「エンゼルス−ロッキーズ」(27日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(24)が「4番・指名打者」で出場し、1点を追う四回に15号逆転3ランを放った。

 ロッキーズの先発グレイとは5月9日の交流戦以来、2度目の対戦。前回は一ゴロに仕留められている右腕に対し、二回、先頭で打席に入った大谷はフルカウントから内角低めの154キロ直球を鋭くはじき返したが左直だった。

 豪快な一振りは四回だ。3番トラウトの適時打で1−2とし、ボークが絡んで無死二、三塁の好機にワンストライクからの2球目、151キロ速球を左中間へ15号逆転3ラン。前日は代打で1打席に立っており、スタメン出場では4番で起用された25日に続いて2試合連続弾。日本選手のメジャー1年目で15本塁打は、城島(マリナーズ、18本)、松井秀(ヤンキース、16本)、井口(ホワイトソックス、15本)に続いて4人目となる。

 試合前には22日以来、5日ぶり3度目となる実戦形式の投球練習を行った。練習は非公開で行われ、球団広報部の発表によると、3イニングで50球を投げ、33球がストライクだったという。

 エンゼルスのラインアップは以下のとおり。

1番・右翼 カルフーン 打率・222、17本塁打、51打点

2番・二塁 フレッチャー打率・271、 1本塁打、21打点

3番・中堅 トラウト  打率・311、30本塁打、60打点

4番・DH 大谷    打率・273、14本塁打、40打点

5番・一塁 プホルス  打率・248、19本塁打、63打点

6番・遊撃 シモンズ  打率・293、 8本塁打、59打点

7番・捕手 アルシア  打率・304、 3本塁打、15打点

8番・三塁 ウォード  打率・216、 2本塁打、 6打点

9番・左翼 E・ヤング 打率・221、 1本塁打、 6打点

投手 デスパイネ 2勝2敗、防御率6・35