ほんとうのことを本事に

真相は深層に、隠れているように見えて、そばにある

「美しい国」に大衆が住めるようにしよう

2007-01-08 23:06:31 | Weblog
全国の地方自治体の首長、都道府県の知事がますます、内務官僚(自治省・厚生労働省・警察庁などの旧内務省官僚で、現在は旧内務省のかわりに総務省・内閣府となっている)を起用してきている状況がでている。道府県の警察本部長も「公安」人事で占められてきている。
これは、事実上「内務省」を復活させていると言え、特定のところに「秘密」が生じはじめている。「小さな政府」の効率的な再編は、必然的に帰着するところなのかもしれない。しかし、そこに「国家主義的支配」の論理が働かないであろうか、「人」によっては必ずしもその枠組みに入らない者もあるだろうが、事は組織的なのです。「人」の思いや信念は常に大きな組織に押しつぶされてきました。
それは、いつでも必ず一つの「美しさ」をささやきながら、一つの「真実」を掲げて行われる。それは「国を守る為に」ということなのだ。
しかし、そこにあったはずの「人」が次第に失(う)せていくのです。
このことの意味、意図を見据え、暴走しないようにシビリアンコントロールしておかなければ危ない。その為には、大衆が主人公であることを常に教えてやらなければならない。そのためには、大衆が賢くならなければならない。
つまりは、大衆の一員である指導者を「指導者原理」で「支配の道具」に使わせないことであり、秘密はつくらせないことであり、すべてを大衆に公開させることなのではないかと思うのです。
(『指導者原理』とは、一つの組織を支配の枠組みに取り込む為に、その組織の指導者を取り込むことによって、その目的を達成すると言う政治手法。道州制を進める中で、地方自治体を独立させながら、実質的にその地方自治体の首長を内務省から送り込んだ人物を起用させることによって、その地方自治体の支配権を握ろうとするものです。)