時空人 goo blog「脳トレ宇宙論ー人類の見果てぬ夢」

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ケプラーの夢月旅行45:月面基地

2013-06-19 09:12:58 | 日記

多彩な月面基地計画プラン賑やか

月面基地(moon base、またはlunar base)は、月の表面に建設される、人間の居住空間を伴ってある程度恒久的な基地のこと。各国の計画やSFを含むフィクション作品に出現する。

 

アポロ計画が成し遂げた月面着陸時から、にわかに現実味を帯びてきたが、その後の宇宙開発計画の縮小・凍結により実現は遠くなった。しかし2000年代に入り再び、世界各国で建設に向けた動きが活発化している。

 

アメリカ航空宇宙局 (NASA) は2006年12月、月面基地の建設構想を発表した。この発表によれば、2020年までに建設を開始し、2024年頃には長期滞在を可能とするとしている。

 

また、各国の宇宙機関や民間企業にも参加を呼びかけており、ISS同様の国際基地となる見込みであった。建設地としては、月の南極に存在するシャクルトンクレーター付近が最有力地として挙げられていた。

 

前段階として2009年、新型ロケットや月面着陸船を開発するコンステレーション計画を本格的にスタートさせたが、2010年にバラク・オバマ大統領により計画が中止されたため月面基地構想は白紙化された。


 
一方

日本の宇宙航空研究開発機構 (JAXA) も2006年7月31日の月周回衛星(SELENE)シンポジウムにて、2020年前後の有人月面着陸と、2030年前後の月面基地建設構想を明らかにしている。

この月面基地は定員が2,3人で、居住棟、発電・蓄電システム、研究施設などから構成されるとしている。

その他に、清水建設、大林組、東急建設などがWEBSITEで構想を描いている。


ケプラーの夢月旅行44:月面上の日食、地球食

2013-06-19 09:12:11 | 日記

宇宙の一大ファンタジー 月面上の日食、地球食

 

1.日食(地球が太陽を隠す)

まず最初に月面上ではないが月面から少し離れたところを飛んでいる観測器から撮った写真を見よう。月面上の日食もこれに近い。

 

ハイビジョンカメラ(望遠)による半影月食時の地球の撮影画像(JAXAのWEBSITEから転載)
 この画像は、平成21年2月10日(日本時間)に「かぐや(SELENE)」ハイビジョンカメラ(望遠)で撮影された動画の一部を静止画像として切り出した。


  右下の明るく光っている部分は太陽、細いリングで囲まれた黒い部分が地球です。ちょうど地球の夜の側を見ているため真っ暗です。太陽の大部分は、地球、そして赤い点線で示された月面によって隠されています。


  地球がリング状に輝いているのは、大気があるためです。太陽の光は地球の大気によって散乱を起こすため、太陽光の一部は地球の縁を回り込むようにして月に到達します。

そのため月からは地球の大気が青く、リング状に光っているように見える。これは、太陽光の散乱が、青い色の光で起きやすいためだと考えられます。
 
太陽が地球に隠されると、地球周囲の大気が太陽の光を通します。極細の光のリングが輝く外に太陽コロナが見えることになるでしょう。

 視直径が月の4倍もある地球ですから、日食の経過時間もそれなりに長くなります。

地球上で見る皆既日食は長くても数分ですが、月面上の皆既地球食は1時間以上にになるかも知れませんよ。部分日食だと数時間見えるでしょうかね。

 

2.地球食(地球上の月食に相当するもの)

この時は太陽、月、地球と直線状に並び、月の影の中に地球が入るのではあるが、

月の影が地球上に落ちるとして食は起こりません。
 月の大きさが地球の1/4であるので、地球全体を月の影が覆うことは無いからです。

 

3.いずれにしても、地球上から見た場合は地球から見た月と太陽の見かけの大きさはほぼ同じであるが、月面上では地球はもっと大きいので、、食の様子が全く異なる。

特に皆既食と部分食、また月面の場所や時刻によって極端に変化する。