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金魚日和

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わたしが一番きれいだったとき

2011年09月23日 | 本・作家

今朝の新聞にさわりだけ載っていて、全文をネットで検索したら目からサイダー。
とても有名な詩らしいのですが、まったく知りませんでした(恥)
自分メモ的にコピペしておきます。

* * *

わたしが一番きれいだったとき/茨木のり子

わたしが一番きれいだったとき
街々はがらがらと崩れていって
とんでもないところから
青空なんかが見えたりした

わたしが一番きれいだったとき
まわりの人達が沢山死んだ
工場で 海で 名もない島で
わたしはおしゃれのきっかけを落としてしまった

わたしが一番きれいだったとき
誰もやさしい贈り物を捧げてはくれなかった
男たちは挙手の礼しか知らなくて
きれいな眼差だけを残し皆(みな)発っていった

わたしが一番きれいだったとき
わたしの頭はからっぽで
わたしの心はかたくなで
手足ばかりが栗色に光った

わたしが一番きれいだったとき
わたしの国は戦争で負けた
そんな馬鹿なことってあるものか
ブラウスの腕をまくり卑屈な町をのし歩いた

わたしが一番きれいだったとき
ラジオからはジャズが溢れた
禁煙を破ったときのようにくらくらしながら
わたしは異国の甘い音楽をむさぼった

わたしが一番きれいだったとき
わたしはとてもふしあわせ
わたしはとてもとんちんかん
わたしはめっぽうさびしかった

だから決めた できれば長生きすることに
年とってから凄く美しい絵を描いた
フランスのルオー爺さんのように ね

* * *

・・・こんなに胸をうつ詩なのに、途中から
「悲しいとき~」「悲しいときぃ~~」
の二人組みが浮かんできて頭から離れなくなるのが、悲しい。


公園のオーロラ

2011年07月31日 | 本・作家


TMネットワークのギターの人にも存在意義があるのなら、

「2時間ドラマの死体役が似合いそうですね^^」が褒め言葉として通用するのなら、

マヨネーズとケチャップをあわせたようなソースを「オーロラ」と呼ぶ位なら、
夕暮れ時のクモの巣は「オーロラ」と称えられても良いのでは無いか。


結論:『馬鹿になれ/アントニオ猪木』を立ち読みした結果、一時的に詩人です


この本の題名をご存知の方、教えて下さい

2011年07月12日 | 本・作家

Nikon D90 + AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-70mm F3.5-4.5G

数日前、どこかのサイトであらすじを読み興味を持った小説があるのですが、
その時は他所事の検索途中だったこともあり、作者名も作品名もメモらずに他サイトへ移ってしまいました。

というのも、芥川賞だか直木賞だかの受賞作だとの解説があり(ウロオボエ)、
幾つかのキーワードとその受賞履歴から簡単に作品名を割り出せると思ったからなんです。
が、
なにかの読み間違い/思い違いだったのか、まったくそれらしい作品を見つけられない。。。

以下にあげるキーワードから、
「ひょっとして○○?」と思い当たる方がいらっしゃいましたら、是非とも教えて下さい。

 ・サーカスの花形スターだった熊が引退後に書いた本、という設定の小説
 ・熊は普通に人間社会に暮らしている
 ・人間にたいする文明批判的なことを熊目線で書いている
 ・その熊/息子/孫と三代にわたる熊が登場する
 ・なにかの文学賞受賞作(もしくは候補作)
 ・単行本で1450円くらいだったような


気長にお待ちしております。よろしくお願いいたします。


復興書店

2011年04月19日 | 本・作家

ココココでとりあげた『田村はまだか』の著者である朝倉かすみさんのブログで、
『復興書店』なるものが開店したことを知った。

『復興書店』とは、文筆を生業とされている方々が私物の蔵書などを持ち寄り販売、
その売り上げを震災の義援金にあてることを目的として開店させた書店だそうで、
現在130名程の作家さんズが名乗りをあげていらっしゃるようである。

開店に際しての主旨などは、店長である島田雅彦氏のメッセージを読んでいただくとして、、
YOSHIKIのクリスタル・ピアノに入札しよう(違)
 
 

http://fukkoshoten.com/

『アサクラ日記』
http://d.hatena.ne.jp/ASAKURA/