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フランシスアリス展
ベルギー生まれの元建築家アリスは、20年近くも移住しているメキシコシティにおいて、一貫して旅行者,異邦人としてのスタンスを取り続けています。そこから見えてくる連続する日常性,反復性の無為さと意味を問いかけているような作品たち。
1時間もあるドキュメンタリーフィルムに見入ってしまいました。
アリスのパフォーマンスは、結構シンプルです。大きな氷を1日かけて溶けるまで市中動かしてまわる。400,500人のボランティアスタッフとスコップで山を動かすように行進する。そこには大きな意味は含まれていません。しかし、そのシンプルなストーリーがひとからひとへ伝わって行くことを期待しているかのようです。伝わって行くことで何か別の大いなる意図が産まれるのを期待するかのように。
現代アートは、「芸術が社会に何をもたらすのか?」ということを常に問われている気がしますが、その一旦が垣間見える展示でした。「芸術が」の部分は「自分という存在が」「自分の仕事が」など、主体である存在が常に問い続ける普遍的なものですけどね、芸術というとトレースしやすい。
MOTの企画展示はいろいろと工夫がなされていて楽しいですね。展示地図的なパンフもなかなか素敵でした。
フランシスアリス展は、今回のメキシコシティ編に続き、6月29日から第2期ジブラルタル海峡編も予定されているとのこと。第1期のチケットが割引券になるそうです、これはいかねば。子供はおいてゆっくり時間を確保しないと。

フランシスアリス展
ベルギー生まれの元建築家アリスは、20年近くも移住しているメキシコシティにおいて、一貫して旅行者,異邦人としてのスタンスを取り続けています。そこから見えてくる連続する日常性,反復性の無為さと意味を問いかけているような作品たち。
1時間もあるドキュメンタリーフィルムに見入ってしまいました。
アリスのパフォーマンスは、結構シンプルです。大きな氷を1日かけて溶けるまで市中動かしてまわる。400,500人のボランティアスタッフとスコップで山を動かすように行進する。そこには大きな意味は含まれていません。しかし、そのシンプルなストーリーがひとからひとへ伝わって行くことを期待しているかのようです。伝わって行くことで何か別の大いなる意図が産まれるのを期待するかのように。
現代アートは、「芸術が社会に何をもたらすのか?」ということを常に問われている気がしますが、その一旦が垣間見える展示でした。「芸術が」の部分は「自分という存在が」「自分の仕事が」など、主体である存在が常に問い続ける普遍的なものですけどね、芸術というとトレースしやすい。
MOTの企画展示はいろいろと工夫がなされていて楽しいですね。展示地図的なパンフもなかなか素敵でした。
フランシスアリス展は、今回のメキシコシティ編に続き、6月29日から第2期ジブラルタル海峡編も予定されているとのこと。第1期のチケットが割引券になるそうです、これはいかねば。子供はおいてゆっくり時間を確保しないと。
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