初めて行ってきました、軽井沢現代美術館。18号線の軽井沢と中軽井沢の間くらいとアクセスも良い。
「帰りにお土産を買ってあげる」というごく単純なオプションにより、怪獣たちと連れ立って行きました。
開館時の朝靄もステキでした
「草間作品を中心に」のタイトルどおり、草間彌生氏の広い年代の作品が多数。1993年のヴェネツィア・ビエンナーレ出展作品も展示。その他には、「具体」メンバーの作品から、村上隆 . . . 本文を読む
夏休み、怪獣どもを連れて軽井沢に行ってきました。
軽井沢北口から徒歩7分という好立地にこの4月、新しい美術館がオープンしたとのこと。パパの旅行の目的は、こちらへの訪問に。
「軽井沢ニューアートミュージアム」は、主に日本の戦後から現在までの優れたアートを、新しい視点から日本の現代アートとして再領域化し、国際的な評価にたえうる諸作品を、広く国内外に普及してゆくことをミッションとして誕生しました。( . . . 本文を読む
ここのところ、日本の前衛が注目されている気がします。近代の取り組み・活動を検証していくことは、近代を見直しにくい(歴史でも習わないし)私たち日本人にとって大切な試みです。
国立新美術館で、1950-60年代に活躍した前衛グループ「具体」の東京での初の回顧展が開催されてます。
「キャンパスに大きな○」で有名な(そんな説明でよいのか)前衛画家・吉原治良氏を中心に結成された芸術集団「具体」。
高度成長 . . . 本文を読む
どこか既視感のある童話の風景。なにか寂しげな少女。
シンプルな線画のような銅版画家:南桂子の展示会が、ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションで開催されています。
この美術館、ヤマサ醤油社長の子息で世界的な銅版画家:浜口陽三の作品を収蔵展示のために開館されたとのこと。
浜口陽三夫人である南桂子の作品展示も定期的に行っているようです。
少女。動物。異国の建物。木々。構成されるアイテムはどれもシンプル . . . 本文を読む
恒例のMOT×ジブリの夏企画、今年はエヴァの庵野秀明監督を館長に迎え「特撮」がテーマです。これは行かねば!
今回は怪獣を連れ出すのに…事前に録画していたメイキング番組を見せるという手法をとりました。TV演出にのせられ、怪獣共は行きたいと言い出す(想定どおり)。
入口の巨神兵看板でまず盛り上がる。
和洋問わず映像演出はCGグリグリな昨今、失われつつある「特撮」をみなおそう、という内容です(タイ . . . 本文を読む
怪獣どもが夏休み突入しました。遊びに連れて行くのに、なんとかパパの興味に巻き込めないか・・・。というわけで見つけました「ウルトラマンアート」。
ウルトラマン&ウルトラセブンの造型物など400点。ウルトラファンにはおなじみの成田亨氏:デザイン、高山良策氏:造型の怪獣達。ウルトラマン、セブン、バルタン星人などおなじみのフィギア(等身大)から、模型、原画など多彩です。
この展示会、撮影可スペースが . . . 本文を読む
おとなも子どもも一緒に楽しめる、びっくり箱のようなイベントに参加してきました。
中学校をリノベーションしたアーツ千代田3331に入ると、まず目を引くのがおもちゃのシャンデリアたち。
よくよくみると、マクドナルドのハッピーセットのおまけでついてくるおもちゃを集めて、わっかにしているのです(その名も「ハッピーリング」だそうです^^)。
藤浩志氏は約30年以上に渡り、流行りの思想や手法に流され . . . 本文を読む
美麗。こういうのを"美しすぎる"と言うのでしょう。
ロセッティやミレイとともにラファエロ前派を代表するアーティスト、バーン=ジョーンズの日本初の個展が開催されてます。ラファエロ前派は、のちに「印象派」と時代の両翼を担うことになる「象徴主義」の端となった、19世紀イギリスの活動です。主題は、ギリシャ・ローマ神話、聖書、伝承物語。夢の世界が壮麗に描かれています。
象徴主義以降内面の視覚化がジャン . . . 本文を読む
日本を代表するコメディアン:ビートたけし,映画監督:北野武の、現代アーティストとしての展示会が初台で開催されてます。
カルティエ現代美術財団主催で、2010年3月にパリで開催された展示会の凱旋展示です。アートも「国際評価の逆輸入」という構図ですね。エルメス,カルティエ,プラダ…など国際的なトップブランドのメセナ活動が日本でも目につくようになってきました。一方で日本企業のものたりなさも対比的に感じ . . . 本文を読む
リアルとリアリティの狭間の真実。ドイツ現代美術を代表するアーティスト、トーマス・デマンドの展示会。
一見何気ない日常のシーンの写真たちのようですが、何か違和感が…。
それもそのはず、被写体はすべて、モチーフとする写真をもとにセットを再現して撮影した「構成写真」なのです。セットはすべて紙で作成し、撮影の後は壊してしまうそうです。精巧な再現ながら、何かが省略化された単純化された印象。人の気配のない光 . . . 本文を読む