ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の斗栱(2)

2018-11-20 21:20:05 | 水戸

水戸八幡本殿(八幡町8-54)
 大変はなやかで、装飾的な斗栱(ときょう)です。棟梁が自分の腕を見てくれといっているようです。通り肘木(とおりひじき)などに地方的特徴が出ているそうです。

 

仏性寺本堂(栗崎町1984)
 柱の上にある斗(と 桝(ます)の意味)が大斗(だいと)、それ以外を小斗(しょうと)というそうです。八角堂(国の重要文化財)なので、普通と角度が違っています。

 

天神社本殿(常照寺脇 元吉田)
 大斗上にある栱(きょう 肘木(ひじき))に乗る3つの斗を、平三斗(ひらみつど)というそうです。この写真の場合、支えている斗は柱の上にないので、大斗ではないようです。

 

桂岸寺本堂(松本町13-19)
  装飾的な尾垂木(おだるき)が突き出ています。

 

日吉神社本殿(見和2)
 本殿廻廊を支える床下にも斗栱が見られました。

水戸の斗栱(1)

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水戸にある木のコブ(1)

2018-11-19 20:51:56 | 水戸

 ときどきコブのある木を見かけることがあります。そのうちの印象的なコブのあれこれです。
 木のコブは、枝が切られたり、虫によって木が傷ついた場合とか、木の病気などが原因でできるそうです。

 

イチョウ(六地蔵寺 六反田町767)
 樹齢800年という、たぶん水戸にあるイチョウでは一番の巨木です。かなり高いところにコブがありました。

 

モチノキ(下入野町)
 民家にある樹齢300年という古木のコブです。切った枝の名残りのような感じもします。これ以下に並べたコブは、地上1mくらいの低いところにあるコブです。

 

アカガシ?(酒門神社 酒門町94)
 酒門神社にはケヤキやイロハモミジの古木があったり、合体木が2種あったり、根元で3本に分かれたケヤキがあったりと、樹木だけでもいろいろたのしめます。

 

サクラ(中央1丁目北児童公園)
 このコブはなんとなく顔っぽく見えます。サクラの枝にできるコブは病気のようで、数年でその枝は枯れてしまうそうですが、これはどうなのでしょう。

 

アオギリ(酒門町・県道179号線沿い)
 ずいぶん大きくなったコブです。酒門共有墓地入口の近くにあります。

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水戸の笑い

2018-11-18 20:06:41 | 水戸

 笑という文字で探してみました。みとっぽ風土の水戸には、笑いが少ないような気がします。今はやりらしい、むりやり笑わせるというのではない、自然にもれでてくるといった笑みをもたらしてくれるようなものが、もっとふえるといいなと思います。

 

台宝院共同墓地(西大野 マルイチ自動車㈱隣)
 いいお顔の子安観音です。文久3年(1863)に建てられたようです。ここにはもう一体、見ごたえのある如意輪観音もあります。

 

神崎寺(かみさきじ 天王町8-17)
 観音堂の前にある仏像です。だれかが無断で奉納していった仏像だそうで、したがって仏像の名前も分からないそうです。お寺も大らかなようです。

 

くろばね商店会(事務局 南町2-1-58)
 笑門来福をキャッチフレーズにしたようです。この地は、かつて水戸の下町から上町にはいる入口にあった商業地だったようで、独特の雰囲気があったようです。今もその伝統が引き継がれているということなのでしょうか。藤田東湖の祖父はこの地で古着屋をしていたそうです。商店街のホームページはいつも更新されているようです。

 

わらひ家(大工町1-6-16)
 お好み焼きのできる居酒屋のようです。笑いという文字を名前に入れている店はたくさんあるようです。

 

明利酒類㈱(元吉田町338)
 焼酎一人笑は一人称のもじりのようです。

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水戸のイチョウの黄葉(1)

2018-11-17 21:04:20 | 水戸

 イチョウの黄葉を見てまわってきましたが、ずいぶん遅速があることを知りました。六地蔵寺、仏性寺、東光寺などはまだあまり色づいていませんでした。暖かいせいか、全般的にあまり色が濃くないような気がしますが、どうでしょう。

 

薬王院(元吉田町682)
 本堂向かって右側の大イチョウ(樹齢500年)はすでに散りぎわになっていて、左側がちょうど見ごろでした。

 

茨城県立歴史館(緑町2-1-15)
 有名なのでたくさんの人たちが見にきていました。

 

水戸八幡(八幡町8-54)
 少し見ごろの盛りを過ぎているようでした。一度オハツキの実を見てみたいのですがまだ実物を見たことがありません。樹齢は700年だそうです。

 

三の丸土手(三の丸1)
 ぼつぼつ葉が散りだして、堀の斜面をいろどりはじめていました。イチョウの葉はわずかなあいだに散りつくしてしまうようです。

 

神崎寺(天王町8-17)
 ここはちょうど見ごろのようでした。樹齢は300年だそうです。

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水戸の千社札(1)

2018-11-16 18:28:51 | 水戸

 参拝の記念に、その寺社の壁や天井などに貼りつける、自分の名前や屋号、住所などを記した小片の紙をいうそうです。江戸時代、天明期以降、千社詣でをする人がふえて、千社札を貼ることは天愚孔平などがひろめたそうです。信仰から始まった千社札だったそうですが、次第に趣味的になってゆき、交換会なども行われたそうです。最近は、文化財ということや、寺社の景観などから嫌われてきたようで、禁止する寺社も多いようです。
 上の写真は、以前、初めて見たお札貼りの光景で、東五反田にある袖ヶ浦神社で撮ったものです。見えにくいですが、ローラーのようなものを使って貼っています。

 

有賀神社(有賀町1032)
 有賀神社にはたくさんの千社札が貼られていました。天井は長い棒の先にローラーをつけて貼るようです。ここは、神社に向かう方向で貼られていますが、逆や横に貼られた神社もありました。

 

別雷皇太神(べつらいこうたいじん 元山町1-1-57)
 江戸文字という字体で書かれるそうです。大きさや形、紋など、いろいろ趣向がこらされているようです。

 

日鷲神社(金谷町227)
 神佛参拝などと、両用に摺られている札もあります。

 

愛宕神社(愛宕町10-5)
 「畳・杉沢」とある千社札はあちこちで見かけます。熱心な千社詣での人なのでしょう。

 

香取神社(大串町496)
 たぶん雨風の影響の少ない天井あたりが長くもつのでしょう、高いところが多いようです。笠間の地名が入った札は多いような気がします。

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