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水戸の見て歩き

水戸の「銭」関係(2)

2018-08-17 20:58:47 | 水戸

 水戸で見かけたお金に関する話題です。

 

大塚町出土銭地之碑(大塚池踏切近く)
 昭和52年に大塚町の畑で、サツマイモを保存するために穴を掘っていたところ、陶器の壺に入った渡来銭や琉球銭が5、075枚出土したそうです。そのうちで一番新しいものは、長禄2年(1457)の大世通宝だそうです。それを記念して昭和65年に水戸市市民憲章推進上中妻地区実践会が碑を建てたそうです。

 

六地蔵寺法宝蔵(六反田町767)
 徳川光圀は、六地蔵寺の僧侶・恵範(えはん)が集めた典籍を修理したり、大事なものは副本をつくり、法宝蔵と名付けた収蔵庫をつくって保存したそうです。明治42年に法宝蔵を修理したとき、床下から慶長小判30枚、ほかの小判6枚が出てきたそうで、おそらく光圀が将来の修理費用として納めたのだろうということです。現在、六地蔵寺にはコンクリート製の新法宝蔵も建てられています。

 

神勢館(神勢館・五町矢場碑 水戸大橋脇)
 大赤字の幕末水戸藩の財政再建のために、川崎八右衛門は、銃砲製造所と射撃場であった神勢館構内と、江戸向島・小梅での鋳銭事業にたずさわったそうです。わずかな期間だったようですが、大黒銭や虎銭も鋳造されたそうです。

 

十銭屋(泉町2-3-16)
 東京恵比寿にあった山田屋陶器店で修業して、独立するときに、山田屋か十銭屋どちらかを選ぶようにということで、十銭屋になったそうです。今で言えば百均のような庶民的低価格店のイメージだったのでしょう。創業は昭和10年だそうです。

 

常陽資料館 水戸市備前町6-71
 常陽銀行が創立60周年記念として平成7年に創設した資料館だそうです。メインの貨幣ギャラリーには、貨幣と銀行に関する資料がたくさんあります。水戸藩で鋳造された水戸銭も展示されています。郷土資料をそろえた資料ライブラリーもあり、企画展も時々行われています。

水戸の「銭」関係(1)


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