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必読:携帯電話裏々事情

ケータイ業界の動きを読む~ドコモ・au・ソフトバンク・ウィルコム

タバコ値上げの税収試算発表

2008年06月21日 | ビジネス全般
たばこ1000円、4兆円の税増収=日本学術会議が試算
6月19日23時1分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080619-00000183-jij-pol

1箱1000円に値上げすれば4兆円程度の増収が見込めるとのことですが。

試算内容
■一箱600円になった場合喫煙人口は3600万人→3300万人へ(約9%喫煙人口減少)
 消費本数は2700億本→1850億本(約3割減少)
 現在2兆2000億円→4兆3400億円(約倍増)

■一箱1000円になった場合、喫煙人口は3100万人に(約14%減少)
 消費量は1440億本(約半数に減少)
 税収は6兆2600億円(約3倍になる) 

一箱1000円になった場合に、100人中14人はタバコをやめると試算をしているようだけれど、この程度で収まるはずがないと思いますね。14%の喫煙者の減少と言えば、感覚的には300円を500円に値上げした場合で、1,000円に値上げになれば、現在の喫煙者の半数以上はタバコをやめると思います。
仮に喫煙人口が半数にならずとも、喫煙人口が全くの横ばいであったとしても、消費本数は約半分ぐらいになると思います。当然喫煙人口は減少するはずなので、試算通りにはならないと思います。

1,000円になっても、タバコをやめない人は多数います。その分、シケモクをしたり(一度火を消したタバコに後で火を付けて吸い直すこと)、フィルターの根元近くまで、大切に吸ったりなど・・・喫煙者なりの工夫の余地がありますからね。

たぶん私なら、500円になってもやめないかも知れないけど、本数は大幅に減りますね。私も貴重な高価なタバコを大事に吸うようになるかもしれません。

試算を発表するのは結構ですが、全く根拠がない(なるほどと納得できない)発表を信用なんて出来ないですよね。



ケータイのビーコン追跡(発信機能)

2008年06月19日 | 携帯電話(ケータイ)全般
このブログは携帯キャリアの社員の方やメーカー関係の方も少しは読んでくれているようなので、是非携帯電話の機能提案したいと思います。

中国四川大地震や国内での岩手震災でも生き埋めとなっている方の救出活動が連日報道されています。家屋の下敷きになっていたり土砂に埋もれていたり、その状況はさまざまでしょうが、一人でも多くの人命救助につながるように、携帯電話に救難用のビーコンの発信機能って付けられないものでしょうか?消防やレスキュー隊は、ビーコンの発信する周波数を捕捉できる端末で、ビーコンの発信場所を特定して、すばやい救出活動などができるようになるかもしれません。
(どうやって位置を特定するかは専門家にお任せしますが・・・)

携帯電話を必ずしも肌身離さず持っているわけではないかもしれませんが、ポケットに入れていたり、ベルトホルダーにしていたり。女性の方は、かばんに入れている場合も多いでしょうが、貴重品の入ったかばんから、そんなに離れることもありません。絶対的なものではないにせよ、数百・数千人規模の場合、このビーコン機能により多くの人命を救うことができるかもしれません。

あと、アプリケーション開発としては、災害認定された箇所の基地局(基地局が稼動していればですが)から、携帯向けに特殊なコマンドを送信して、携帯電話を災害モードとして専用アプリを起動させて、ビーコンや特殊音を発生させることもできるかもしれません。またGPS機能で、送信コマンドにより位置情報を強制的に送信させる方法もありますが、GPSの精度面で言えば、数メール以上ズレルことが良くあるので、ピンポイントを要求される場合は、少し不安があります。

災害情報だけでなく、人命救助にも利用できる仕組みを実現して欲しいものです。地震大国の日本だから。そして、全国で大震災発生の可能性が年々高まる中で、携帯電話を活用したこんなものがあっても良い様に思います。自分では到底製造できないので、よろしくお願いします。企業としての社会的責任として検討して欲しいと思います。

追記です。
ビーコンの周波数(音)などを災害救助犬などに覚えさせるのも、少しアナログ的ですが、可能かも??しれません。人間が認識できる周波数帯は非常に狭いですが、動物は人間には感知できない周波数帯を認識できるようですから。



ヴィトン・シャネル携帯の発売は?

2008年06月18日 | 携帯電話(ケータイ)全般
先日ドコモのPRADAケータイが発売され、今後はブランドケータイが次々に発売されるんじゃないかな?なんて記事を書いて、暇つぶしに検索してみたら、結構もうあるじゃんってな感じです。

2007年7月欧州でのNOKIA
さすがにこれでは売れないでしょうね。日本市場で売れるためには、もう一工夫がいりそうです。

http://keitai.item-get.com/wp-content/upload/2007/07/n95v.jpg





2008年初頭のシャネルのコンセプトモデル
シャネルらしさがあるのか?ないのか?良くわかりません。
シャネルと言えば、黒と白のイメージが・・・ブランドにうといので違うかも




と言うわけで、各ブランドがこういう取組を以前からしているんであれば、PRADAに続くブランドケータイも近いかな

これからのシーズン、投入時期としては、やはり年末のクリスマス商戦用に発売するのが、キャリアとしてはおいしそう。プレスリリースは11月前半で話題・注目を集めといて、12月上旬発売なんていうシナリオがいいですね。

あと、関心としては、どのキャリアが提携するのか?本命はドコモでしょうか???



タバコ増税1000円の話しが本格化しつつある

2008年06月17日 | ビジネス全般
タバコ値上げ1000円なんて話しが、現実味を帯びつつありますね。1000円なんて絶対に反対です。

最近は、喫煙者の割合が非喫煙者を下回るので、数の論理で立法化して値上げしようなんていうのは、ちょっと酷いと思います。世論だって、喫煙人口という数値的な前提がある以上、これもおかしな話です。

単純には300円が1000円なら、約3倍以上の値上げになりますが、3倍になれば継続して喫煙をする人口が3分の1になっても、3兆円の税収増だと考える人がいるようですが、1000円になったら、おそらく喫煙人口は10分の1になりますね。もし仮に5分の1の喫煙人口にとどまったとしても、かなりの贅沢品になるので、1日あたりの喫煙本数の消費量も減るので、全体ではやはりかなりの落ち込みになり、税収減ということもあるような気がします。

以前の記事で禁煙をすれば成人病予防となり医療費削減につながるかもなんて書きましたが、その分長生きをする人が増加して、後期高齢者医療費や年金支給額が増加して、さらに国の負担が増加することもありそうな気がします。

感情的に言えば、ある特定のものに対して、急激な値上げは、違法なんじゃないの?とさえ思います。あまりに常識を外れたことが、まかり通ったとしたら、国の将来にものすごく不安を感じます。

ちなみに300円に含まれる税金は189円程らしいですが、もし1000円になれば税金は889円で4.7倍になります。どう考えても税収減になるでしょうね。

トヨタも恐れる割販法改正

2008年06月16日 | ビジネス全般
割賦販売法が法改正されるようです。

日経BP記事
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20080612/161904/

割賦と聞いて、ついつい反応してしまう私ですが、携帯電話業界は割賦真っ盛りの話題なので、少し考えたことを書いてみます。

この度の割賦法の改正は携帯電話業界には、直接的にあまりマイナス影響はないと思いますが、クレジットの分割支払いや割賦販売売上などの利用者が急増する背景には、消費者の可処分所得の低下や収入減などが考えられます。

そういう背景において、携帯電話業界の割賦販売制度も頭金0円で携帯が買える訳ですから、販売の援護射撃にはなっていますが、ここに来てソフトバンクなどの新たな火種として、割賦の支払いの踏み倒しが増加していることです。
料金も払えない・当然割賦代金も遅延し、最後は・・・。

今の所、シェアが一番小さい(18%)のソフトバンクで起こっているから、大きな社会問題にはなっていませんが、ドコモやauの割賦利用者が急増・本格化していくことで、キャリアとしての貸し倒れ損失が現在化するかもしれません。金が無いのに、割賦購入で、経済活動の消費を消費者が下支えしてきたわけですが、元々お金が無いんだから、破綻するのも時間の問題でしょうね。

自動車メーカーのローン販売もかなり問題がありますが、車の場合は、債権の担保(所有権留保)が法的に明確になっているので、現物を押さえられますし、中古車市場での商品価値は、ある一定度確保できるだけマシかもしれません。
(車のローンの場合、ローンが完了するまでは、販売者に所有権が残る仕組み)

一方、携帯電話を差し押さえても、中古市場価値がほとんどありませんし回収コストは、採算があいません。それに割賦販売に所有権留保の条文は無かったように思いますが、あっても何の役にも立ちませんね。

携帯業界の割賦販売は、近い将来行き詰まりそうですね。法改正が原因というよりは、むしろ不景気で消費者が支払い破綻するリスクが今後高まると思います。