一期一会

ひとりごと

4月を迎えて

2023-04-03 09:49:27 | 音楽

4月を迎えました。街には新人さんたちが溢れる季節です。社会から取り残されてしまった感じを拭い去れない80を超えた私でさえ、【新しいって素晴らしい】と、この新年度の始まりの4月は、毎年感じます。

新しく社会人になった人達を見ている時、【石の上にも三年】【転がる石には苔も生えぬ】と言うからね、辛いことがあっても、3年は辛抱してみなさいよ、なんて、声が掛けたくなるのです。先日も同世代の人達とそんな話をしていたのですが、今の時代、そんなことを、若い人達に言ったならば、迷惑がられるよ、それが苦痛で、精神をやられた、って訴えられるかもよ!今や、転職時代なんだから。。。と、言っていた人が居ました。ああ、そうなんだ、、、。時代は流れて行くんだな、と思ったものの、私には、それでもね~~!という思いは拭えませんでした。

【不易流行ふえきりゅうこう】という言葉があります。「いつまでも変わらない本質的なものを大事にしつつ、新しい変化も取り入れる」と言う意味があります。 不易は「いつまでも変わらないもの」を、流行は「変化し続けるもの」を指します。一見【不易】と【流行】は両立しない、相対するようにも見えますが、実はそうではなく、両面相まって効果を上げるものなのですね。【不易】を【大事にしつつ】【流行】を【取り入れる】ということが、どの世界でも大切だと、思うのです。もとはと言えば、芭蕉が唱えた俳諧の精神から来た言葉ということですが、どのジャンルでも大切なことではないかと、この頃つくづく思うようになりました。企業の世界でも、この頃よく言われるということですから、どんな世界、社会でも大切なことなのでしょう。

古いものと新しいものとがうまく調和していくことこそ、この世の中がよりよく進んで行く一つの法則ではないのかな、と思った4月の始まりでした。

布施さんがデビューした1965年頃、日本の流行歌も欧米のものに負けないものが出てきたなあと思ったものでした。しかしながら、今流行してる楽曲が後世にどれだけ残っていくかというと、、、ほとんど残っていかないんじゃないかと私には思えてしまいます。世の中から取り残された80を超えた人間だから、そう思うのかもしれませんが、そうばかりでもないような気がします。何か不易の面が不足してる感じがするんですよね。布施さんのコンサートに出かけていつも思うのですが、この【不易流行】の精神が脈々と流れている気が致します。人間は若い時は流行を求め、年を取ってくると、不易を守ろうとする傾向にあると思うのです。が、新しいものに挑戦するという姿勢はいつも垣間見えるように感じています。twitterにて、【まだまだ走り続けます】と言ってくれてるようなので、大いに期待して応援して行きたいですね。

【別件追記】

①4/18(火)NHK「うたコン」布施さんご出演ですね。布施さんのtwitterに告知されていました。自衛隊のヘリの行方不明が、気になって、気になって、見逃すところでした。(苦笑)♪♪♪項目を立てて、何か書こうと思ったのですが、、、、。一寸後から、書く気になったら、書きます。やっぱり、【My way】はコンサートの最終で聞くのが最高だなあ。。。日比谷音、て、観客を入れないようにしてたのかな?なんか寂しすぎる光景だったよ、ね。。。

②4/30(日)のど自慢 布施さんご登場だったのですね。すっかり忘れていました。NHKプラスで視聴しました。のど自慢もすっかり変っちゃって、何かついていけない感じになっちゃいましたね。生バンドで歌える機会がなくなっちゃった、というtweetに少し前に出会ったのです。が、なんかな~~!って感じでした。布施さんはこの番組を盛り上げようと、ずいぶん頑張っていたんじゃないかな?ってふと思いました。ご苦労様でした。。。


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