エルマの物語を書いたのは、もちろん友人の愛犬エルマが亡くなった事で、天国に行ったエルマのお話しを書いてみたいと思ったからでした。エルマが去って友人の淋しさを和らげたいと思った私は、きっと逆にその悲しさを助長したのかもしれないと、思うこの頃。しかし、エルマが私の中で、美しい女性へと成長していく過程を心に描いていると、失った沢山の夢や希望が新しく芽生えてくるようで、嬉しくもあり、どこまで書けるのか不安にもなった、次第。とにかく、物語を書くのは始めてで、私は子供の頃に友達に聞かせた「その日怖い物語」を、思い出したわけです。それは、とにかくめちぁくちゃではありましたが、皆きゃーとか、それで?とかいって、聞いてくれたわけです。「寝入る子供の耳元話」あるいは、「そっぽを向いた女、男を振り向かせる話」などと、お話にも様々あるとこの頃思うのですが・・・いかがなものでしょうか。