「100%オレンジ」もじり(?)の「100%セザンヌ」のキャッチフレーズの通り、出展90点あまりの作品はすべてセザンヌ。
初期のクールベのような作品から、宗教画的主題の絵画など、意外な作品たちが多数。展示の目玉のひとつである、実家の別荘に描かれた連作「四季」など、作風の過程が楽しめます。…セザンヌって、あまり人物写実が得意でない^^?
展示会場の背景壁はセザンヌを思わせる深い緑を基調とするなど、 . . . 本文を読む
話題のアートユニット「Chim↑Pom」キュレーションの展示会。世の中を「ひっくりかえす」活動をしているアーティストの作品で構成されています。
Chim↑Pomといえば、世の中のタブーに踏みこんだ活動で、賛否も多いアーティスト集団です。震災直後、渋谷駅にある原発をテーマにした岡本太郎の壁画「明日の神話」に、福島原発をイメージさせる作品をくっつけて事件になったのが記憶に新しいところです(作品名は、 . . . 本文を読む
韓国を代表する現代彫刻家、イ・ブル氏。韓国は、軍事独裁政権が終わったのが79年、民主化宣言が87年。民主化まで両親が思想犯とされていた両親の下、不条理な世界で生きていくにはアーティストになるしかなかったという氏の、20年のアーティスト活動を紐解く展示会。
<展示構成>
1.つかの間の存在
2.人間を越えて
3.ユートピアと幻想風景
4.私からあなたへ、私たちだけに
「モンスター」「サイボーグ」 . . . 本文を読む
ディオール銀座のリニューアルを記念して、すぐそばの「和光並木館」で限定開催のこの展示。ディオールのアイコンバッグで、故ダイアナ妃も愛用していたという「LADY DIOR」を70以上のアーティストがリデザイン。日本からは、昨年のMOTでの個展が記憶に新しい名和晃平氏をはじめ5名がエントリー。デビッドリンチなど超メジャーアーティストの作品も。
1Fは目の覚めるような明るいスペースでの造形展示、一転B . . . 本文を読む
GW最終日、近所に来たついででMOTをのぞきに。お目当てはコレクション展「福島秀子/クロニクル1964」。以前企画展に来たときには時間がなくじっくり見れなかったのですが、寂しげな色調に引っかかっていたので。
特集されている福島秀子氏は、スタンプを使った絵画表現から、前衛グループ「実験工房」では舞台芸術・映像表現まで幅広く活動した活躍した前衛芸術家です。企画展示されいている田中敦子氏の「GUTAI . . . 本文を読む
体力を持て余す怪獣どもを連れていった「ふなばしアンデルセン公園」。その中の施設「こども美術館」で、素敵な展示を見てきました。
「青木世一 3Dになった世界の名画たち」。ベニヤやダンボールといった身近な素材で、世界の名画がジオラマキット風に立体再現。セザンヌ・ルソー・モネといった西洋絵画から、日本画も与謝蕪村・尾形光琳と水墨画から金屏風まで、その作品は多彩です。
青木氏は、もともと3Dを2Dに解 . . . 本文を読む
埼玉県立近代美術館
「草間彌生 永遠の永遠の永遠」
2012年4月14日(土)~2012年5月20日(日)
http://www.asahi.com/kusama/
http://www.momas.jp/3.htm
飽くなき、貪欲な、"生"へのエネルギー。
60年代オノヨーコ氏等と同様に世界で注目を集めた、
日本を代表する前衛芸術家・草間氏。
どぎついカラーの水玉やカボチャの造形は、
誰も . . . 本文を読む
横浜美術館
「マックス・エルンスト -フィギュア×スケープ 時代を超える像景」
2012年4月7日(土)~6月24日(日)
http://www.yaf.or.jp/yma/jiu/2012/ernst/index.html
ドイツの生んだシュルレアリスト、エルンスト。
ダリやミロほどメジャーではありませんが、
独特の作風でシュルレアリズムを代表するアーティストです。
4度の結婚で、最後まで添 . . . 本文を読む
11月に森美術館で予定されている「会田誠展」のプレイベントに参加してきました。
500人のスペースが満席。女子率も高し。
会田氏というと、
手足の切れた少女とか(表現しにくい・・・)、
ゼロ戦がニューヨークを空爆している屏風絵とか、
"強烈な不快感と爽快感という両面性"(展示会公式サイトより)
を持った稀有なアーティストです。
実物は集合展示や高橋コレクションなどで少し見たことがある程度ですが . . . 本文を読む
東京国立博物館平成館
東京国立博物館140周年 特別展「ボストン美術館 日本美術の至宝」
2012年3月20日(火・祝)~6月10日(日)
日本美術、至宝たちの凱旋。
国内であれば国宝級の評価の作品たちとのこと、
これだけの作品群が海外でコレクション化されているのも
なんとも残念な感もありますが(国産なのに「日本初公開」も多数とは!)、
「美術」という概念自体もともと日本には存在せず、
. . . 本文を読む