くりまんじゅうの日記

世間より少し いやだいぶん遅れている
老シーラカンスです。

映画 太陽がいっぱい。

2023-06-08 | 映画・TV

録りだめの映画を消していると 今年1月に録画した『太陽がいっぱい』
があり もう何度も観ていますが 座って最後まで観ました。

日本公開が1960年ですから もう63年も昔になります。撮影時25才の
アラン・ドロンは これ1本で 世界中の女性を虜にしました。

 

貧しい青年トム・リプリーは 恋人と地中海でバカンスをすごすドラ息子の
フィリップを 連れ帰ったら 大富豪の父親から5,000㌦ をもらえる条件で
イタリアに行き 連れて帰るべく行動をともにします。

フィリップの恋人も連れ3人で ドラ息子のクルーザーでセーリング中も
彼女の前で フィリップはしつこくトムをさげすみ 屈辱と憎悪・嫉妬から
ついにトムはフィリップを・・・

ドラ息子のフィリップ役はモーリス・ロネで ルネ・クレマン監督はこの
作品の3年前にも『死刑台のエレベーター』で彼を使い 監督お気に入りの
俳優です。

ですが私はどうしても モーリス・ロネと聞くと 死刑台の・・ のほうが
強く印象に残ります。

モーリス・ロネは1983年に 55才で亡くなりました。
                       AMAZON  VIDEO様から拝借
 

フィリップの恋人役マリー・ラフォレは当時20才  セーラーカラーの服が
焼けた肌に似合っています。 彼女は2019年に 80才で亡くなりました。
                            
 

上昇志向の強い貧しい青年が 完全犯罪を狙い 思惑通りほぼ成功した
かに見えましたが最後には・・・というミステリーで

今とは大きく違うでしょう 60年前のレトロな船着き場も見られますし
ニーノ・ロータの 哀愁を帯びたメロディーもヒットしました。

 
何回観てもこの作品は ラストシーンが印象に残ります。

全てがうまくいき 金も友の恋人も手に入れたトムが 海辺の喫茶店で
「太陽がいっぱいだ」と満足の表情でつぶやく あのラストシーンです。

 

2000年日本公開の 主演マット・ディモンの『リプリー』がリメイク版と
聞いていますが まだ観てないです。

 

2018年 当時83才の彼にNHKがインタビューした
『アラン・ドロン  ラストメッセージ』を観ました。この番組からのちの
情報はわかりませんでしたが 昨年 驚きの声明を出していました。

世紀の美男子アラン・ドロンは 療養しているスイスで  人生を終える  
計画をしており すでに弁護士と 財産分与の話をしているそうです。

 

名作『太陽がいっぱい』は63年経ったいま もう少し映像が鮮明に
ならんかね?  と思う箇所もありますが

ルネ・クレマン監督が最初から そのように撮っているかもです

TV画面から 写真を2枚拝借しました。  

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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (すみれ)
2023-06-08 09:45:21
実は『太陽がいっぱい』を見たことがありません。アラン・ドロンは整った顔をしていて、カッコ良かったですね。心に残っているのは、テーマ曲です。作曲者は、素晴らしい!

午前八時『小さな旅』のテーマ曲
部屋に流れて今日が始まる

40年前から日曜日の朝、流れています。大野雄二作曲です。何回聞いても素晴らしい。この曲を聞くと、故郷、土佐を思い出します。
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アランドロン (ぐり)
2023-06-08 13:27:52
世界中の女性の心を虜にしたのですよね
太陽がいっぱいは見たことがあります
映画で見たのかテレビでやったのを見たのか覚えていませんけど
亡くなった?
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すみれさんへ (くりまんじゅう)
2023-06-08 14:11:03
NHKの『小さな旅』は息の長い番組ですね 私も好きです。
山本哲也アナは若いころ NHK高知局にも在籍した時代がありました。
大野雄二さんのテーマ曲がいいですよね 出だしが素朴な笛の音で
郷愁を誘うあの曲から 遠く故郷を思う人はたくさんいるでしょうね。
『太陽がいっぱい』は今までも数回NHK-BSPでやっておりまたあると思います。
返信する
ぐりさんへ (くりまんじゅう)
2023-06-08 14:22:00
『太陽がいっぱい』の日本公開が1960年で 当時私は小学生でしたから
ぐりさんはもっと小さかったと思います。こちら田舎では街へ映画を観に行く
といえば東映か大映でしたから 劇場で洋画を観たことがなかったです。
この作品はほとんどの人がTVなどで観たと思います。安楽死が認められる
スイスでアラン・ドロンは天に昇ることになりそうです。
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((*´▽`人´▽`*))こんちわー (キミコ)
2023-06-08 16:15:11
こちら降りそうな振りをしているのに降ってません

この映画3本100円の映画館で何度観た事か!
京都八坂神社の向かいの「祇園会館」は私たちのたまり場でした^^

何度観てもラストがどきどきでしたね
テレビでも観たし ひょっとして大多数の日本人が観た映画かもですね

アランドロンは日本では特に有名だったとか・・・
日本人好みの顔だったのでしょうか(σ・з・。`)
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キミコさんへ (くりまんじゅう)
2023-06-08 18:21:00
キミコさんが言われるように アラン・ドロンは日本のマダムに絶大な
人気がありました。日本からのツアーで メインはアラン・ドロンと食事する
というツアーがあったようで 参加したマダムがこの日コメくれています。
当時はバブル真っ盛りの頃でしょうかね。 
https://blog.goo.ne.jp/gongonmasako/d/20190820 
blogネタがないからですが 同じような記事を繰り返し載せて恥ずかしい
返信する
Unknown (雄太郎)
2023-06-08 21:19:19
懐かしい映画「太陽がいっぱい」
これがヒットした後東京でフランス映画祭があって観にゆき、マリー・ラフォレも壇上にいたように思います。アラン・ドロンが安楽死を望んでるなんてニュースです。
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雄太郎さまへ (くりまんじゅう)
2023-06-08 22:02:01
『太陽がいっぱい』が公開されてもう63年。この1本で大スターになったアラン・ドロン。
その彼が今や88才になり 近い将来安楽死を望んでいるとは・・。

人より美しく生まれたら 老いていく姿をさらしたくないでしょうかね
東亜日報の写真が昨年のものとしたら上品な歳の取り方をしているし
まだまだ死を選択しなくてもいいのに と素人は思います。

この作品がヒットした後 マリー・ラフォレが来日しましたか。この作品の
彼女はかわいくてエレガントです。その彼女が3年前亡くなった年齢が80才
と聞くと ああ この作品が公開されて 半世紀以上が経ったとしみじみします。
最近のものはついて行けず 良さも理解できない頭に私はなりました。

雄太郎さまが載せておられた『生きる LIVING』は3年ぶりに劇場へ行き観ました。
♬命みじかし 恋せよおとめ~♬ がやはり良かったです。 
返信する
なつかしい (杏子)
2023-06-09 20:39:40
太陽がいっぱい録画テープがあります。あのなんとも哀愁のこもったメロディがいいですね。

くりまんじゅうさんの見事な解説でいろいろなシーンを思いだしました。
最後のシーン、キリキリとひきあげられるロープの先に・・・

私の叔母がアランドロンの大ファンで、「アランドロンが大牟田に来たら、ぜひ見に行くわ」といい、そのころ私は50才だいでしたが、冗談か本気か
思わぬ言葉に爆笑したものです。
それからしばらくして叔母は亡くなりましたが、
叶わぬ願いでした。

今夜は、テレビのアランドロンに会いにゆこう。
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杏子さんへ (くりまんじゅう)
2023-06-09 21:21:25
『太陽がいっぱい』のテープをお持ちならぜひ観てください。
そうでしたね最後にマルジュが キャ~!と叫びました。
そんなことも知らずトムは すべてがうまくいき
幸福に酔いしれていたラストシーンが印象的でした。

映画『道』のテーマ曲も ゴッドファーザーの『愛のテーマ』もニーノ・ロータの曲で
どれも哀愁を帯びたメロディーがヒットしました。
アラン・ドロンは大牟田に来ませんでしたか残念。
人気絶頂のアラン・ドロンは ダーバンのCMにも出ましたね。
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