス生誕の地であるベルギー南部ディナンで9日まで行われた「第7回アドルフ・サックス国際コンクール」で、東京都足立区出身の齊藤健太さん(27)が優勝した。日本人の栄冠は2002年大会の原博巳さん(今年8月に死去)以来、2人目。
また神奈川県横須賀市出身の小澤瑠衣さん(30)が、女性としてコンクール史上初の2位となった。6位には愛知県一宮市出身の袴田美帆さん(25)が入賞した。
同コンクールはサックスの死後100年を記念し1994年に始まり、原則4年に1度開かれている。クラシック・サクソフォンの国際大会では最高峰の一つとして知られている。
齊藤さんは受賞後、取材に応じ「とにかくうれしい。泣いてしまいました」と喜びをかみしめた。サクソフォンは一般的にジャズのイメージが強いが、「クラシックの音や作品の素晴らしさをコンサートを通じて伝えていきたい」と今後の意気込みを語った。
サクソフォンは中学1年の時に始めたという。洗足学園音楽大卒業後、東京芸大でも学び、昨年はスロベニアで開かれたサクソフォンの国際コンクールで2位となっている。