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『 クライマーズ・ハイ 』

2008年07月20日 | 映画感想(日本)
原作は
『 半落ち 』 でブレイクした 横山秀夫氏 の同名小説。
私自身は 面白いと思っていたが 
昔からの 横山秀夫ファンには やや不評だった作品である。
主役は この2・3年 大活躍の 堤 真一
どんな風に映画化されたのか? 
運良く 原作を読んだのが 2年くらい前のことなので
細かい内容は覚えていない。
ゆえに 純粋に 映画として楽しめるかも?
と 少しの 期待をもって 映画に臨んだ。



あれ? あれれ?
! そうか・・! 原作でも 山登りの情景は 描かれていたっけ・・?
徐々に どんな話だったのか 思い出す・・・

う~~ん。
こんなん でしたっけ??
ちょっと やけに 新聞社の中の 販売部門が 嫌味に描かれすぎていない???
   ( 意図して そういう配役にしたのかもしれないけれど
     クチャクチャ ガム噛んで 人と話す人って 品性感じられないよね? )
なんだか
販売部門 = イヤなやつら っていう先入観を もってしまうじゃないの?!
ご家庭に キチンとした時間に新聞を届けるべく 頑張っている人たちを 揶揄しているように思え やや 不愉快でした。
彼らは 彼らの理論で 販売店さんや 購読者に迷惑をかけないように と 思っているだけなのに・・・・


原作を 読んでいたはずなのに
新聞社内の 人間関係を 理解するのに 一苦労。
あの 秘書の 女の子の話って こんなに大げさだったっけ?
えええ? 山崎 努さん ( まぁ エロジジイを演じてるわけですが・・苦笑 )
そこまで やったっけ???
新聞社内まで 地方紙を買いに来た 親子のエピソードって
あんなん だったっけ??

     原作を読んでいたからこそ 出てくる 疑問 噴出! (笑)


細部については いろいろ 不満はあったけれど
新聞社内の やりあい・葛藤・・
実際も あんなに 毎日 活気づいている いや 殺気立っているの??
すごい迫力です。 

・・・ というわけで
気がつけば  あっという間の 2時間半弱 でした。


ただただ 大きな不満が 一つ。
最後の親子の再会シーンは 本当に必要だったの???
あれでは なんだか 本筋がくるりと 変わってしまうような・・・
確かに
息子との和解もひとつのテーマかもしれないけれど
無理やり 押し込んだって感じが否めませんでした。
だって 映画では それほど 息子との葛藤が描かれていませんでしたよね???


原作未読の 夫に感想を聞いたところ
やはり 山登りシーンが 必要だったのか ? と 言っていました。
原作を読んでいた 私は
イメージとして 挿入したんじゃないか? と 想像していたから
まだ違和感が少なかったのですが
ちょっと わかりづらい構成になっていたような 気がしました。


・・・・・それにしても!!
     堤さんが 60過ぎの ” 老人 ”( といっては現在では失礼ですね! )
     には みえませんでした。
     いえ 実際20年後でも 堤さんは あんな感じを保っておられるかもしれませんが (笑)


  2008.07.09  「クライマーズ・ハイ」  TOHOシネマズ名古屋ベイシティにて鑑賞  ★★★☆


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2 コメント

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私も。 (たーくん)
2008-08-08 01:09:34
原作は未読ですが少し…な感じがありました。
もしかするとスペシャル・ドラマ版が原作に近いのかもしれません。
そちらは映画と比べると私は好きです♪
評判もよいですし機会がありましたらDVDで鑑賞してみて下さい☆
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たーくん さんへ ()
2008-08-11 22:27:36
やはり
あまり評判が芳しくないみたいですね。
映画は
いろんな演出において
やり過ぎ感が 否めませんでした。
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