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金魚日和

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泣ける

2013年08月23日 | 料理・食べ物

作品紹介ばかりでツマラン!というメール、お葉書、伝書鳩、が多数寄せられた為、
ちょっと休憩。


数日前、久しく訪れていなかったローリング寿司屋へ顔を出した。

この寿司屋、何よりも『声がデカい人間』を毛嫌いしている自分が贔屓にする店である、
威勢の良さとアドレナリン任せな「いらっしゃいませっ!」で威嚇する職人では無く、
気の抜けた「へ(ひ)らっひゃいまへ(ひぇ)~♪」という、
少しは表記する側の苦労も考えろ!と言いたくなるウエルカムっぷりの職人さんがいる店でもある。
水木しげる氏が描く『メガネ出っ歯な人』を食中毒ダイエットさせたような見た目であることも好ましい一因だ。
  

さて。久しぶりに訪れたその店には変化が押し寄せていた。

『店名ロゴ』に始まり『店舗の内・外装』、『職人ズの制服』と言った『見た目的な要素』とともに
『メニュー構成』も様変わりしていた。

端的に言えば、『とても美味いモノを出すとは思えないノー・センスなローリング寿司屋』から
『高級感は無いが清潔感を醸し出すちょっとは期待出来そうなノー・センス・ローリング寿司屋』になった。

なにをどうやってもセンスが悪いところが微笑ましい。


新しくなったメニューに『貝三味』という一文をみつけた。
旬の貝が3種類/3貫で1皿になっている、
〈普段は嫌いなのだが寿司ネタに限っては貝が好き〉という自分には夢のような一皿だ。

でも・・・なにか心がザワつく、、、、。

これって、、、「かい さんみ」?、、、。

・・・「かい ざんまい(貝三昧)」の誤字なんじゃね?、、、。

幸か不幸かこの日はレーンから遠く離れたテーブル席に通されており、
オーダーは全て「はひぃに(紙に)はいへ(書いて)おははひふははぃ~(お渡し下さい)」と言われている。
素直に「貝三味/ワサビ有/1皿」と書いた紙を女給さんに手渡した。

オーダーを読み上げる女給さん :「かいざんまいサビ有りーっ♪」
それに応えるメガネ出っ歯食中毒:「はぃよ~(あいょ)、ふぁい(かい)ひゃんまいぃ(ざんまい)ひゃびありぃ~(サビあり~)♪」


想像以上に美味しかった貝ザンマイを食べながら、
新しくなったばかりのメニューを作り直さなければならないであろう苦労を思い、涙した。
いやいやメガネ出っ歯、いくらなんでもワサビ入れ過ぎだぞコレ。


麩の田楽

2013年05月23日 | 料理・食べ物

Nikon D90 +AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

画面向かって左から順に、
『テーブル/お皿/30年前にこの世を去った祖父の霊』、では無く、
『胡麻麩/あわ麩/よもぎ麩』の田楽である。


『盛り付け』や『器』、『器に写り込んだ祖父の満足気な表情』からもお解りいただける通り、
素人の手によるものでは無く、プロが作った手の込んだ一品だ。


先日、ロゴの制作から各種ツールデザイン(印刷物、メニュー、看板他)まで請け負った日本料理店で、
ショップカード等に使う商品の撮影をしてきた。

『前菜のお重』から始まり、アラカルトを計7品。
途中、調理待ちの時間を見計らい、撮影済のお料理を何品か食べさせていただいたのだが、
コース単価にして倍以上するコチラのお店と遜色無いお味だった。
若いご夫婦が二人で切り盛りするオープン間も無いお店@岐阜市、なのだが、
こういった“真面目に料理に取り組んでいる姿勢がヒシヒシと伝わってくるお店”こそ、
本当に繁盛してもらいたいものである。

さて。
そんな良い人そうな事を書いてmy好感度を上げる事が当記事の目的ではなく、
焼鳥居酒屋さんが紹介された『五平餅』があまりにも美味しそうだった為、
似たようなビジュアルのモノで対抗してみました、というのが真相だ。


・・・でもまぁソレだけではナンなので、
「このお店に行ってみたい」と言う方や、「お店に関する情報をもっと知りたい」と言う方、
「本当に人の霊らしきものが見えるんですけど、、、」という方ズは、
サイドバーにある【メッセージを送る】をクリックしてメールを送って下さい。
しかるべき情報や、良い霊媒師を紹介いたします。


結論:フフフ♪
  


その後のイモ事情

2013年05月18日 | 料理・食べ物

Nikon D90 + AF-S DX Nikkor 35mm F1.8G


『マイ・ナンバーワン・フェイバリット・ポテチ2013』の座を射止めた【じゃがまま】に異変がおきている。

じゃがママ:「…うちの子、、、悪い油と付き合いだしてからすぐに焦げるようになっちゃって(涙」
じゃがまま:「ぅるせぇババぁ!お前には塩っ気が足りねえんだよっ!」
じゃがパパ:「こらヒロシ!(=じゃがままの本名)母さんに向かってナンてことをっ!」

的な異変では無く、
「どこにも売って無い!」と大騒ぎしていた1.5か月前から一転、
コンビニやスーパーでも見かけるようになって来たのだ。


異変に気づいたのは『すずきせいや展』の展覧会最終日。
除霊と降霊とお礼の為に作家ズが集まってささやかなクロージング・パーティーを行った時のことだ。
※『お礼~おれい』と『お札~おさつ』はよく似ていますが、まるっきり違う意味なので間違えないように

ギャラリー近くのコンビニでパーティー用食物を物色していると、
なんと【じゃがまま】が売っているではないか!

『栄』という、濃くて脂ギッシュな人が集まる場所柄の所為か【バター味】しか売っていなかったのだが、
それでもいっときの“売って無さ”を考えると、
『朝倉南さん』が『南こうせつさん』と結婚して『南南さん』になる位の快挙っぷりである。
嬉々として購入し、会場へ持ち込んだ。


それから数日後。
今度はイオン系列のショッピングモールをウロウロしていたところ、
スナック菓子コーナーでニンジンの袋発見!
ダメでしょ、戻しに行くのが面倒だからってこんなところに置いちゃ!

では無く、スナック菓子コーナーでも【じゃがまま】を発見!
こちらはちゃんと【しお味】【バター味】そろい踏みである。
『横峯さくらさん』が『桜金造さん』と結婚して『横峯さくらさん』のままであった位の快挙っぷりである。


と、

ここまで書いて、突然面倒臭くなりました◎
・・・まぁなんだ。そこかしこで買えるようになって嬉しいな、って話だ【終】
  


ピエール・マルコリーニ

2013年04月27日 | 料理・食べ物

【今回の記事はなぜか『♪』が多い】
Nikon D90 +AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED


この『厚揚げにもろみ味噌をのせたような謎の物体』は、
驚くなかれ、【エクレア】である。

およそ3クチ余りで食べきれてしまうサイズにしてそのお値段、1コ税込630円也。
買う方も買う方だが、売る方も売る方である。
…世の中、何かが間違っているとしか思えん。

『踊る阿呆』と『観る阿呆』を比較した場合は『踊らないと損々♪』らしいのだが、
これはどう考えても買う方が大損である。

勿論、舌の肥えたセレブ3段みたいな人からすれば、
『大損』どころかお値段以上ニトリ♪の価値があり、
「この御味でこの御値段って、御買い得にも程があるわ~♪」と、
『御』の字満載のミュージカル口調で賞賛すべき対象なのかもしれない。
実際、連日大勢のお客さんで賑わっているらしいし、このお店。

でも貧乏舌でお子様舌、
30歳近くになるまで【ショコラティエ】とか【パティシエ】とか【カシワバラヨシエ】
などという小洒落た名前の職業を知らなかったグリコ県ロッテ市生まれ森永育ちの自分には、
【うまい棒】より2周り程小さいこのお菓子が、
【うまい棒】60本と同価で売られている&飛ぶように売れているという事実が理解出来ない。
きっと材料となっているカカオその他も高価なものばかり使っているのであろう。
それなりに根拠がある価格なんだとは思う。そうは思うのだが、
紅茶の美味しい喫茶店♪で飲み物とセットになっている金額でしょうが、これわ。


でもってお味の方も微妙な感じだ。

決して不味い訳では無いのだが、
この手の高級菓子は『独創的なアイデア』で高い評価を得ていることが多い。
『スタンダードを極めた先にある独創性』を生み出せる人&評価出来る人の味覚は、
得てして一般ピーポーを置き去りにしていると感じるのは自分だけだろうか。
ほら、味覚って元来保守的な器官な筈だしさ。

ぶっちゃけ、不味くは無いが美味いとも感じられない、と言うのが正直な感想である。


結論:自分にはシャトレーゼの【エクレア】1コ税込105円也で十分です。
  


カレーとダイエット

2013年04月23日 | 料理・食べ物

Nikon D90 +AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
  

帰宅する。
ドアを開けると予期せぬカレーの香りが漂ってくる。

カレー星人にとってはこの上ない至福の瞬間である。


スタジオレッスンに通うmy娘を名古屋まで送って行った日曜の夜、
帰宅した自分を出迎えてくれたのは、若々しく荒々しいスパイスの香りだった。
作り立て/投入したてのカレー粉の香りが、否が応でも食欲を刺激する。

いつもは子供用と大人用、辛さの違う2種類のカレーをつくるmy家なのだが、
この日はレッスンでいないmy娘用のカレーは作らなかった為、
いっそう、スパイシーな香りが強調されているようだった。


1ヶ月程前から、お肥り傾向に歯止めがかからないmyボディに喝を入れる為、
・炭水化物控え目
・仕事中のお菓子控え目
・夕食後に運動のノルマ
・通勤中の車内で『2億4千万の瞳』を絶唱し、自分がHIROMI GOであると暗示をかける

などの方法で体重/体脂肪を落とそうとしていた自分には、
・ご飯のお代わりノンストップ
・ルーと鶏肉、ダブル脂の誘惑
・満腹感がもたらす運動意欲の低下
・スパイスが喉を刺激する為「♪ジャペァーン!」の絶唱禁止

に陥るのが目に見えている【カレーライス】は鬼門だったのだが、
スパイスの香りを嗅がされては『腹八分目』などの自制が効くわけがない。
盛大にお代わりをし、あえて皮が多い部分の鶏肉を食べ、
ルー盛り沢山のカレーを腹に蓄積させ、運動もせずに寝た。
…これで『皿洗い』と『駅まで娘を迎えに行く』という役目さえ無ければ、
完全にマハラジャ気分だったのだが。…現実はそんなに甘くない。カレーだけに。


翌日も当然【カレーライス】である。
初日の攻撃的な香りとは異なり、
一晩寝かしてまろやかになったカレーにはまた違った美味しさがある。
二日続けて食べてこそ、【ご家庭カレー】の真髄が味わえるというものだ。


月曜日、【二日目のカレー】を食べる気満々で帰宅すると、家はもぬけの殻。
どうやらmy娘を塾に送迎する為、女子ズは早々に食事を終え、出かけているようだった。

コンロをのぞくと鍋が2つある。
おそらく新たに子供用カレーを作ったのだろう。中身はどちらもカレーだった。


・・・はて。昨日食べた大人用カレーはどっちの鍋だ?


当然、食べてみればわかる。    と思った。のだが現実はそんなに甘くない。カレーだけに。

室温程度のカレーは、あまり辛さを感じない。
そればかりか、辛さ/スパイシー加減の度合いが、
『今日仕込んだばかりで荒々しい感じの子供用カレー』と
『辛い筈なんだけど口当たりがマイルドな大人用カレー』では同じ様に感じるらしいのだ。

何度もスプーンですくって味見っているうちに、香辛料で舌が麻痺してきた。
まったくもって同じ味にしか感じられなくなってしまった。


一か八かで片方の鍋に火を入れ、温まったカレーを山盛りのご飯にかけて食べた。
展開から予想される通り、子供用のカレーだった。
再び大人用カレーに火を入れ、自棄気味にお代わりをした。


明日からは気合をい入れて「♪ジャペァーン!」と唄おう。
でもなぁ、、、昔みたいには簡単に痩せなくなって来てるんだよなぁ、、、加齢だけに。