一期一会

ひとりごと

Akira Fuse (live2017ー2018)Route70~来し方行く末:::於中野サンプラザ

2017-11-06 00:11:31 | Weblog
11月4日(2017)布施明ライヴのこのシリーズに参加してきました。このシリーズ【来し方行く末】の鑑賞は2回目です。私自身の体調が余り良くなく、弾んだ気持ちがなかったので、うまく、このレポート、書くことができるのか解りませんが、何はともあれ、少し、書き記してみようと、思います。

入り口のお花は,随分多く出ていました。売野雅勇さんからというのがありました。東京の布施友さんによりますと、かなり有名なミュージシャンで、中森明菜の【少女A】などの作詞で、知っている人だと、話してくれました。帰名してから調べてみますと、布施さんの作品では、【別れに赤い薔薇】の楽曲提供が見つかりました。この作品は1987年の5月発表です。帰国直後(?)の作品で、コロムビア時代のものです。先頃、この人の作詞の楽曲の全集的なものが、出たようですが、この中に布施さんのこの曲は含まれていません。一寸、残念ですね。この楽曲のカップリング曲の【君は山手の風】が私はとても好きだったのですが、この【別れに赤い薔薇】は題名、作詞が衝撃的な印象をもった作品だったな~と思い出しました。そういう絡みのあった人からのお花だったようでした。そう、そう【うたコン】からも出ていました(苦笑)この花の群れから、外国百合のカサブランカが薫り高く香っていました。

風の音(?)で幕が開き、ポーズを取った布施さんの姿が現れ、タップが披露されました.前回、最初の所から【愛の園】までの流れが良く理解できなかったのですが、今回もよくわからないうちに進んでいきました。ただ、回想がテーマの新曲だろうと、想像して、聞いて居ました。3曲ぐらいの所での外国曲、タンゴのような感じを受け、タンゴのようなダンスを披露してくれました。ま、この辺のように、よくわからない所では、雰囲気に浸って、鑑賞すればいいのでは、っていつも思って、聞いてきます。

この日の布施さんの声はとてもよく出ていました。実は11月3日にもコンサートがあったようなので、声が疲れてるんじゃないかしら、っていう思いが頭をよぎっていたのですが、どうして、どうして、溢れんばかりの声量でした。

全体に、今回は構成も、歌い方も、お芝居がかった感じを受けました、が、私だけの印象かもしれません。

先日、亡くなられた、平尾さんの楽曲がメドレーには多く組み込まれ、哀悼の意を込められたのでしょう.いつもにもまして、丁寧な熱唱でした。10月末のお別れの会の発起人も勤められていたので、万感迫るものもおありだったことでしょう。

【少年よ】の熱唱は絶品でした。【君に涙とほほえみを】も、今回聞いてきて、素晴らしい歌唱のできばえだったと、思いました。訳詞はともかくとして、メロデイラインがやはりサンレモ音楽祭で賞を取るだけのことはある楽曲だと、改めて、思いました。この楽曲は彼のデビュー曲ですが、初発の発表の時は、題名と、一生懸命に歌う彼の初々しさに惹かれたものでしたが、今回は、単純なこの詞に込められた思いが伝わってくるようで、古希を前にした、人生を通して知った思いと言うような心が伝わってきました。若い人へのメッセージ、と言うように聞こえた、【君に涙とほほえみを】でした。【今は涙の中にあっても、きっと、幸せは追いかけてくるんだからね】というような心を感じたのでした。

【リ・ブロンのひと花】はカサブランカの白百合を持っての歌唱でしたが、、、。私って、ほんとにいけない人!【さあ 旅立ちだね 旅立ちだね】のところが、あの世への旅立ちを想像してしまって、、、、苦笑でした。百合は投げるのかしら、って思っていたら、最前列の方に渡されたのでした。(苦笑)

まあ、全体を通して、余裕のあるものになって来てるなあ~~という感じを強く持ちました。

最後も、布施さんは、初めと同じポーズを決めて、終わりました。私は、アドリブが少しは感ぜられた方が、好きなんだけれど、、、。全体がお芝居のように感ぜられたコンサートでした。帰りがけに、平尾さんの送る会の感想が無かったね、と言ってた声が聞こえて来ましたが、、、。話したくなかったのでしょうね、きっと、、。アドリブだと、話したくない日もあるでしょうしね、、。

まだ、このコンサートツアーは続きます、みなさま、お元気で、無事、終わりを迎えられることを祈っています。
布施友さんと、終了後、いつものように、お食事をしながら色々話しました、が、やっぱり、余り有名でない、自分好みの楽曲が聞けるのが、ライヴの醍醐味かもしれないと、思ったことでした。

次の日、孫娘のピアノの発表会でした。偶然だったので、朝早くチエックアウして、愚息宅で合流し、参加しました。父親も、単身赴任先の札幌から駆けつけての初めての発表会で、緊張するかと思っていたのに、親子共々、楽しんでいる様子。私だけが緊張して居るみたいで、苦笑ものでした。指導の先生の演奏のショパンも素晴らしく、美しくて優しい先生が孫娘は大好きなようで、パパからサプライズで花束をもらい幸せそうでした。

音楽というものは、人の心を温める働きが有ります。布施さんも、開場へ来てくれた人々の心を、どうか温めて、幸せな気分にしてあげてください。世の中の人々の心がこの頃、荒んでいるように思えてなリません。そんな時、音楽が必要なものになってくるはずです。頑張ってください。

体調も優れず、なかなかの強行軍だったので、帰宅した時は、もうほんとに、くたびれ果てていました。発表会の後、愚息の家族と外で食事をしました。高1のお兄ちゃんは部活の弓道の試合で、朝少し顔を見ただけで、別れましたが、仲のいい家族を見ることは何より嬉しいことでした。品川まで3人が送ってきてくれました。いつまで、こうして、東京へ来ることができるやら、と言ったら、【大丈夫、頑張って】と口々に言ってはくれたものの、どうも、自信が有りません。


そんな事で、雑なレポートになってしまい、申し訳ありません。





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