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あっちこっち歩いて楽しむおタケさん

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山に登ったかと思えばメタボな食事、お花、キノコ、いろいろ~

変わらぬ熊野那智大社よ・・・

2011-11-11 00:15:56 | 熊野古道・古座街道歩き
2011.11.04(金)
 
熊野三山巡りのラストは那智大社
と、その前にやはりここ補陀洛山寺へ御参りしましょう
 
ここは熊野古道の中辺路と大辺路の分岐となるところ隣り合って浜の宮王子もあります
梛の落葉を拾います、一つだけ小枝のを見つけていただきましょう
 
千手観音様、どうぞ、災いがもう二度と起きませんように小さな幸せに感謝できますように
たまにはお金も降ってきますように~~(フキンシンだ~~)
 
 
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死後、仏のもとへというより、極楽浄土へ上陸せんと修行の末に乗って行く補陀洛渡海舟
2、3日分の食料と水を積んで、狭い船室にしっかと蓋をして
云わば、捨身の業
 
でも、途中で小舟の蓋を開けて逃げ帰る人もいたんですね~
 
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これから向かう那智川沿いはニュースで幾度となく流れた場所です
 
車で大社へ向かうことが出来るようになるのは随分先の事と覚悟してましたが
世界遺産の那智大社への道、以外に早く復旧されました
 
しかしながら春に歩いた時の姿は酷く変貌して
那智川の河原は谷から押し流された大岩小岩がとてつもない水の勢いを感じさせます
温泉も消えうせて家屋は水が突き抜けて壁も押し流されて辛うじて残骸と化して建っています
 
流出していた道路が応急補修されてなんとか観光バスも入れるようになったことは救いです
 
惨状を目の当たりに暫し声を失いましたが
懸命に復旧作業されている人々の姿に励まされます
 
マリンさんはこんな中で来春に「「蘇りの熊野詣」」と題して素敵なイベントを企画されています
ワタシには何の力にもなれませんが袖摺りあうも何かのご縁
ほんの僅かなお手伝いとして平安行列で視覚障害の方のサポートをさせて頂こうと考えました
 
その日の為に少しの打ち合わせ
大門坂の行列の休憩場所や昼食場所、ライブ場所の確認です
先ずは大門坂へ
 
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そして大瀧へ
滝壺から大岩がごろごろと転がり水の力の偉大さを改めて知ります
 
 
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滝見台は足元を抉られていましたが辛うじて踏ん張り
名水、瀧の水も無事でした
 
先日張り替えられた滝口の注連縄が見えます
 
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滝壺近くに落ち込む水にかすかに虹が立ち如来様や観音様に菩薩様のお姿を見たように思いました
 
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三筋の滝口からの流れは昔から変わっていません
 
 
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あくまでも静かに見るものの足を止めます
 
 
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もう一度、光背のベールを纏った観音様に手を合わせます
 
 
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暫く去りがたく佇んだあと
滝壺まで見ることの出来る三重塔へと移動
 
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この階段前の広場でもライブの予定
 
桜咲くとき
     那智の復興を祝い
蘇りの那智を
     彩り尽くす一日
 
                         3月25日一日限りの開催です
 
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大雑把に確認をしながら
 
昼食場所へとやってきて時間もちょうどお昼
当日の昼食予定のお店で山菜うどんを頂きました
突合せに出された胡麻豆腐は抜群に美味しかった!!
(ちょっと写真わすれちゃいましたよ)
 
食事が済んだら
やはり、ここ通って那智山へです
高野山町石道から小辺路、小雲取、大雲取と歩いて来た道の終点
 
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表示にある妙法山阿弥陀寺へは道の崩壊が80mほどあって通行できないとのこと
修行の終焉の地、捨身の業として焼身により成仏を果たすといわれている地です
 
 
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巨木のタブの木と大滝
 
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西国三十三番観音霊場一番札所
那智山青岸渡寺
 
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                             熊野那智大社
                            熊野三山の一社
 
 
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この日は有名歌手の復興コンサートが開催されるようで準備が進んでいた
 
大社から眺めた山々はすっかり傷ついていた
暗がりの滝も大きく崩壊し入ることは叶わないようだ
 
 
 
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本来なら色づいて風情のある桜の葉も嵐に葉をもぎ取られ残りは枯葉
 
移動中の車の中から会心の一枚
 
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那智でのイベントの大体の確認を行い工事の邪魔にならないように
市野々王子の無事を確認して那智川に沿って国道42号線へと向かいます
 
 
                              sssss 国道42号線を暫くドライブです sssss
 
 
 

いよいよ熊野三山へ

2011-11-08 21:27:43 | 熊野古道・古座街道歩き
2011.11.04(金)
 
おタケさんの中辺路歩き第一部を終えて
小広で待ち合わせたのは
ふとしたこと(確か、みけさんのブログを通じてかな?)でブログ友になって頂いた
熊野の道案内人マリンさん
 
8:30までに継桜からここ小広まで歩き終えて旧道のトイレの前で待つようにとのこと
 
トイレを済ませこの先へと続く熊瀬川王子への道を確認していると
本宮方向から一台の車が登ってきました
 
一目でマリンさんと判りました
ブログの写真そのものですもの~~
 
「「初めまして、おタケと申します、今日は遠路ありがとうございます」」
と自己紹介をして
さっさと助手席に滑り込みます
恐らくワタシの辞書には遠慮という言葉は載っていないのだと思います
 
串本から、わざわざ今日のワタシの熊野三山巡りの案内に来てくださいました
 
早速、車は国道311号線を熊野本宮大社へと向かいます
国道はこの先は大した被害も無くスムーズに走れます
 
湯の峰温泉街を通って先ずは大斎原に到着
あの明治の大水害でここにあった本宮大社も流されてしまった地
本来の聖地へと足を踏み入れます
今回の豪雨でも水没してしまいました
でもしっかりと木々は踏ん張ってくれていました
 
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幾多の犠牲者の御霊の鎮魂と復興を祈ります
 
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その足で本宮大社へと赴きます
 
鳥居横のお店は土砂に流されてもう跡形なく取り壊されていました
トイレも使用不可です
 
重くなる足でマリンさんと階段を上がり
大社に御参りします
 
高台に遷宮しただけにこちらは何の被害もなかったようです
 
 
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次に向かうのは速玉大社です、車ですから移動は早いのです
それに、マリンさん直前までタクシードライバーでしたから運転はプロ
乗っていてもとても安心です
 
向かう168号線沿いの熊野川
目を覆いたくなるような洪水の爪痕、とてもカメラを出す気になれません
いったいどれだけの土砂と流木を巻き込みながら暴れたのでしょう
ところどころに泥に埋もれたままの車や押し流され倒壊した家の残骸
志古の観光船乗り場や道の駅は陰もなく言葉もありません
 
熊野川の水は緑濁して広い河原の中央に以前とは違う流れを作っています
 
沈痛な面持ちでトンネルを抜けて新宮市へとやってきました
 
速玉大社へ御参りです
やっと青空が広がり少し暑くなってきました
 
 
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新宮の町は辛うじて水害を免れ、速玉大社も駐車場が水浸しになった程度で済んだそうです
 
この先に、神倉神社がありますが「案内して」と言えないワタシの気持ちを察してか
マリンさんが「神倉さんはパスしますか?」と問いかけてくださり
「行ったことないの~~、行きたいです~~」と即答
えへへrrrrrrrrrr
 
ということで神倉神社に到着
下馬ならぬ下車して朱塗りの橋を渡り参内です
 
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聞きしに勝る急な階段が鳥居の向こうに続いています
 
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さすが、案内人、八咫烏マリンさん
とんとんとんと先に行ってしまいます
どこでも登りの苦手なワタシは「「結構きついなぁ~~」」と弱音を吐きながら着いて行きます
 
ひとしきり登ったところで目にした光景
突然、踊りだしたくなり悲鳴に近い嬌声を上げるワタシに
マリンさんは怪訝そうな顔で戸惑っています
 
 
 
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ここでアサマリンドウとアサギマダラにコウヤボウキのコラボレーションに出会うとは
 
もう狂乱のワタシ
 
唖然としているマリンさん
 
地元の方々とワタシが「凄い、凄いですね!!」と話しているのを聞いて
やっと花と蝶をカメラに納めています
 
ま、人間十人十色、興味の度合いはそれぞれですから~~、、
なかなか歩が進みませんがやっと我に帰って
神倉神社に到着
もともとここが熊野速玉大社の元宮とされ、熊野三所大神が降臨した場所とも伝えられています
ご神体は「「ごとびき岩」」とも言われている大岩です
 
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西に少し傾きかけた日と秋の筋雲に映えます
 
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新宮の街並みもくっきりと見えて穏やかに何事もなかったのように
熊野川は対岸の三重県との間を滔々と熊野灘へ注いでいます
 
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この市街地を、もしもあの東北のような震災が襲ったら、、、、
どうぞそのような天変地異の起きる事がなきように、、、、
皆が挙って安心で平和に暮らせますように、、、、、、、、、、、、
その為にワタシ達は如何程の努力をしても厭わないはず、、、、、
 
なんだかんだと考える時間はほんの一時
感動を胸に登ってきた階段を激下ります
 
ここも火祭りがあり男衆が駆け下るそうですが、恐~~い!!
マリンさん、またしてもスタスタスタと下って行きます
まぁ~、四つんばいになって降りずに済みましたが、、
 
 
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先程の朱塗りの橋を戻って少し左に入ったところに
神仏習合の時代には上の神倉神社の境内にあったとされる妙心寺さんがありました
熊野比丘尼たちの総本山であったようで後に公家の子女が入寺され門跡尼寺となったようです
 
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今は訪れる人もなく廃れてひっそりと佇んでいます
 
 
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マリンさんありがとううございます
 
以前から何度もこの地に足を運んでいるのに訪ねることが出来なかった
神倉神社に素晴らしい花園と供に迎えてくださって
 
これも熊野の神の思し召しと感謝いたします
 
 
                              ccccccc 熊野三山巡り残すは那智大社ですね ccccccc

熊野古道・中辺路 (継桜~小広) 一時間の歩き

2011-11-08 12:32:20 | 熊野古道・古座街道歩き
2011.11.04(金)
 
今回の中辺路歩きの三日目の朝です 6:00
泊まったお宿のまん前に広がる山に少しだけ東の方向から霧が流れてゆきます
 
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綺麗な朝焼けに少し今日の天気が気になります
 
 
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両手を合わせて「「なんとか天気にしてくださいね、今日は素敵な方と待ち合わせなんです」」
と、虫のいいお願いをします
 
 
おかみさんが昨日の獅子舞の記事が出てますよと、朝刊を持ってきてくださる
宿の前のベンチに腰掛けて霧の流れる山並みを眺め、朝食の出来るのを待つ
 
今日は、小広王子で 素敵な熊野の案内人と 8:30に待ち合わせ
なので、お宿にはご無理お願いして6:30に朝食です
もう一人の女性(外国の方)は昨日遅く疲れて到着でまだお休み中、今日の出発は遅いようだ
 
朝食が部屋に運ばれてきました
 
こんなに沢山、、、
もったいないですから頑張っていただきま~す
 
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野中の清水で炊いた今年の野中の新米
何にもなくても旨みがあります
 
なんとお茶粥まで!!
おかみさんは、勢いで入ります、と笑って勧めてくださる
 
さすがに一杯だけで残してしまいました
ごめんなさいね~~
 
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しっかりと今日一日分の食事量をたいらげて
そろそろ出発です
お見送りのご主人とおかみさん
お世話になりました
また、是非お訪ねしたいと思います
 
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お礼もそこそこに心うきうきスタート 7:25 になってしまいました
急がなきゃ~~
すると、後ろからおかみさんが<<傘、傘忘れてますよ~~>>と追いかけてきてくださる
あれほど自信たっぷりに<<ヘアピン一つ忘れ物はありません>>と言った矢先のことだ
 
あ~なんか一つ、いつも最後に忘れ物するんだよね、、、、
 
古道へと出て朝の空気を吸いながら気分最高で歩きます
 
安部清明の腰かけ石
 
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廃トンネルはバス停の名前からして高尾隋道
 
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この先ずっと舗装道路のようです
 
道路から少し左に上がった山中に中川王子跡
 
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またトンネルがありますが、ここは通行止めのようです
左に見て右にカーブして進みます
 
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程なく見のがしそうな旧古道400mの案内板
当然、こちらへと行きます
 
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ですが、半分も進まず倒木に阻まれ踵を返して舗装道路に戻ります
 
晴れてほしいなぁ~の願いもむなしく
前方の景色は霧の中
素敵な建物が一軒
 
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案内板が今日(今回)の歩きの終点を示しています
 
 
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小広王子は見落としそうなほど哀れでした
 
 
 
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もう少しで待ち合わせの場所です
出発がおそくなったので急ぎました
7:57 メール着信
あと20分ほどで到着予定との由
 
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先程、霧の中に浮かんでいた建物なんでしょうね
峠の道を右に行くようです
 
 
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峠を少し下って右に古道は山道を下ります
 
 
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昨日の雨はこの辺りはきつかったのか道がぬかるんでいます
下り坂を滑らないように行きます
 

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旧国道に出ました
 
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0.3キロなら15分もあれば往復できます
まだ、時間があるので行ってみようかな、熊瀬川王子
 
 
 
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ダメですね
 
ここから通せんぼ!!
 
 
これからが中辺路のクライマックスなんですけど~~
 
 
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あきらめましょう
 
 


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また再開される日を待って安全に心行くまで楽しんで歩くことにしましょう
 
 
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この先の道が続くことを願って
 
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トイレをお借りして携帯でメールしようとしたら圏外??
上の峠は通じたんですが、、、
 
間もなく、待ち人が到着して今回の中辺路歩き、滝尻~小広までのコースの終了です
 
これより先はドライブにて熊野の案内人に導いて戴きます
 
       
11/2(水) 滝尻~高原・・・1時間30分
 
11/3(木) 高原~継桜・・・5時間
 
11/4(金) 継桜~小広・・・40分
 
 
古道マップには
 
滝尻王子~継桜王子
歩行距離・・・・16.9km
標準歩行時間・・7時間10分(野中一方杉バス停まで)
標準所要時間・・9時間40分
 
とありました
標準所要時間とは多分休憩や御参りの時間が含まれるのでしょう
 
    
第一部、おタケさんの中辺路歩き終了
 
長々の記事にお付き合いくださってありがとうございました
 
ま、よろしかったらこの後の熊野の案内人とともに走りぬけた
熊野三山巡りと古座川の風景もお付き合い下さいね~~
 
                                         <<よろしく>>
 

名付けて~~中辺路懐石

2011-11-08 00:31:06 | 熊野古道・古座街道歩き
2011.11.03(木)
 
見事な野中の獅子舞を見て福餅もゲットしてお宿へと向かいます
 
継桜王子社の階段を降りて秀衡桜へと向かいます
 
大きなザックを背負ってるのはワタシぐらいで後は皆さん地元の方や
里帰りして獅子舞を見にきておられた方ばかりで車で来ておられます
 
少し歩いていると後ろからおじいちゃんに
「奥さん昨日、田辺の駅前で写真撮ってたね~」
と、声をかけられた
どうやら大きなザックに見覚えがあったようだ
「田辺からのバスで途中まで一緒だったろ」と話してこられた
 
そうそう、男性2人連れの方が途中で降りて行かれて車内はおばぁちゃんと二人になったっけ
結局滝尻までワタシ一人になってその先は一人も乗客はなかったんですよ
 
そんな話をしているとご家族が迎えにこられてサヨナラして進む
 
ちょっとお茶でも頂戴したいような立派な檜皮葺の休憩所や昔懐かしい茶屋があります
 
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秀衡桜。。。。。。。。無残です。。。。
 
10/31の夜間から11/1の未明にかけて自然倒壊してしまったようです
5代目は倒れてしまったけれど新しい若木が育っているからと野中の人は明るいです
 
 
藤原秀衡が熊野詣での際に滝尻の岩屋(乳岩)に置き去りにした赤子の事を気にかけて
持っていた桜の杖を刺してこれが芽吹いたら赤子は無事と願をかけ
無事、熊野本宮大社から戻った時新芽が芽吹き乳岩の赤子も大丈夫だったという
春になると見事な桜が咲いていたのに、、、、、淋しい限りです
 
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雨の中辺路は薄暗くなってきました
 
 
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古道から20m程下ると生活道に下りつき直ぐ右手に今日のお宿{民宿 つぎざくら」さんがありました
 
 
嬉しいですね~、古民家です
 
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玄関を開けて「ごめんください~」と声をかけると
おかみさんが「お待ちしてましてよ」とにこやかに迎えて下さる
 
 
 
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継桜から電話したときに荷物だけでもと一度迎えにきていただいたそうだが
わからなくて引き返して待っていて下さったそうだ
 
しとしとながら雨に濡れたのでザックも濡れており畳の部屋に申し訳ないと言うと
直ぐにシートを敷いてくださった
 
何はともあれ汗と雨に濡れた身体なのでお茶よりも何よりもお風呂を先にいただいた
お風呂は全くの家庭用の個浴でしたが清潔で
ふう~~やれやれさっぱりしたぁ~
 
お部屋は掘りごたつのある部屋と寝室と食事の部屋の3つも用意してくださって
え~~一人で3つも~~と驚く
16:00 
夕食には少し早いのでこたつに入り
用意してくださっている熊野古道の雑誌や地図を見て過ごすことにした
 
お茶が運ばれてきて
梅味のワラビ餅きな粉載せと地元産のほうじ茶
ホッと一息です
 
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18:00 うとうととしていると夕食の時間
 
部屋食ですので、おかみさんが運んできてくださいます
料理はご主人さんの真心のこもった懐石です
 
自家製の食前酒の梅酒、おかわりしたくなるほどまろやかでした
 
秋刀魚寿司がおちょぼ口に丁度の大きさ
柿にみたてた鶉は言われなければ判りませんでした
ヘタは昆布でそれらしく
レンコンのかりんとうも変わっていて美味しかった
 
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うわ~い!! 松茸の土瓶蒸し、近郊の山で採れたものですって!!
 
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かしわのタタキ梅肉仕立て
 
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すいとんは、さっき餅撒きで頂いた福餅をひとつ入れてくださいました
 
 
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鮎の甘露煮、、、絶品でした
 
富田川で獲れたもので調理する直前まで泳いでいたそうです
 
白くお化粧しているのはおからです
 
 
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天ぷらはあっさり野菜と小海老を食べやすく楊枝に挟んであります
 
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御飯は十穀米、お味噌汁は麩と若芽、酢の物に香の物
 
 
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    デザート
 
ご主人とおしゃべりしながら食べたのでなんだったか忘れてしまいました
美味しかったことだけは間違いないです
 
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素敵な夕食を一人で味わう、なんと贅沢な夜でしょう
 
暫く、ご主人とお話していると
このお宿はまだ今年2月に始めたばかり
初めて直ぐに東日本大震災、9月には未曾有の台風12号の被害
めっきり予約も減って電話のならない日もあるとかで
ワタシのような客でもありがたいとおっしゃる
 
ご主人の実家で空き家になっていたのを改築されたそうで
アットホームな田舎の家という雰囲気です
 
そして
お料理が凝っていて女性にはとても食べやすい食材と量
なるほど、奈良や大阪、和歌山でホテル直営のお店の料理長をなさっていたからですね
 
歓待していただいてこちらこそ、とても光栄です
 
しばらくお話しておかみさんがお布団を敷いてくださり
食後の時間をまったりと過ごします
 
浴衣でなくパジャマの上下を用意してくださり助かります
 
21:00
明日の朝の食事は6:30にお願いしています
明日は朝1時間ほどの歩きですからお弁当はお願いしませんでした
 
さて、明日の朝食を楽しみに休むことにしましょう
 
 
 
この記事をご覧になって
是非、一度訪ねてみたいと思われる方は
 
民宿 つぎざくら   0739-65-0009
 
 
ただし、一日二組限定のようです
多分、食事もお好みでアレンジしてくださると思います
 
野中の清水から歩いて1分、継桜王子社も野中の一方杉も近くです
お車なら国道311号線から、バス停野中の一方杉から上れると思います
 
その他の詳細は、先ずはお電話してみてね~~~
 
 
 

獅子が舞う中辺路 継桜王子社

2011-11-06 21:35:36 | 熊野古道・古座街道歩き
2011.11.03(木)
 
今回は周辺行事などは全く調べずに中辺路歩きにやってきたので
まさかここでこんな勇壮な獅子舞に遭遇するとは思ってもいませんでした
 
ここ野中には近露王子、近野神社、継桜王子社に
毎年お正月とこの11月3日に奉納される獅子舞が伝えられているのです
 
後から学びましたがこの獅子舞は
南北朝時代に大塔宮護良親王が兵を集めたとき近露の豪士、野長瀬一族が駆けつけ
その士気を鼓舞する為に舞ったのが始まりとされていて
和歌山県の無形文化財に指定されているようです
 
これで、先程の野長瀬一族のお墓のもやもやが少しすっきりしました
 
奇しくも今日この時間に歩き終えてとくと見物出来るとは
まさしく、熊野が呼び寄せてくれたのかもしれません
 
しかも目の前でその勇壮な獅子舞を見るのです
 
雨がきつくなってきましたが傘をさしてデジカメと携帯とスタンバイして待ちます
 
 
さぁ~階段を駆け上ってきて奉納獅子舞の儀式が執り行われます
 
 
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獅子頭もしっかりと御祓いを受けてます
 
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太鼓が雨に濡れても構わないで玉櫛奉奠
 
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無事に奉納の儀式も執り行われ
いよいよ、地区の人々の前で獅子舞が始まります
ここの子供たちはもう慣れっこになったのか恐がったり逃げ惑ったりしません
 
 
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リフティング~~
 
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次は剣の舞でござい
 
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演舞の途中で黒子さんが何度も入れ替わります
絶妙のタイミングで出たり入ったりしながら演じてゆかれます
 
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何度もリフティングも披露
 
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近くで虜になって見ているワタシの顔を尻尾がピシピシと撫でて行きます
 
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あらら、可愛いお嬢さん、恐いのではなくて面白がってるんです
 
 
 
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ほら~かぶられるよ~~
 
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見事演じて獅子がもぬけの殻になりました
 
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この後は福のお裾分け~
餅撒きです
皆さんスーパーバックをぶら下げて準備です
 
キャベツなんか要らないよ~
後ろまで撒いてね~~~
 
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あんなに沢山飛んできたのにたった2個だけしか拾えませんでした
 
 
いえたった2個ではなく2個も拾いました
 
きっといいことありますよ~~~