池田信夫さんのブログ(gooブログではいつも上位 今日は4位)
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/
をほぼ毎日のように読んでいますが、この数日は特にテレビや報道の捏造問題について活発な意見交換がされています。
池田さん自身NHKの出身者で、番組企画や製作に関わった経歴の持ち主なので、問題の指摘力は中々のものです。
今日は、この池田さんのブログを読んでいて感じる事を書いてみたいと思います。
この度の「あるある・・・」の捏造問題は、氷山の一角で多くのテレビ局や報道が捏造や意図的錯誤・誇張表現を繰り返し、視聴率稼ぎ=利益稼ぎを行っている実体が浮き彫りになってきています。コメントには、騙される視聴者が悪い・視聴者のリテラシーの低さ・教養のなさなどの意見も散見されますが・・・
私は、納豆をスーパーに買いに走った人間なので、まさに情報リテラシーが低いのだと反省するに至ったわけですが、これって標準的な日本人の姿だと思いたいです。
テレビ局もそのリテラシーの低さを見越して、少々の捏造や誇張表現はバレナイとわかっていたようで、今回の「あるある・・・」の問題も事前に捏造を把握していた可能性が高いとのことです。
テレビを信じすぎることの危険を痛切に感じます。あらゆる場面で情報操作が行われている可能性があるからです。実際の映像ですら、どこの場面を流せばどういう印象を視聴者に与えることが出来るのか?って編集方法によって容易に情報価値や内容を変えることが出来てしまうから、本当に怖いです。映像で信用できるのは、生中継で編集者の意図が働きにくい映像ぐらいでしょうか。
もちろん、視聴者としてテレビの存在価値は、ドラマやバラエティーなどの娯楽番組を、その場限りで見流して楽しめば良いのでしょう・・・言い換えれば、そういう部分でしかテレビは生き残れない時代になりつつあるのかな?と思っています。
池田さんの人気ブログをはじめ多くのブログが、テレビ以外の情報ソースとして、情報の多様化を実感させるものになりつつあることを感じずにはいられません。
ブログと言えば、主に文字・文章での表現が中心ですが、YouTubeのような動画系・映像系の表現・伝達方法が、ブログのように広く進めば、さらにテレビの存在価値は逓減していくと思います。そしてその流れは、広告クライントの投下先が多様化することにも拍車をかけて行くことになると思います。
大手広告代理店もメディアミックスという綺麗なことばで、広告主からTVコマーシャルとWEBの連動を意識した媒体提案を積極化させ、テレビ離れを見越した広告媒体作りをしているかのように私の目には見えてきます。