まだか、まだか、・・・と待ちに待った無線局免許状が今日届きました。 やっとのことで開局です。 2か月ですよ・・・2か月!
これでやっと江戸川土手を無線機をもって徘徊できます。 Hi.
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開局申請の顛末を以下に記しておきます。 また、なぜこのように長くかかったのかについても書いておきましょう。 申請には総務省の電子申請・届け出システムLiteを使っています。 以下Liteと呼びます。
2020年11月10日 電子申請IDの申し込み(Liteにて)
2020年11月13日 電子申請IDとパスワードが届く
2020年11月13日 LiteにてID・パスワードを入力完了。
事前チェック完了メール届く
Liteにて開局申請を行う。
内容は、旧スプリアス機Kenwood TH-79(技適番号)で
144/430MHZにて F3EとF2A(CW)を行う内容。
TH-79と付加装置(キーヤー)の無線機系統図を添付。
備考欄に:低周波発信機で作成したCWトーンを
無線機のマイク端子に入力する。 と記す。
2020年11月18日 Lite(関東総合通信局)から補正依頼メール届く
補正依頼の内容: 旧スプリアス機であること。
付加装置があることで、保証会社の保証が必要。
同日 JARDに対し保証願書を電子申請完了。
電波型式は3VF{ F3E F2A(CW) }
JARDから保証願書受付のメール届く 以下内容;
【開設保証を受ける対象の送信機】
第1送信機
送信機の名称等 : 第1号機 Kenwood
TH-79(その他装置あり)
技適番号又はJARL登録機種の登録番号 : KV12117421
【開設保証料】4,400円を即日振り込む
うち¥400は廃止された保証シールの代金。
いまだに廃止された保証シールを売っているのは何故?
2020年11月23日 JARDから修正依頼のメール届く 以下内容;
記
1.「13 電波の型式並びに希望する周波数及び空中線電力(必須)」について。
・「144M」「430M」の「空中線電力」は「10W」と
してください。
・「144M」「430M」の「電波の型式」は「4VF」とし、
「3VA」を削除してください。
2.「16 工事設計書」について。(第1送信機)
・「発射可能な電波の型式及び周波数の範囲」を削除してください。
3.「申請手数料等」について
・「空中線電力(必須)」を「10W」と入力し、
手数料自動計算をクリックしてください。
2020年11月29日 JARDに対しメールを送付の上、再度電子申請を行う。 以下メール内容;
JARD保証事業センター ご担当者様、
>・「144M」「430M」の「電波の型式」は「4VF」とし、
>「3VA」を削除してください について、
4VF には、F2A(モールス通信) が入っておりません。
F2Aを含む 3VF にて電子申請を添付zipファイルに作成し
なおしました。
これでよろしければ、そのまま御処理ください。
4VF に修正する必要がある場合は、再度お知らせ願います。
どうぞよろしくお願いいたします。
JARDに電話するも、担当者が休んでいた。
(その後もメールの返信なし 12日間も)
2020年12月11日 JARDより保証実施のメール届く。 以下メール内容;
保証の審査の結果、本日付けで保証を行いましたので、
保証書(PDFファイル)をこのメールに添付いたします。
お手元の電子申請ファイルに、この保証書を添付していただき、
総務省電子申請・届出システムにより手続きを行ってください。
2020年12月11日 関東総合通信局に対し、Liteにて電子申請
JARDの保証書(PDFファイル)とJARD作成の
電子申請ZIPファイルとを添付。
2020年12月11日 JARDに対しメールを送信。 以下メール内容;
JARD保証事業センター ご担当者様、
おかげ様で基本保証をいただき、只今、電波型式 4VFのまま
申請手続きを完完了しました。 ありがとうございました。
ご多忙中申し訳ありませんが、下記の質問3点につきご返答願います。
当開局申請は、F3Eの電波型式を利用して、付加装置により
電鍵の操作で生成したモールス信号を音声として送出することを
内容としています。(電子申請に添付の系統図の通り)
当職の理解では、この電波型式はF2Aではないかと理解しております。
質問1: この理解は正しいでしょうか?
そのため、お送りした補正後の申請ファイル(Zip)の内容は
4VFではなく、3VFとして提出いたしました。
しかし、基本保証完了のメールに添付されていたZIPファイルの
保証内容は電波型式が 4VF となっています。
貴職にて再補正をされた結果です。
質問2: F2Aに関する当職の理解が間違っているのでしょうか?
それとも、4VF のまま、モールス信号を音声として送信して
構わないということでしょうか?
もし、そうであるなら、最初の当職メールに、何故その旨の返信なり
ご教授が無かったのでしょうか?
貴職からの補正依頼への当職の返信として、F2Aを含む一括コード
3VF を希望した折、メールにてその旨連絡したにも関わらず、
それに関する返信もなく、11月23日より本辻12月11日まで19日間、
無しのつぶてで待たされ、結果、4VFのまま保証がなされました。
質問3: 貴職が4VFのまま保証を処理することを是とするのであれば、
11月23日の翌労働日に保証が完了できるではありませんか?
これだけ日数がかかった理由を明確に教えていただけませんか?
以上よろしくお願いいたします。
JARL、JARD、TSSは、アマチュア無線家の夢や希望、期待を担って
業務を推進されているものと信じております。
2020年12月12日 JARDより自宅に電話が入る。
「見落としがありました。」 平謝り
2020年12月14日 JARDよりメール届く。 以下内容:
この度は、保証による電子申請をお申し込みいただき誠に
ありがとうございます。
またお手数、ご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。
正しい電子申請ファイルをお送りいたしますので、
先に申請された内容をお取り下げいただき、
改めて申請くださいますよう(2~3日後)、よろしくお願いします。
2020年12月14日 新たに無線機を購入したので、
第2送信機として追加し、2台での開局申請をLiteにて
電子申請。
(第1送信機には基本保証書が添付されている筈だから、
追加した第2送信機は技適番号だけで通ると考えた、が。)
2020年12月15日 Lite(関東総合通信局)より補正依頼のメール届く。
補正し再申請。 申請内容は2台。
補正依頼内容: 記入方法の不備。 電波型式に、
3VF (第1送信機)と4VA(第2送信機)の2つを
指定したため。
(これはワシの入力方法のミス)
2020年12月17日 Lite(関東総合通信局)より補正依頼のメール届く。
補正し再提出。 申請内容は2台。
補正依頼内容: 申請内容がJARDの保証内容と一致しない。
2020年12月18日 2台での申請を中止し、元のTH-79 1台と付加装置 のみ
(JARDの保証内容と同一)の電子申請に戻して再申請。
2021年1月4日 Lite(関東総合通信局)より保証料納付依頼のメール届く。
以下内容;
申請が受け付けられましたので、申請手数料の
電子納付手続をお願いします。
即、オンライン納付 ¥2,900
2021年1月18日 Lite(関東総合通信局)より審査終了のメール届く。 以下内容;
電子申請番号 E20-0000261364-D の申請につきまして、
審査が終了致しましたのでお知らせします。
1月15日の時点でLiteで検索すると「審査終了」となっていた。
2021年1月19日 無線局免許状が届く。 (料金受取人払い)
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最初の申請から、約2か月が経過して、やっとのことで開局できたことになる。 何故にこのような長期になったのかについて、つらつら考えてみた。
最初の1か月については、まったくJARDのミスである。 経緯を読んでいただければ理解していただけると思う。 これだけで1か月を無駄にしてしまった。 こんなことで、大枚¥4,400も支払ったのだ・・・ぼったくりじゃ~ないかっか! 送信機に貼付する保証シール¥400、なんてとっくに廃止されているじゃ~ないか! これは詐欺に当たるんじゃ~ないか?
次の1か月のうち、4日分はワシ自身の判断・入力ミスであった。 JARDの保証内容と異なる申請をしたためであった。 これはやってはいけなかった。
正味、Liteにて正しい申請をしてから開局免許証が届くまでは、1か月と1日であった。
12月18日最後の申請~1月18日審査終了。 この間コロナによる緊急事態宣言が発令され、総通のリモートワークなどでもっと日数がかかることを懸念した、が・・・
関東総合通信局の対応は、まあ、早くはないにしても遅くもないかと思われる。 もっと早い方が良いと、誰しも思うであろうが、相手はお役所、いろいろと捺印だとか、認可だとか、となると時間がかかるのであろう。 総通陸上第3課長、コールサイン付与係、総通局長、などと承認印をもとめて書類が回っているのだろう、と推察する。
ここんとこ、コロナの影響で年寄りのアマチュア無線回帰、やワシのように新規参入組も増えているんだろうね。 申請数も多いんだろうと思う。
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やってはいけないこと、やらない方がいいことを上げておこう。
・保証会社に提出した申請内容と、総合通信局に提出する申請内容は、同一でないといけない。
送信機1台だけを保証会社に申請して、総合通信局に、1台追加して2台で申請すると、内容不一致でアウトになる。
両者は、我々の見えないところで裏連絡を取り合っている。
今度こんな申請が行くよ~、間違ったから差し替えて~、てな感じで連絡取り合ってる。
最後の補正では、JARDが総通と裏連絡して、JARDが修正した内容の書類が総通に回っていたようだ。 それに合わせてワシがJARDが補正したZIPファイルで電子申請をしたってことになる。
ややこしいね~。
・基本保証と付加装置の両者を一度で申請する場合は要注意。
旧スプリアス機に付加装置を付けて申請する場合は、できるなら、まず旧スプリアス機のみで基本保証を得て開局、または、登録した後に、も一度、変更申請で付加装置のみの許可を得る方がスムーズにいくように思われる。
・申請は単純に単純にして小分けにした方がよさそうに思う。
だからワシは、2台目のハンディー機は、技適番号だけで送信機の追加を申請し、へてから免許状が変更されたのちに、付加装置を付ける内容の変更申請、(なのか届け出なのか)を行う予定である。
後で分かったことだが、JARDもTSSも、そのホームページに、こう書いてあった;
”技適番号による申請が済んでいるいる無線機に、(F2A)などの付加装置を付けるだけという変更は、(保証会社による保証を受けなくても)、直接、総合通信局に変更申請をしてください。” ただし、また3週間くらいかかるけどね。
単純に・・・単純に・・・馬鹿チョン式に・・・
いっそのこと紙で申請した方が楽かもしれない。 一覧性があるのでね。
Liteは、初めてだと、入力の仕方や、画面の遷移が複雑で、入力ミスを犯しやすい。 そこに今回のように保証会社のミスなどが加わると、もう何が何だか分からなくなる。
もう一つ、オカシイと思ったら即電話すること、だね。 JARDにしろ総通にしろ。 総通の電話対応は、ユーザーサイドに立っていて、総じて良いです。
以上、体験談でした。 でも、開局は、うれしい~・・・