今回は波をデザインした懸魚(げぎょ)のいくつかです。同じような模様で、雲の模様もあるようです。雲の場合、縁取りに凹凸があったり、巻き方が多かったりするようですが、本当の違いはよく分かりません。ここでも雲の懸魚が混じっているかもしれません。波も雲(雨を降らす)も、火事を防ぐという意味があったのでしょう、建物に大変好まれるデザインのようです。
鹿島神社(田野町1273)
田野市民運動場脇にある、鹿島神社の拝殿正面にある懸魚です。中央に大きな波をもってきて、まわりに小さな波を配し、三角形をつくっているようです。
手子后神社(田島町173)
これも拝殿にある懸魚です。中央は川の流れなのでしょうか。波を3段階につけたようです。
信願寺(緑町1-2-1)
チドリが舞っていますので、波なのでしょう。そうとうダイナミックな波になっているようです。現在、信願寺は、本堂の新築工事中です。
香取神社(大串町496)
本殿にある懸魚です。中央を丸く抜いてそこに3つの波を彫っています。うまく三角形にデザインしているようです。
稲荷神社(大串町2251)
拝殿の懸魚を、そう前でなく付け替えたようです。新しいだけに、シャ-プな彫り具合ですが、できあいのものなのでしょうか。現代的なデザイン感覚があるように見えます。