「北の川柳女性開拓史」久保裕美子
『北の女性史』北海道新聞社発行の本が私の書斎に懐かしくうずくまっています。
若い頃、日本の女性が置かれた社会的地位の低さの不平等さを嘆き「まずは自分自身が自立した意識の下、生き方の中で実践せねば!」と、いつも自身を奮い立たせていたような気がします。
「現代川柳の広場」の表現のスペースに自分自身も又、女性開拓者の一員になりたいと何かが疼き出します。
北海道南ルートから一歩ずつ初心に戻り、故五十嵐万依先生の頑張りを想起し、日本川柳史に輝く西村恕葉先生の後姿に憧れ、北の女性を描くことが私の現代川柳。
五十年、百年後には今がどのように映るのだろか?
北の女性は開拓者の遺伝子。そう弱くはない。