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あっちこっち歩いて楽しむおタケさん

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山に登ったかと思えばメタボな食事、お花、キノコ、いろいろ~

熊野古道。中辺路 (高原~継桜 その②)

2011-11-06 18:03:48 | 熊野古道・古座街道歩き
wwww 続き wwww
 
国道にエスケープできるチャンスです
バス停もあります 11:30
 
でも今夜はお宿を予約していますので気合を入れなおしてGO~!!!
階段坂を登りついて旧国道に出ると直ぐ山道へと入ります
 
箸折峠に差し掛かったようです
 
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程なく道標が知らせてくれる牛馬童子様への分岐
 
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古道を少し離れて石段を上がったところにおわしました
皇位を奪われ退位し出家、法皇として熊野への御幸の旅姿の花山法皇だといわれる
熊野にて千日修行を終え霊験を得て西国三十三観音霊場の巡礼を為しその寺々で歌を読み
それが御詠歌となったといわれ西国観音霊場の祖と言われるようになったのだった、、、かな?
 
 
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こんなに可愛らしい像なんですよ~
高さ50cmほど
 
後ろには役の行者様もいらっしゃいました
 
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ここでベンチに腰掛けて水分を一気飲み (これはイケナイことです)
 
なんだか、冷たいものが落ちてくるのが気になります
急ぎましょう
 
5分も山中を歩くとやっと前方に人里が現れました
 
下り坂の途中に東屋がありますが風景を楽しんだら
さっさと下ります
 
 
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雨がしとしと降り始めて石畳の急坂で危うく滑るところでした
ゆっくりと降りて行くと目の前に真赤に色づいた綺麗な木
油断召しますな!! これはハゼ(田舎ではこう呼んでいましたが多分ウルシ)!!
走って潜り抜けましょう
 
 
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下って飛んで降りたところは旧道のアスファルト
 
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もうすっかり道路は濡れていますが傘も差さずにザックカバーもせず
どんどん行きます
橋の袂にやってきました
手書きの古い表示板に従って進むとな~んと道が途切れています
ここも台風の大水でもぎ取られたようです
 
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引き返して北野橋を渡ります、流れる川は日置川
 
着いたところは~
やっとの思いで来ました
行程約4時間とあった近露王子社です 12:10 
う~ん休憩は合計しても僅か20分くらいしか取ってませんから3時間ほどで着いたのですね
近辺は広い公園になっていて道路の向かいには「熊野古道なかへち美術館」もあります
 
 
 
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王子社にお参りです
 
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ここらで、おにぎりでもと見るとなんだか地元の物産店やら大鍋が炊かれています
そういえば、昨日の古道館で今日はお祭りだと言ってました
運がよければお祭りが見れるかもと言ってたわ
どおりでずっと山中にいる時から太鼓の音が鳴り響いていたんですね
 
それに禊の湯という足湯もあるではありませんか
早速、大鍋の煮込みうどんを1杯¥200で注文して足湯に浸かりながら頂きました
箸折茶屋さんは食事も出来るようです
少し汗と雨で冷えた身体に足元も体内もぽかぽか
 
おにぎりはもう要らなくなりました
 
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15分も温まって
外反母趾のテーピングも外して快調な歩きの復活
近露のメーンストリートを過ぎて
野長瀬一族の墓の標識を左に
興味あるけど勉強不足
この一族はえ~と?解りませんのでパスして直進します
 
と思ったらまた、だらだらの登り、しかも舗装道路
嫌いなんだわ~と文句たらふく、またまた汗が吹き出て
 
どっこらしょっと上がったところは
近野小学校
今日は祭日、お休みです、静かです
もう一段高いところで道路が左と直進に別れます
標識を探すとありました道路の脇の少し藪の中に隠れそうでした
真っ直ぐです
 
 
道が狭くなって車の通過を待つ祭りの半被姿
お~~~、祭りだ!!と駆け寄ると時既に遅く、幟を片付けているところでした
残念無念、、、、
 
 
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まぁ、運がなかったってことですかいな~
さっき、足湯してなければ間に合ったようです
たら、れば、は言わないようにします、ハイ、
しょんぼりと足取りが重たくなってきました
 
エンゼルトランペットの色といい柿の色といいイエロ~  、、なんのこっちゃ~
 
 
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狭い道路をテクテク歩いて行くとバス停がありました
 
 
 
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やはり台風の影響で通行規制がかかり4t車以上は通れないようでバスも例外ではなく
国道の広い道路まで行かねばならないようです
 
この張り紙を見て急に気をとりなおして歩き始めるのでした
 
横道にそれて古道に再び入ります 楠山坂登山口
 
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また舗装道路に出てお地蔵様にご挨拶
 
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すると前から何やら怪しげな動物がスタスタと歩いてきます
ぎょ!! 狼か~~!!
まさかね、こんな昼間からは出んやろ
に、しても不気味や~
目を合わさんように知らん顔して行こうっと
 
急いで交わして振り返ると
なぁ~~んだ、ワンちゃんでした
しかもこんなポーズで笑っています
 
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ん、もう~! 驚かさんといて~な、犬も猿も相性悪いねん
鹿さんならかわいけどなぁ~~
 
落ち着いたら峠の地蔵さんにもご挨拶
 
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おばぁちゃんたちは何を見上げてるの?
ムカゴがいっぱいなってるんやけど高くて取れんのよ~
そうかぁ~、時間があれば棹持ってきて傘広げて採ってあげたいけど
先へ行かんならんさかい、ごめんね~
この辺りで一番標高の高い集落に着いたようです
 
 
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集落の外れに水道の敷設記念の碑がありました
この大畑地区はかなり、昔は水の苦労を強いられていたようです
記念碑にはもう野中の地名が現れました
 
 
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ひょっとしてもう間もなくですかね~
嬉しくって嬉しくって~~~走ってしまいます
 
比曽原王子がみつかりました
 
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さらにズンズン進みます
村のお地蔵様は雨避けにおおきな石の笠
 
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綺麗な石垣が苔むして続きとても和みます
 
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道が二手にわかれました
左へ坂道を上がります、滝尻からの番号道標が32番になって一里塚の石標も過ぎて
伝馬所跡までやってきました
民家では葬儀が営まれるようです、合掌して通り過ぎます
なんだか、暇をもてあましているおじさんに話しかけると
古道はこの道だけど下に少し下れば「野中の清水」があると教えてくださいました
 
また登って戻ってこないといけませんが下って見ることにしました
 
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あれま、さっき分かれた道に下りたようです
 
斉藤茂吉も詠んでますね
 
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美味しい水を頂いてペットボトルにも満杯にしましょう
 
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咽喉を潤したらまた来た道をえっちらしょと登って
さっきの場所に戻ります
 
13:40 またも時間が早すぎますがお宿に一応電話を入れてみます
 
ご主人、びっくりしながらも快く引き受けてくださいました
 
では、と少し進んだところで
 
立派な大木が目に飛び込んで長~い階段が現れ鳥居に
継桜王子社とあります
 
着いちゃったんですね~~
今日の目的地に
 
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野中の一方杉
 
その枝は一様に那智を向いているとか、、、、いないとか、、、
 
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と、ここでマニアらしきカメラを持った男性がこれから
奉納獅子舞があってその後で餅撒きもあるよと教えてくださった
 
いや~~、ほんなら宿に電話してもうちょっとしてから行きますと言うわ~~
と、早速お宿に電話すると
どうぞゆっくり見物してからお越しくださいとのこと
 
やったぁ~
 
 
 
大きな杉の木に癒されながら過ごすことにしました
気がかりは少し雨がきつくなり始めた事です
 
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これはマニアの男性が地べたに寝転んで撮ってくれました
 
 
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13:45
獅子舞は 14:30 かららしいですが
いつまでも待ちますよ~~

 
 
 
 
 
                          rrrrr 本日の歩きの章はこれにて rrrrrr

熊野古道・中辺路 (高原~継桜 その①)

2011-11-06 14:24:10 | 熊野古道・古座街道歩き
2011.11.03(木)
 
静かな静かな夜、星はみえなかったけれど
 
朝はお目覚め 4:00
辺りはまだ帳の中、うっすらとうっすらと明けるのを冷んやりとした空気を浴びて待つ
朝風呂を終えて
 
6:00 まだ下の里には灯りが見えるだけ
6:15 ようやく白んできました
 
この季節にしては妙に暖かく空は雲厚く
期待の朝霧はほんの少ししか出てません
 
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出発の仕度を整えても朝食は 7:30が一番早い時間とのことで
朝の散歩に出掛けます
 
大きなマイマイか?でんでんむし?がのんびりと銀杏の木でこれまた朝の散歩
またまた、角出せ槍出せ目玉出せ~~♪
暫し、戯れて古道を昔の旅籠跡の方へ下り行くと
 
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杖を頼りの一人のご夫人の姿を発見
スタスタと寄っても忍び寄っても驚かしてはいけません
ちょっと足音立てて近づき「「おはようございま~す」」
 
でもやっぱり背後からの声掛け、驚かしてしまいました
 
昨日、立ち寄った無料休憩所の当番でこれからお茶を沸かし番人をされるそうだ
お願いして一緒に着いて行くともう一人同じような年恰好の方がやはり当番のようだ
 
泊まった「霧の郷たかはら」さんの食事は美味しかったか?
これから何処へ行くのか?
今日は、祭日だから名物の<草もち>が販売される
日、祝祭日のみの手作り限定品
やったぁ~!!
何時から? そうだね~~8:00にもなったら届くよ~
そりゃ、朝ごはん食べたら一番に飛んでこなきゃ~~ね!!
などなど沢山の話をしてまだ長い朝食までの時間を過ごす
 
こうした郷のお年寄りのボランティアで休憩所も掃除が行き届き
トイレも拝借できて最高の眺めを楽しんでゆったりと休憩が出来るのだ
感謝~~~!!
テーブルにあった「熊野のむかしばなし」という本が目にとまり、さらっと読み流す
 
7:20 そろそろ朝食も用意できたろうと宿へ戻るが
まだ、テーブルには何もない
 
あら~8:00になってから、、、本当はもうとっくに出発したかったんだけどなぁ~
 
ま、仕方ない、草もちをゲットしてからゆっくり行こうとまた部屋に戻る
 
8:00 やっと朝食の時間
 
さんまの開きが丸ごと~
あとはお惣菜が各種と香の物にお味噌汁
 
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コーヒーは超アメリカ~ンのブラックで、、 (なら、飲むな!!)
 
 おにぎりを今日のお弁当にお願いしていたのを受け取り
高原の水に梅干を入れてもらい、チェックアウト
 
雲ってますね~~
せっかく少し霧が出たのに手前の方は田んぼのおがくずの煙??
台無しやがな、、、
 
 
 
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急いで先程の休憩所に立ち寄るとおばさんがもう一人増えて待ってくれてました
草もちを欲張って芋餅と2個ずつ頂き、ザックに入れます ¥400也~~
 
記念におばさん達の笑顔を一枚
 
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きぃ~つけていきよ~~
の、言葉に送られて出発です
 
庚申さんのところまで直ぐにきつい上り坂
早くもお弁当や草もち、水の重さに音をあげそう
 
それでは高原の郷ともお別れ
今日の歩きのスタートです
 
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9:05
 
こんな看板に妙にやる気を奮い立たせてレッツゴー!!
 
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直ぐに石畳の道を登って行きます
一里塚の標柱を見て先へ先へ
はれ~~、冷たいものが頬にポツっと、
急がねばなりませんね~
でも登りは敢え無くギブアップ
ハァーハァーと大きく息をしながら一歩ずつしか進めません
古道歩きで語り部さんに教わった呼吸法を思い出しながらです
 
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高原池までやってきました
紅葉は全くの気配もありません
 
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またも木の根道の登り
 
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大門王子に着くと昨夜同じ宿に泊まっておられた二人連れの外国の方が先着してました
お二人はここまで散策に来られたようです 9:35
 
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王子を過ぎて少し緩やかに登ったら今度は緩やかに平坦な道が続きます
今年は赤か白か?  黒もできたんですか?
 
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道が分かれてもきちんと熊野古道の表示があり迷うことはありません
下り坂になると調子よくとっとこと進みます
 
休憩所の東屋と緊急電話があります
 
 
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まぁ、お世話にならずに済みそうです
 
少し進むと十丈王子に到着 10:00
古道を挟んで直ぐ下にソーラー装置のトイレもあります
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この先はどうやら登りのようです
再び喘ぎながら、あ~しんど~と大きな声を出して看板がないと行過ぎてしまうところでした
この辺りから道が狭くなって右側が崖になってきたのです
 
木の根っこに小さなお地蔵様
小判地蔵様です
そういえば、伊勢路の語り部さんが巡礼は行き倒れた時に路銀を沢山持っていれば
地元の方や篤志家が手厚く葬ってもらえたと、、
差し詰めワタシは文無しだから、無縁仏にもしてもらえないなぁ~
もう、年老いたから狼も見向きもしないだろうし、野ざらしのまま朽ち果てるのも良かろう
 
 
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進んで行くと真新しい道普請の後
きっとこの台風で崩れたのをいち早く保存会の方々が修復してくださったんでしょうね
ツアーで歩くには通行に人数制限が必要ですよ
 
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悪四郎屋敷跡ですって
なんだか山賊の屋敷みたいですが、悪は悪でも力持ちの頼りになる人だったんですね
あいにく山頂へは先を急ぎますゆえ参りませぬが通してくださいませね~~
今度は左が切れてきましたよ~
このあたりに山頂から降りてくるんでしょうか
登っていれば50分は要したでしょうね、、10分で通過
 
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これからもったいないが下って下って行きます
一里塚を過ぎて下ります
右下に林道が見え隠れしてます
万が一はあそこに飛び降りましょう
 
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今度は更にきついつづら折れの急坂です
でも少しだけ色づいた葉っぱに癒されます
ここにも大好きなヒメシャラがありますね~~
 
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登りきると上多和茶屋跡
大正期まで人家があって山中にはお墓も残っているようだ
そしてまた下る~
 
少し落ち着いて平坦な道が続く~
三体月伝説
もうしんどいから看板を読んで立ち休憩です 10:55
 
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ちょい休憩したら観賞地への分岐を左下へ下ってずんずん行きます
細い林道に飛び出て横断してまた山道を下ります
幅の狭い石屑の坂道(坂尻の谷)を慎重に下って
水に押し流された鉄の橋が下方に見え新しい木橋が設置してあります
ほんとうにありがとうございます
感謝で渡って
大坂本王子です
 
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また新しい木橋を渡り無事残った古い草木の生える木橋を渡り
 
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猪垣のような石積みの向こうに道路を見ながら小さな沢を渡り
 
 
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見覚えのある案内板をやり過ごして
階段を少し登り初めて気付いた
道の駅
牛馬童子ふれあいパーキング 11:25
 
ツアーの時に何度もここで昼食のお弁当を広げ
帰りにはトイレ休憩とお土産や夜食のおにぎりを買いました
 
 
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高原を出て全く人家も無く二時間半近く
やっと出会った人の気配
 
さぁ~~ここまでくれば
あの牛馬童子様も間もなく
 
懐かしの道の駅を見ながらゆっくりと階段登って行くとしましょう
 
 
 
wwwww 続きます wwww

熊野古道 ((口熊野より中辺路歩き・滝尻~高原 2-2))

2011-11-06 02:29:57 | 熊野古道・古座街道歩き
dddddbbbbb 続き
 
平安の文字を思い浮かべるムラサキシキブ
 
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真っ赤なカラスウリ
 
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左下に川谷の集落を見下ろし、今日の目的地にやってきましたよ
 
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高原熊野神社は王子ではありませんが熊野古道で最古の社殿が残る神社です
えも云われぬご神木の大楠
 
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苔むす屋根の社殿
 
 
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境内のベンチでおにぎりをと思ってましたが何だか食欲がわきません
 
暫く大楠を眺めてから先へ進みます
 
すると広い駐車場があり見晴らし抜群の休憩所がありました
 
右の重なる山の一番奥は小辺路歩きで越えた果無山脈
あの山脈の向こう側の奈良県十津川村も台風の甚大な被害で犠牲者が出ました
切なくなります
 
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遠く西北の方向にはバスハイクで行った虎ケ峰も
ここはまさしく{たかはら}
 
14:00 です
やっぱりお腹が空いてきます、薄情ものです
 
無料休憩所がありますのでお邪魔して腰を降ろしましょう
 
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内部はとっても広々として片付いています
皇族の方が若かりし頃に行啓されている写真も壁に貼ってあります
サルノコシカケはカチンカチン
 
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マツボックリがありました~~ 高いお山にありました~~ おサルが??? ♪~
鼻歌を歌って誰もいない休憩所のノートに一筆啓上
<とお~っても素晴らしいところです>
 
紀ノ川SAで買ったおにぎりをいただきます
 
もう、「霧の郷たかはら」さんはすぐそこ、一度電話してみます
<すぐそこまで来てしまったんですが、、、、>
<いつでもお越しください>
ありがたいことですと喜び勇んで行きます
 
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14:20 チェックインしてまだ時間が随分早いので近場の散策に出掛けます
 
古道の続く高台へと上がり眺めを楽しみ
 
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道で会った老夫婦に話しかけ、暫くお話をうかがうと
この高原の元住人で今は下に降りて暮らしているがあの台風の時は水が恐くて
高原に上がって避難していたとのこと、下の家も無事でなによりだったが
こんなに水が出たのは初めてのことだったと話してくださる
 
立ち話が長くなっても失礼かと別れていろは坂を登る
 
空き缶と自転車のリムを利用したエコな水車がなんともおもしろい
くるくるくる、、緑の森の彼方から陽気な音が聞こえます~~あれは水車の回る音~~♪
ことことこっとん、、、とは聞こえなかったけど、いいなぁ~~癒される~
 
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結局、今日は曇ったままで少し暗くなり始めてきた
集落の入り口には必ずあったと言われる庚申さん、しっかりお見守り
 
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更に上がって行くと遊歩道の看板があり雑木林の中を登って行くこと10分
何にも無いうえに全くの雑木の中に石の寄せ集め
表示板が無造作に置かれている、数メートル進むと壇ケ峰 506m
「久良羅山くららやま」ともいうらしいですね
 
しかし、遊歩道にしたら淋しい山林です
特別に何も見当たらないので来た道をさっさと帰りましょう
どうも方角的に明日歩く古道のようです
明日、また歩くことになりますからね
 
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あのトンネルを抜けて行けば竜神温泉へ続くのでしょうかね~~
 
 
 
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 15:45 一望百峰の時間をやり過ごしお宿に戻りお風呂で汗を流しても
まだ夕食の時間までたっぷりとあります
 
フロントらしき受付のラックに見覚えのある小冊子がありました
熊野学舎さんの発行される月刊誌
‘からすとんぼ’ http://blogs.yahoo.co.jp/morihira
 
すぐ近くに届けて下さる方がいらっしゃるそうです
編集か執筆に携わってらっしゃるのでしょうね~
 
ほんのちょっぴりご縁があることをお話して、よろしくお願いしま~す
 
 
やっと、夕食の時間になりました 18:45
 
支配人さんかな? とても丁寧に食材の説明をしてくださいます
 
先ずは
モズクガニ
イタドリ、地元野菜のオンパレード、、
あっはっは、ひたすら食べることに集中して全て飛んでしまいました
 
でも、クサギの名前にはビックリ!!
思わず<は?あのクサギ(臭木)?>と問い返してしまいました
 
ですが、口にしてみれば何の臭みもなく美味しく頂戴しました
手間をかけて臭みを抜き調理されているこの地の食材のようです
お浸しなのか和え物だったか忘れました~~、味音痴~~
 
 
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あとはイベリコ豚のしゃぶしゃぶ
そして、絶品はピーナツ豆腐の揚げだし
これは、癖になりそうなくらい美味しかった
里芋のしんじょ揚げ
〆にラザニアです
 
 
写真は全部ぼけちゃいました
 
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勝手に銘々してしまいましたがお品書きをもらえばよかったですね
 
アルコールを口にしませんから最初から御飯を頂戴して
食べる勢いが早く調理場を慌てさせたようです
 
デザートは何を頂いたかも忘れてしまいました、、、全くもって失礼なやつですね~
 
調理のおば様に絶品のピーナツ豆腐の揚げだしの美味しかったことを述べて
薪ストーブに火の入ったフロアを抜けて部屋に退散
 
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ツインルームですので二つのベッドを独り占めです
とっぷりと暮れた外に下の集落の灯りがところどころに灯って静かな郷の夜です
 
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朝霧を楽しみに漆黒の世界へ誘われて行きましょう
 
 
 

熊野古道 ((口熊野より中辺路歩き ・滝尻~高原 2-1))

2011-11-05 20:55:28 | 熊野古道・古座街道歩き
2011.11.02(水)
 
今年5月に知り合った四国歩き遍路での広島のKさん(Iさんだけどどうもバランス取れないので下の
名前の頭文字にしますね)に友人と熊野古道の中辺路を歩きたいと相談されて日程を調整していた
 
しかしKさんの友人が都合つかなくなって二人で11月の初めに行くことにしていた
 
と、そこに9月、長引く雨台風がやってきて容赦ない水害をもたらし南紀熊野は随分と傷んだ
あちこちで土石流や川の氾濫、犠牲者も多数出て目も当てられないほどの悲惨な災害が起きた
 
当然、熊野古道もその被害を免れなかった
 
2ヶ月も先だが泊まる宿の手配も済ませたばかりだった
だが、直ぐにキャンセルの連絡も入れがたく10月になってようやく
お宿と中辺路観光協会に確認の電話をしてみた
 
すると小広王子までなら歩けるとの返事を頂き、決心した
一人で行くことにした
広島のKさんにはやはり、ちゃんと全行程を歩けるようになってから歩いてもらいたい
 
そうして今日を迎えて逸る心で大阪から高速バスで飛んできた
夜行バスがないので駅前に前泊すればと思ったがどうやら口熊野から滝尻王子までの間も
通行には不安な場所があるようなので今回は滝尻からの歩きの出発にした
 
聖域、熊野への入り口、口熊野と呼ばれるこの紀伊田辺はご存知、武蔵坊弁慶の生誕の地です
 
ま、諸説ありますけど最有力地には違いないようです
 
路線バスに乗り継いで滝尻に到着したのはもう昼前
 
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ここに来る道中も富田川の流域の両岸は氾濫の後がそこかしこ
そして311号線もこの滝尻の手前で約1ヶ月、土石が塞ぎ通行できなかったようだ
今も夜間通行規制が敷かれているようだ
土石を完全に除去出来ず道は盛り上がってうねったままで応急修復されている
左上には今にも落ちてくるのではないかと思われる大岩が現れており
地元の人々もビクビクの1ヶ月ぶりの開通、それでもこの突貫工事のお陰で本宮大社への道が繋がった
 
その半端ない雨量は一目瞭然
滝尻橋も乗り越えて熊野古道館に押し寄せ2mもの高さまで水没
 
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古道館に立ち寄ってみると何だか慌しく係りの人が動いておられる
どうやら明日11/3の祭りのセッティングで忙しいようだ
トイレをお借りして、大水の様子や古道の現状を手早くお聞きし
平安の人々に見送られて
出発です
 
 
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王子や熊野古道のことは詳しくは和歌山県田辺市www.tb-kumano.jpの熊野古道めぐり地図帳でネ
 
道路を横切り滝尻王子です
 
さすがに誰一人歩く人は見当たりません
御参りする人すらありません
 
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この境内も全て水に浸かったのです
お社、無事でよかったです
ここに今日訪ねてこれた喜びと感謝、そして今後も熊野とともにあることを願います
 
 
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神聖なる霊域熊野への入り口には
近代の皇太子や宮様も訪ねてこられた記念碑がありました
ここを右に取っていよいよ中辺路歩きのスタートです  12:20
 
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これからは山中ですが、いちいち地図を広げないでもこの標識を頼りに進めば問題なさそうです
 
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いきなり急な登りが待ち構えています
 
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なかなか筋肉が解れないまま、胎内くぐり岩に到着
でも、今日はお腹よりもオニューのザックが支えるのでくぐりません
 
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乳岩も見物して行きます
奥州の藤原秀衡が夫人同伴で熊野参りして夫人がここで産気づきこの岩屋で出産して
赤子を残して熊野に向かったが、その子は岩からしたたり落ちる乳を飲み、狼に見守られて無事だったので
奥州へ連れ帰ったそうな、その子が成長して三男、和泉三郎忠衡になったとか???
 
信じますか???
 
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ふう~~しんどやな~と登ってきたら
不寝王子です  12:40
 
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所要時間は地図帳の時間と同じです、なんとかペースを保っているようです
 
登りは石段や木の根道になって続きます
 
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ようやく今日の目的地への案内表示が3.0キロになりました
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木の根道の登りが続きます
 
 
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滝尻王子の辺りで標高100mほどこれから向かう高原は300m余り
ま、200mほどの登りを尾根を越えて3.7キロの道のり、時間にして2時間足らず
この調子なら案外早く宿泊所へ着きますね
 
滝尻王子から500mごとに番号道標も立てられ万が一の通報ポイントもしっかりしてます
 
剣ノ山経塚跡
 
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最初の急な登りは終わったようで平坦な道になりました
今まで何にも無かった道が急に華やいだ
 
 
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展望台への案内みつけました
右下へ行けば古道ですが一旦展望台へ登ってみましょう、左上へと階段を登ります
 
 
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着きました、標高340.7mの飯盛山(めしもりやま)、三角点もあるようですね
 
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眼下に国道沿いの集落が見えています
 
あの左の山並みの向こうにこの台風の土石流の災害で犠牲者が出た伏莬野地区があるのでしょうか
高いところから合掌です
 
 
 
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山頂からピストンせずに下って古道に合流して下ります
 
 
               丸太の少し急な階段を下って行くと石畳の坂道が現れました
 
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右に左にとカーブしながら下ると林道に出合ます
誰にも出会わなかったので大きな声でよいしょ~とおりたら
バイクのお兄さんがいました
<こんにちわ~お疲れ様です!>と挨拶してもらえました
ちょっと嬉しくて<こんにちわ~~>と笑顔で返して道を横断して直ぐまた古道の石段登りです
 
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針地蔵様は地元の方が守ってくださってるのでしょうね手入れがなされていました
 
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まだ登りの道半ばです、また丸木の階段が出てきました
 
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やっと登りついたところにnhkの小さなテレビ塔がありましたよ
 
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ほう~、やっと平道になりました
仲良く夫婦地蔵様の涎掛けは誰が着けたかハート
 
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なんとなしに里の気配がしたらお家が見えてきました
庭先でお仕事中のご主人に<こんにちは~>
ご主人は<もう500mも行けば神社だよ、頑張りよ>と励ましてくれる
 
どうやら上がってきたようです、辿り着いたところは高原の郷 13:45
 
 
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ほ~~~~見晴らしも良くなりました
こんな高台に集落があるのですね~~
 
今日は、この先の高原熊野神社にお参りしてもうお宿へですから早過ぎです
 
 
お昼も食べずに給水だけで到着ですからお腹がペコペコになりました
神社でゆっくり休憩しましょう
 
 
                                          続くdddddbbbbbb
 
 
 

熊野古道(街道)伊勢路 <多気町~田丸城址>

2011-10-15 16:27:05 | 熊野古道・古座街道歩き
2011.10.12(水) 続き
 
永昌寺の山門前で三人目の語り部さんに交代して
今日のゴール地、田丸城址を目指します 14:25
 
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人家の庭先に真赤に熟した柘榴がひとつ
パックリと開いた口に赤いルビーがこぼれそう
 
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多気町より玉城町へと入り
外城田川、西外城田、東外城田と地名が続きお城があったことを匂わせます
 
 
今までの山並みももう低くなり平野になってきました
民家の間を縫って歩きます
 
巡礼導観音の石柱碑だけが残り今はもう集落の拠り所
道を挟んだ向かいには石佛庵があります、金毘羅さんも祀られて
地元の人は親しみを込めて「金毘羅さん」と呼ぶ
たくさんのお地蔵様に旅の無事を祈願
 
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集落を過ぎてなだらかな坂道を登って行くと左手には見事な柿畑が広がります
 
低く剪定された木の幹は太く古木の感すらあります
枝先にはたわわに実った次郎柿でしょうか
 
年に数回、柿の木に苔が生えるので高速洗浄器で落としているそうです
昔は手作業で削っていたそうです
 
 
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ゆるやかに下り始めると道端に国宝・・・と書かれたお地蔵様が
 
土に埋もれしまった為に農民の夢枕に立ち助け出されたという民話が残され
接待地蔵として近くのお寺に祀られて暫くは国宝扱いを受けたが保存状態が悪く
国宝ではなくなったとか
 
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田園地帯が広がり始めると前方に玉城町の街並みが見えてきます
 
今では石垣だけになった田丸城址も見えてきました
 
 
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JR参宮線の踏切を越えて
玉城町の街にやって来ました
城下町だけあって道がコの字の如く突き当たっては右へ左へとなり縦横に交差しません
 
 
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新宮からここまでやっと辿り着きました
しかしまだ伊勢までもう少し
 
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街角にある道標はレプリカで本物は田丸城の敷地内に建てられた玉城中学校の校庭にあります
 
 
ここで大阪、玉造神社を起点とする伊勢本街道と初めて合流します
 
一昨年歩いてきました
 
懐かしく思い出しました
 
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外城田川の流れを引き込んだ外堀を渡り田丸城へと登ります
 
 
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右手には村山龍平記念館
朝日新聞の創始者ですね
旧田丸氏族だったんですね
 
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城跡は公園になっており散策路もあります
 
参宮線を走っていたのでしょうか
Cですから客車用の機関車でしたか?
 
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舗装された坂道を上がると
現存する唯一の建物
富士見門(長屋門)
 
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野面積みの石垣が残る城跡を訪ねて見ることにしましょう
 
バスが駐車場に待機してくれてますので空身です
 
 
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やってきました 16:55
天守閣跡、すっかり陽が傾きました
 
 
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南北朝動乱の時、後醍醐天皇を吉野に迎えに伊勢に下った北畠親房が玉丸山に城を築き
南朝方の拠点としたことが始まりとされてましたっけ?
 
後に織田信長の次男信雄が城主となるも金奉行の放火により焼失
 
この時代に今の大河ドラマのヒロイン「江姫」もいとこに当たる信雄を伊勢参宮のおりに
訪ねたのであろうということです
 
 
以降、蒲生氏郷、藤堂氏、
そして紀州家臣の久野氏と主が変わり
明治2年廃城となり取り払われてしまいました
 
その後昭和3年に御料林(国有林)となっていたのを
城地の払い下げに際して、村山龍平氏が購入し公園として地域に提供されたとのことでした
 
城跡からの玉城中学校と町並み
 
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先程の道標の本物
中学校の校庭にありました
 
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石垣だけが残る本丸跡に季節を違えたか枝垂桜が咲いてました
 
 
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静かに陽が沈んで行きます
 
 
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                           茜色のひととき
 
 
 
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いつまでも佇んでいたいけれど
 
 
 
帰りなんいざウサギ小屋へ
 
17:20  大阪へ向けてバスは帰ります
 
伊勢自動車道、名阪、西名阪、阪神と眠りこけて帰りました
 
大阪梅田着20:00
ウサギ小屋着21:00
 
ふう~~ お疲れ様でした~
休憩が多くて15キロしか歩いてないんですね~
 
 
 
来月でやっと
熊野古道・伊勢路も伊勢神宮にゴール
 
                                    頑張ろう